【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

旧統一教会への質問権行使を明言、解散そのものは言及せず 岸田首相が半年以上ぶりの衆議院予算委員会にのぞむ

2022年10月17日 10時53分48秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]立憲民主党国会対策委員会が企画・開催する「統一教会ヒアリング」、先月2022年9月、国会内で宮崎信行撮影。

 岸田文雄首相は、旧統一教会に対して、解散を念頭にした報告聴取・質問権を行使するよう、永岡桂子・文部科学大臣に命令したことを明らかにしました。

 岸田文雄首相は、統一教会に対する「質問権の行使での事実把握実態解明、被害者の救済に向けた総合的な相談体制の充実強化、同様の被害を生じさせないための消費者契約などの法整備」をする必要があると認識していると述べました。宮崎政久衆院議員への答弁。宮崎議員は「解散命令の材料を集めるためにも必要だ」と付け加えました。

 きょう令和4年2022年衆議院予算委員会で半年ぶりに基本的質疑が全閣僚出席の総括質疑として行われています。


[写真]永岡桂子文部科学相、きょねん2021年9月、宮崎信行撮影。

[写真]立憲民主党国会対策委員会が企画・開催する「統一教会ヒアリング」、先月2022年9月、国会内で宮崎信行撮影。

 岸田首相は宗教法人法第81条の解散命令そのものについての言及はしませんでした。

 宗教法人法はその第81条で解散命令を文化庁が裁判所に提起できるとしており、その前提として、質問権も法制化されています。

 きょうの衆議院予算委員会は、6月1日以来半年以上ぶりという、極めて異例の審議となりました。この間、7月8日に故安倍晋三元首相が暗殺されたことから、政治が大きく動く局面となっています。

このエントリーの本文記事は以上です。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。 
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
Ⓒ2022年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿