「自・国国対委員長会談」を古川元久元大臣４期後輩の玉木雄一郎代表を鞍馬天狗のごとく疾走「安住淳予算委員長」誕生

［写真］玉木雄一郎代表（現・連続６期）の先輩で閣僚を１年以上経験している古川元久さん（現・連続１０期）、３年前の２０２１年の「第１回の国民民主党の定期党大会」で、宮崎信行撮影。

　安住淳・予算委員長が誕生。国民民主党は玉木雄一郎代表が不倫で足止めされるなか、４期先輩で閣僚経験がある古川元久さんが鞍馬天狗のように代表を守るべく国会内を疾走しています。

【自・国国対委員長会談　きょう令和６年２０２４年１１月１３日（水）】
　ハング・パーラメントとなり様々な協議体ができるなか、古川元久さんが「自・国２党国対委員長会談」にのぞみ政治改革の与野党協議体の設置を求めました。古川さんは国対委員長、税調会長、政治改革本部長の３つを兼ねています。同党の衆２８人は、連続１０期の古川さん、連続６期の玉木代表、４期の鈴木義弘さんの順になります。榛葉賀津也幹事長よりかなり背が低い古川さんですが、玉木さんの後を襲うつもりは毛頭なく、玉木代表を助けるために鞍馬天狗のごとく動き回っているようです。

　あすの国会閉会後の税調会長協議は、公国、自国の順で行うことになりました。


［写真］旧国民民主党が２０１９年３月１４日に開いた党本部主催政治資金パーティー＝宮崎信行撮影＝では玉木代表をたてた連合・神津里季生会長や、古川元久・実行委員長が２０００名の盛会に成功。岡本財務事務次官も顔を見せました。この後、玉木さんによる旧党の財産分与持参金が多かったため現党は「玉木個人商店」を呼ばれるようになった。

　なお、国民民主党の参議院会派の定例記者会見で榛葉幹事長は倫理委員会の開催を語りました。

　きのうの記事の補足ですが、立憲NCは「附帯決議案担当」を衆は中島克仁さん、参は徳永エリさんにしました。おとといの事項ですが、参議院・本会議は小西洋之・国土交通委員長などを選出しました。政倫審は引き続き野村哲郎会長。参院会派では青木愛さんが立憲・社民の会長代行となりました。

【衆議院本会議　同日】
　「すでに選任された議院運営委員を除く、その他の常任委員の選任を行います」とし衆・規則３７条により、会派の申し出通りに決定しました。委員長選挙では、法務が西村ちなみさん、環境が近藤昭一さん、安全保障で遠藤敬さん、国家基本政策に泉健太さん、予算に安住淳さんらを選出しました。


［画像］安住淳・衆議院予算委員長、きょうの中継からスクリーンショット。

　特別委員会の設置で委員４０名からなる「東日本大震災復興・防災・災害対策特別委員会」が賛成多数で設置されました。防災庁設置担当室がすでに設置されたためか名称に「防災」が初めて入りました。

　監視審査会委員には岡田克也元外相と２期の本庄知史元外相秘書官らが賛成多数で選ばれました。

　土屋品子さん、江渡聡徳さんの永年在職表彰があり、土屋さんは「初めての小選挙区となった選挙から一度だけ苦杯をなめた」と謝辞を述べました。

【衆・憲法審査会】
　枝野幸男会長が選ばれました。山花郁夫さんが国政復帰して会員になりました。

【衆・政治改革特別委員会】
　互選で渡部周特別委員長が就任。理事は８名で、自民が３、立憲から落合貴之さん、後藤祐一さん、桜井周さん、維新の池下卓さん、国民の長友慎治さんを指名しました。

【参議院】
　きょうはありません。

【臨時閣議】
　副大臣・政務官人事を行い、生稲晃子外務政務官らが誕生しました。当初予算案の閣議決定１ヶ月前となり議院会館などの要望周りがコロナ禍前のように増えていますが、きょうは「地方六団体」の一つ「全国町村議長会」の大会がNHKホールで開かれ、石破茂首相もかけつけました。

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