酷暑の中、力及ばず途中棄権を強いられた選手たちをなんとかお世話することができ、心地良い疲労感に包まれています。
スタート時の気温が27℃、湿度が70%という今年も過酷な条件の中で「2008北海道マラソン」が行われました。
私は救護ボランティアの任務に就くため、午前9時真駒内オープンスタジアムに向かいました。
午前10時前に会場に着くと、多くの選手たちがすでに思い思いに準備をしていました。
30分ほどの最終打ち合わせを終え、午前11時に私の担当の20号車のバスに乗り、待機場所の中間点付近に向かいました。
バスの乗員は、看護師1名、救護ボランティア2名、運転手、ガイドの計5名です。
※ 赤い帽子とTシャツで溢れた救護スタッフの最終打ち合わせです。
午後0時10分、TV放送は大会のスタートを告げました。バスに備え付けのTVで放送を見ながら選手の通過を待ちました。
スタートしてから1時間が過ぎ、トップグループが見えてきました。
なんとトップは日本選手です。放送の中で途中トップに立ったと知っていましたが、私の前もトップで通過していきました。
しばらくして女子のトップも通過しました。こちらも新谷、佐伯という若い日本人選手です。
※ 男子のトップ高見沢選手をカメラに収めることができました!
※ 女子の先頭集団です。一際小さな選手が優勝した佐柏選手です。
その後も次々と選手は通過しますが、一人、二人とポツンポツンという感じで通過していきます。そうしたエリート選手が通過して1時間も経ったころからでしょうか、急に集団でランナーが押し寄せてくるようになりました。
給水所のスタッフはてんやわんやの対応です。路上は飲み捨てられた紙コップが散乱して、その上を選手が通過していきます。
やがて制限時間を知らせる後続車が走り、いよいよ私たちの出番です。
私たちの収容バスは20号車ですから、すでに私たちのところまで来る前に収容された選手もかなりの数に上っていることになります。
私たちのバスもコース途中で立ち尽くしている選手を一人二人と拾っていきます。
どの選手の顔にも完走できなかった無念さが滲んでいます。
25キロ付近だったでしょうか。集団で棄権した選手がバスを待っていて、たちまち私たちのバスは満員になってしまいました。
バスに収容した選手に、タオルを配り、飲み物を渡します。
寒気を訴えた選手が2~3人いたので、その方たちにはタオルケットを渡します。
しかし、心配されたような症状を呈する選手はなく、思っていたほど大変な仕事ではなく、同乗した5人のチームワークも良かったため、楽しく任務を果たすことができたマラソンボランティアでした。
ただ、無念の棄権をした選手たちをカメラに収めるのは忍びなく、その様子をアップすることはあきらめました。
※ フィニッシュ地点に設けられた手動のシャワー?
(余話)
今日のブログの作成には、思いのほか時間がかかり、投稿が9時を過ぎてしまいました。
濃密な体験をした数時間を、短くまとめることの難しさを感じています。
北海道マラソンの様子や結果を伝える北海道新聞のウェブ上の記事です。⇒
スタート時の気温が27℃、湿度が70%という今年も過酷な条件の中で「2008北海道マラソン」が行われました。
私は救護ボランティアの任務に就くため、午前9時真駒内オープンスタジアムに向かいました。
午前10時前に会場に着くと、多くの選手たちがすでに思い思いに準備をしていました。
30分ほどの最終打ち合わせを終え、午前11時に私の担当の20号車のバスに乗り、待機場所の中間点付近に向かいました。
バスの乗員は、看護師1名、救護ボランティア2名、運転手、ガイドの計5名です。
※ 赤い帽子とTシャツで溢れた救護スタッフの最終打ち合わせです。
午後0時10分、TV放送は大会のスタートを告げました。バスに備え付けのTVで放送を見ながら選手の通過を待ちました。
スタートしてから1時間が過ぎ、トップグループが見えてきました。
なんとトップは日本選手です。放送の中で途中トップに立ったと知っていましたが、私の前もトップで通過していきました。
しばらくして女子のトップも通過しました。こちらも新谷、佐伯という若い日本人選手です。
※ 男子のトップ高見沢選手をカメラに収めることができました!
※ 女子の先頭集団です。一際小さな選手が優勝した佐柏選手です。
その後も次々と選手は通過しますが、一人、二人とポツンポツンという感じで通過していきます。そうしたエリート選手が通過して1時間も経ったころからでしょうか、急に集団でランナーが押し寄せてくるようになりました。
給水所のスタッフはてんやわんやの対応です。路上は飲み捨てられた紙コップが散乱して、その上を選手が通過していきます。
やがて制限時間を知らせる後続車が走り、いよいよ私たちの出番です。
私たちの収容バスは20号車ですから、すでに私たちのところまで来る前に収容された選手もかなりの数に上っていることになります。
私たちのバスもコース途中で立ち尽くしている選手を一人二人と拾っていきます。
どの選手の顔にも完走できなかった無念さが滲んでいます。
25キロ付近だったでしょうか。集団で棄権した選手がバスを待っていて、たちまち私たちのバスは満員になってしまいました。
バスに収容した選手に、タオルを配り、飲み物を渡します。
寒気を訴えた選手が2~3人いたので、その方たちにはタオルケットを渡します。
しかし、心配されたような症状を呈する選手はなく、思っていたほど大変な仕事ではなく、同乗した5人のチームワークも良かったため、楽しく任務を果たすことができたマラソンボランティアでした。
ただ、無念の棄権をした選手たちをカメラに収めるのは忍びなく、その様子をアップすることはあきらめました。
※ フィニッシュ地点に設けられた手動のシャワー?
(余話)
今日のブログの作成には、思いのほか時間がかかり、投稿が9時を過ぎてしまいました。
濃密な体験をした数時間を、短くまとめることの難しさを感じています。
北海道マラソンの様子や結果を伝える北海道新聞のウェブ上の記事です。⇒