試合終了のホイッスルは両者を残酷に切り裂いた…。
勝者は歓喜に両手を突き上げて仰向けに倒れた。
敗者はガックリと肩を落とし俯きながらひざまづいた。
緑のカーペットはあまりにも対照的な両者の姿を鮮やかに映し出していた。
12月6日、札幌ドームはJI最終節コンサドーレ札幌 VS 鹿島アントラーズ戦に26,000人余の観衆を飲み込んだ。
鹿島のサポーターも浦和同様8,000人を超えるサポーターで真っ赤に埋まり、大声援で鹿島イレブンを後押しする。J2降格が決定している札幌サポーターは心なしか元気がないが、それでも懸命に声を出している。

※ J1最後の戦いに声援を送るコンサドーレサポーター
試合はコンサの明日を担う西が、藤田が、上里が、そして今シーズンかぎりでコンサを去る西谷が、池内が、西澤が、懸命に鹿島のゴールをこじ開けようとするが、固く閉ざされた鹿島のゴールはびくともしない。
反対に前半35分、鹿島野沢の鮮やかなミドルシュートが札幌のゴールに突き刺さった。
興味の帰趨はこれで決まってしまった。
札幌がこれ以降2点以上得点しないかぎり、鹿島の今シーズン優勝が決まってしまう野沢の一発だったのだ。残念ながら今の札幌に鹿島相手に2点以上取ることは相当難しい課題である。
試合はそのとおり、鹿島は無理することなく1点のリードを守りきり、手堅く勝ち点3を積み上げ、見事にJ12連覇を果たした。

※ J1優勝に歓喜するアントラーズサポーター
試合終了のホイッスルは札幌ドームの緑の芝を戦いの場から、勝者を讃えるステージへと切り替わった。
勝者鹿島アントラーズのイレブンは緑のカーペット上に喜びを身体一杯に表し、駆けめぐっている。
それを見つめながらアントラーズサポーターは大歓声とともにいつ果てるともなく歓喜の歌を謳い、そして舞っている。
茫然とそれを眺めるコンササポーターたち・・・。

※ チャンピオンズボードの前ではしゃぐ鹿島イレブンです。
一連のセレモニーが終わったころ、ドーム内が感動に包まれた。
それは、それまで歓喜の歌を歌い続けていたアントラーズサポーターが突然「コンサドーレ!コンサドーレ!」の大声援を送ったからである。
その声を聞いた時、私は胸が熱くなってくるのを覚えた。戦いを終えた後は、互いに戦った相手をリスペクトすることがスポーツの世界の素晴らしさだと私は思っているからだ。
アントラーズサポーターはそのことを体現してくれたのだ。
コンサドーレサポーターも遅らばせながらも「アントラーズ!アントラーズ!」と返礼することができた。
今回、図らずも札幌ドームの緑のカーペットは、鹿島アントラーズのために用意された祝福のカーペットとなったが、来シーズンはぜひともコンサドーレ札幌イレブンの歓喜のカーペットとなってほしいと願うのだった…。

※ 優勝セレモニーが終わった後、コンサイレブンが勢揃いし、
’08シーズン終了の挨拶をしました。
勝者は歓喜に両手を突き上げて仰向けに倒れた。
敗者はガックリと肩を落とし俯きながらひざまづいた。
緑のカーペットはあまりにも対照的な両者の姿を鮮やかに映し出していた。
12月6日、札幌ドームはJI最終節コンサドーレ札幌 VS 鹿島アントラーズ戦に26,000人余の観衆を飲み込んだ。
鹿島のサポーターも浦和同様8,000人を超えるサポーターで真っ赤に埋まり、大声援で鹿島イレブンを後押しする。J2降格が決定している札幌サポーターは心なしか元気がないが、それでも懸命に声を出している。

※ J1最後の戦いに声援を送るコンサドーレサポーター
試合はコンサの明日を担う西が、藤田が、上里が、そして今シーズンかぎりでコンサを去る西谷が、池内が、西澤が、懸命に鹿島のゴールをこじ開けようとするが、固く閉ざされた鹿島のゴールはびくともしない。
反対に前半35分、鹿島野沢の鮮やかなミドルシュートが札幌のゴールに突き刺さった。
興味の帰趨はこれで決まってしまった。
札幌がこれ以降2点以上得点しないかぎり、鹿島の今シーズン優勝が決まってしまう野沢の一発だったのだ。残念ながら今の札幌に鹿島相手に2点以上取ることは相当難しい課題である。
試合はそのとおり、鹿島は無理することなく1点のリードを守りきり、手堅く勝ち点3を積み上げ、見事にJ12連覇を果たした。

※ J1優勝に歓喜するアントラーズサポーター
試合終了のホイッスルは札幌ドームの緑の芝を戦いの場から、勝者を讃えるステージへと切り替わった。
勝者鹿島アントラーズのイレブンは緑のカーペット上に喜びを身体一杯に表し、駆けめぐっている。
それを見つめながらアントラーズサポーターは大歓声とともにいつ果てるともなく歓喜の歌を謳い、そして舞っている。
茫然とそれを眺めるコンササポーターたち・・・。

※ チャンピオンズボードの前ではしゃぐ鹿島イレブンです。
一連のセレモニーが終わったころ、ドーム内が感動に包まれた。
それは、それまで歓喜の歌を歌い続けていたアントラーズサポーターが突然「コンサドーレ!コンサドーレ!」の大声援を送ったからである。
その声を聞いた時、私は胸が熱くなってくるのを覚えた。戦いを終えた後は、互いに戦った相手をリスペクトすることがスポーツの世界の素晴らしさだと私は思っているからだ。
アントラーズサポーターはそのことを体現してくれたのだ。
コンサドーレサポーターも遅らばせながらも「アントラーズ!アントラーズ!」と返礼することができた。
今回、図らずも札幌ドームの緑のカーペットは、鹿島アントラーズのために用意された祝福のカーペットとなったが、来シーズンはぜひともコンサドーレ札幌イレブンの歓喜のカーペットとなってほしいと願うのだった…。

※ 優勝セレモニーが終わった後、コンサイレブンが勢揃いし、
’08シーズン終了の挨拶をしました。