時には固い話題を書いてみようと思います。(えっ?いつも固い話題だって?そうかなぁ?)「北海道教育の日」というのが制定されていることをご存知でしたか?11月1日がその日だったのです。タイトルは固いですが、内容は携帯電話のことですのでお付き合いください。
「北海道教育の日」とは、すべての道民が、教育についての理解と関心を高め、家庭・学校・地域がそれぞれの役割を担い、「北海道の子どもたちは、道民の手で育んでいく」という思いをもって、語り合い、行動する契機となる日を願って4年前に制定されました。
私が所属する某団体は「北海道教育の日」を推進する主団体の一員として参加しているため、私も今年初めて参加することになりました。
今年の記念イベントは、「ケータイトラブルから身を守る」というテーマでシンポジウムが行われました。
登壇者は、学校教育の生徒指導の代表の方、ドコモケータイ安全教室のインストラクターの方、道警の生活安全部少年課の警部の方の三名でした。
三者からは子どもたちのケータイの使用の実態、そしてトラブルの状況、そのための対策などが話されました。
まず学校関係者から子どもたちのケータイの所有状況が報告されました。それによると、直近の調査で小学生は20%以上、中学生で50%、高校生になると95%が所有しているということでした。
そのことに対して、親と子がケータイの使い方について約束事などを話し合っている例が非常に少ないとの報告もなされました。
また、警察の少年課の警部からは、子どもたちがケータイトラブルに巻き込まれた例が報告されました。好奇心から問題サイトに繋がり数万円を請求された例とか、ケータイ上だけの繋がりでメールをやりとりし性犯罪に巻き込まれた例など、憂慮すべき事案がかなりの数あるということだった。
そして、ドコモの関係者からは子どもがケータイトラブルに巻き込まれない最初の防御網はフィルタリングサービスを利用することとのことでしたが、これだけでは万全ではなくトラブルが発生した場合にすぐに相談できる体制を整備しておくことが大切との指摘がありました。
※ シンポジウムに登壇した三名のパネリストの皆さんです。
しかし、何より大切なのは家庭の親子間において子どものケータイの使用状況が明らかになっていることが肝要なことです。ところが今、ケータイの問題だけではなく家庭における教育機能がどんどん低下している実態があるとのことです。いわゆる子どもの教育、躾に関して親の意識不足、無関心層の増加傾向です。この点が学校関係者にとっては頭の痛い問題とのことでした。
親が親の体をなしていない、とは以前から言われていたことですが、由々しき問題です。
この問題は一朝一夕に解決できる問題ではありませんが、今回の「北海道教育の日」の設立趣旨にあるような思いを行動に移し、粘り強く継続していくことが大切なのではと思いました。
そうすることによって人々の意識の変革を期待するという息の長い活動が必要なのでは、と感じた11月1日の「北海道教育の日」でした。
「北海道教育の日」とは、すべての道民が、教育についての理解と関心を高め、家庭・学校・地域がそれぞれの役割を担い、「北海道の子どもたちは、道民の手で育んでいく」という思いをもって、語り合い、行動する契機となる日を願って4年前に制定されました。
私が所属する某団体は「北海道教育の日」を推進する主団体の一員として参加しているため、私も今年初めて参加することになりました。
今年の記念イベントは、「ケータイトラブルから身を守る」というテーマでシンポジウムが行われました。
登壇者は、学校教育の生徒指導の代表の方、ドコモケータイ安全教室のインストラクターの方、道警の生活安全部少年課の警部の方の三名でした。
三者からは子どもたちのケータイの使用の実態、そしてトラブルの状況、そのための対策などが話されました。
まず学校関係者から子どもたちのケータイの所有状況が報告されました。それによると、直近の調査で小学生は20%以上、中学生で50%、高校生になると95%が所有しているということでした。
そのことに対して、親と子がケータイの使い方について約束事などを話し合っている例が非常に少ないとの報告もなされました。
また、警察の少年課の警部からは、子どもたちがケータイトラブルに巻き込まれた例が報告されました。好奇心から問題サイトに繋がり数万円を請求された例とか、ケータイ上だけの繋がりでメールをやりとりし性犯罪に巻き込まれた例など、憂慮すべき事案がかなりの数あるということだった。
そして、ドコモの関係者からは子どもがケータイトラブルに巻き込まれない最初の防御網はフィルタリングサービスを利用することとのことでしたが、これだけでは万全ではなくトラブルが発生した場合にすぐに相談できる体制を整備しておくことが大切との指摘がありました。
※ シンポジウムに登壇した三名のパネリストの皆さんです。
しかし、何より大切なのは家庭の親子間において子どものケータイの使用状況が明らかになっていることが肝要なことです。ところが今、ケータイの問題だけではなく家庭における教育機能がどんどん低下している実態があるとのことです。いわゆる子どもの教育、躾に関して親の意識不足、無関心層の増加傾向です。この点が学校関係者にとっては頭の痛い問題とのことでした。
親が親の体をなしていない、とは以前から言われていたことですが、由々しき問題です。
この問題は一朝一夕に解決できる問題ではありませんが、今回の「北海道教育の日」の設立趣旨にあるような思いを行動に移し、粘り強く継続していくことが大切なのではと思いました。
そうすることによって人々の意識の変革を期待するという息の長い活動が必要なのでは、と感じた11月1日の「北海道教育の日」でした。