TVの民放においては毎日洪水のように流れているコマーシャルだが、日本とアメリカではコマーシャルに対する考え方がずいぶん違っていることを知ることができた講座だった。
武蔵女子短大が主催する「武蔵教養セミナー」は今年3回にわたって開催されたが、第2回目は同じ日に北海道開拓記念館の講座を受講したため、私にとっては今回が2回目の受講である。
今回はタイトルにもあるとおり「TVコマーシャルに見るアメリカ」と題して武蔵短大の村上佳寿子准教授による講座だった。村上淳教授は3年間ユタ大学で学んだ経験があるそうだ。

冒頭、村上氏は今回のアメリカ大統領選のTVコマーシャルについて触れた。今回の大統領選のTVコマーシャルで両陣営が相手候補を非難・中傷するコマーシャルを大量に放映したことはマスコミでも話題になったのでご記憶の方もあると思う。
このように競争相手を批判するようなコマーシャルは大統領選のみならず、アメリカでは普通にみられることらしい。日本においても比較広告は禁じられてはいないようだが、アメリカのような露骨なものは視聴者に歓迎されないため、穏やかな比較広告が見られる程度のようである。
そして村上氏は日本とアメリカのTVコマーシャルのそれぞれの特徴を次のように分析した。
《日本の特徴》 《アメリカの特徴》
1.音楽重視 1.ナレーション重視
2.有名人起用 2.有名人を起用しない
3.イメージ重視 3.事実重視
4.ストーリー性 4.日常生活の断面を写す
5.ユーモア 5.ユーモア
上記の中で、“有名人”の起用に関してはまったく反対の傾向にあることが面白い。アメリカでは有名人がTVコマーシャルに出演することはある種のステイタスを失うことのように考えられているということだ。
そうした中で例外は、公共のコマーシャルには無償で有名人が出演する場合があるらしい。これは社会的に有益なコマーシャルに出演することでその人のステイタスを上げこそすれ、下げたり、失ったりはしないからだろう。
アメリカのTVコマーシャルなどほとんど目にする機会はないが、それぞれの特徴を聞いていると「なるほど」と思わされる。TVコマーシャルひとつ取ってみても、アメリカと日本の文化の違いがあって面白いものだなぁ、と思わせられる。
武蔵女子短大が主催する「武蔵教養セミナー」は今年3回にわたって開催されたが、第2回目は同じ日に北海道開拓記念館の講座を受講したため、私にとっては今回が2回目の受講である。
今回はタイトルにもあるとおり「TVコマーシャルに見るアメリカ」と題して武蔵短大の村上佳寿子准教授による講座だった。村上淳教授は3年間ユタ大学で学んだ経験があるそうだ。

冒頭、村上氏は今回のアメリカ大統領選のTVコマーシャルについて触れた。今回の大統領選のTVコマーシャルで両陣営が相手候補を非難・中傷するコマーシャルを大量に放映したことはマスコミでも話題になったのでご記憶の方もあると思う。
このように競争相手を批判するようなコマーシャルは大統領選のみならず、アメリカでは普通にみられることらしい。日本においても比較広告は禁じられてはいないようだが、アメリカのような露骨なものは視聴者に歓迎されないため、穏やかな比較広告が見られる程度のようである。
そして村上氏は日本とアメリカのTVコマーシャルのそれぞれの特徴を次のように分析した。
《日本の特徴》 《アメリカの特徴》
1.音楽重視 1.ナレーション重視
2.有名人起用 2.有名人を起用しない
3.イメージ重視 3.事実重視
4.ストーリー性 4.日常生活の断面を写す
5.ユーモア 5.ユーモア
上記の中で、“有名人”の起用に関してはまったく反対の傾向にあることが面白い。アメリカでは有名人がTVコマーシャルに出演することはある種のステイタスを失うことのように考えられているということだ。
そうした中で例外は、公共のコマーシャルには無償で有名人が出演する場合があるらしい。これは社会的に有益なコマーシャルに出演することでその人のステイタスを上げこそすれ、下げたり、失ったりはしないからだろう。
アメリカのTVコマーシャルなどほとんど目にする機会はないが、それぞれの特徴を聞いていると「なるほど」と思わされる。TVコマーシャルひとつ取ってみても、アメリカと日本の文化の違いがあって面白いものだなぁ、と思わせられる。