田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

散々だったカーリング初体験

2012-11-28 23:55:49 | スポーツ & スポーツ観戦
 体が折れ曲がらない、氷上でバランスが取れない、思ったところにストーンは届かない…。いや~、一見簡単そうにも思えたカーリングがこれほど大変とは…。散々な初体験だった。 

          

 11月26日(月)午前、札幌市に新しくできた「どうぎんカーリングスタジアム」(豊平区月寒東1の9)で行われている「カーリング無料体験会」にオヤジたち5人で参加した。(オヤジの仲間づくりの会11月例会として実施)

          
          ※ まずはブラシを片手に滑る氷上を恐る恐る歩く練習です。

 指導員が紹介された。シニアの部の世界選手権出場経験があるという我々と同世代の五十嵐さんという女性だった。
準備体操から早速躓いた。片足で立って、片方の足首を体の後方で手で持つのだが、その際に足首が持てない。さらにはバランスが取れないのだ。同世代の五十嵐さんが軽々とやっているのに…。老いと日常の運動不足を痛感させられた。

 左足にスライダーという氷上を滑るための特殊な靴を装着した。(スライダーを付けなくとも十分に滑るのだが、さらに滑りやすくしたもの)
 まずはストーンを持たずにデリバリー(ストーンを投げる一連の動作)の基本フォームを練習した。最初に身体を折り曲げ、ストーンが進む前方を見るのだが、これが思った以上に困難だった。原因はお腹に付いた贅肉だった…。最近太ってきたなぁ、とは思っていたがこれほどとは…。(トホホッ)

          
          ※ 集団でスィーピング(ブラッシング?)の練習です。         

 続いてストーンを投げる動作をしたのだが、氷上を滑りながらバランスを取るのが大変である。バランスが上手く取れないから、真っ直ぐに進まないのだ。
 何度か練習するものの、思うようなコツを呑み込めないまま、講習は次の段階に進んだ。

 講習はインターン、アウトターンというストーンに回転を加えて進行方向を変化させる技術の練習に移った。満足にストーンを投げられないような生煮えの状態で、インターン、アウトターンもないだろうと思うと、急に白けてしまった。
        
 講習はどんどん進む。
 短いコースでミニゲームをした後、次は本格的に40m以上もあるシート(とコースのことを呼ぶ)を使用してのゲームに移った。
 それはあまりにも無謀と思えた。私たちの班は12名ほどいたが誰一人として、ハウス(ストーンを投げ入れる目標の同心円)内にストーンを置くことができないのだ。フォームも定まらない、力加減も分からない、どんな時にスィーピング(氷上を掃く)するかも分からない中でゲームも何もないだろう、と思われたのだが…。

          
          ※ 私たちの隣では現役復帰したオリンピック選手の小笠原(旧姓 小野寺)選手と船山(旧姓 林)選手が練習していた。写真は船山選手の華麗なフォームです。

 しかし…、と思い直した。
 これはあくまで“体験”の場であって、教室ではないのだと…。教室の場は別に設けられている。
 今回の「カーリング無料体験会」はカーリングの難しさと、自らの老いを痛感させられた2時間だった。