田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

近美ミュージアム・コンサート

2012-11-05 22:58:20 | ステージ & エンターテイメント
 う~ん…。いつものことだがクラシックの良さを自分は十分に感得できていないなぁ~。と思いながらも、ピアノ景山裕子さん、ソプラノ早坂佳子さんの落ち着いた大人の演奏に耳を傾けたのだった…。 

          

 道立近代美術館において現在開催されている「藤田嗣治と愛書都市パリ」展の開催を記念してのミュージアム・コンサートが3日(土)同館の1階ホールで行われた。題して『音と絵のあるパリ風景』…。コンサートは午前と午後の部、違った演奏者が演奏したのだが、私が聞いたのは午前の<ピアノと歌の響き>の部だけだった。

          

 コンサートは1時間余りにわたってパリに関わる小作品を8曲ほど演奏してくれた。景山さんのピアノソロ、早坂さんのソプラノ独唱を交互に披露してくれた。
 演奏された曲の中に残念ながら私に耳慣れた曲はほとんどなく、かろうじて最初にピアノソロで演奏したドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」だけが聴いたことのある曲だった。
 そして耳に残った曲としては、早坂さんのソプラノ独唱で聴かせてくれたフォーレの「月の光」が私の中には残った。

          

 景山さんも、早坂さんもプロの演奏家としては年齢的に中堅といったところだろうか?選曲自体が落ち着いた静かな感じのものが多かったが、二人の演奏ぶりも落ち着きと余裕を感じさせてくれる演奏だった。

 クラシックを聴いていて、言葉では表現できないのだが「いいなぁ~」という思いは確かに残るのだが、どうしても「音を味わっている」という感じにはなれないのだ。まあ、それは資質の問題と言ってしまえば、そのとおりなのだが…。
 このような私だから大枚を叩いて本格的な演奏会に足を向けることはほとんどないのだが、札幌市においてはアンテナさえしっかり張っておけば相当回数無料のクラシックコンサートを楽しめる機会がある。このことは札幌市に居住することの大きなアドバンテージだと思っている。
 これからも機会を見つけてできるだけこうしたコンサートに足を運びたいと思う。