田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

土づくりを学ぶ

2012-11-16 23:25:32 | 講演・講義・フォーラム等
 “土を団塊構造に!”という講師のメッセージが心に残った。この3年間、近美前に花壇を作ってきた私たちとしては「より良い花壇のために」早速行動に移さなくては、と思った…。

 11月13日(火)午後、「さっぽろ花と緑のネットワーク」が主催する「土づくり学習会」が北海道立文学館(中央区中島公園1-4)で開催され参加してきた。
 私は「さっぽろ花と緑のネットワーク」が主宰する「さっぽろタウンガーデナー」の一員として登録している。今回の講座はそのタウンガーデナーを対象にした講座だった。これまであまりこの種の講座に積極的には顔を出していなかった私だが、今回は花壇づくりに役立つのでは、との思いから参加することにした。

          
          ※ 講師を務められた山田岳志さんです。

 ところで「土づくり」の学習会が文学館で行うとは少々違和感があったのだが、その理由が後から分かった。
 講師は札幌市公園緑化協会の職員である山田岳志さんという意外に若い方だった。
 講座は座学と現地学習の二つからなっていた。なぜ文学館が会場になったかというと、講師の山田さんが中島公園の花壇などを管理されていて、現地学習が中島公園で行われたからだった。

          
          ※ 中島公園内での現地学習の様子です。

 「良い土づくり」について、山田さんはその基礎からいろいろと話されたが、結論として、植物にとって良い土とは…、
 ①排水性、保水性、通気性に優れていること
 ②養分のバランスが良いこと
 ③適度な固さが必要なこと
と説かれた。
 そして花壇の土づくりためには、火山礫(ゴロ)、もみがら堆肥などを入れることで排水性、保水性、通気性を良くし、落ち葉堆肥、バーク堆肥などを入れることで地力が強化されるとした。
 最後に山田さんは「土を団塊構造に!」と強調されて講座を締めた。

          
          ※ 中島公園の露地を実際に掘って土の組成の説明をする山田さんです。

 その後、中島公園に移っていろいろなところの露地を掘ってみせ、植物にとって適した土、適さない土を実際に見せてくれて、花壇の土の最適化を私たちに促してくれた。

 これまで近美前の花壇づくりにおいて、肥料はそこそこに与えていたが、土づくりにはそれほど関心を払っていなかった。講座を受講し、それではならじと早速ホームセンターに出向き、赤玉土ともみがらくん炭を購入してきた。
 冬が近づいているが、グループの人たちに呼びかけて雪が降る前に花壇に購入した土壌改良剤を土にすき込むことができたら、と考えている。
 来春は花たちが喜んで美しい花をたくさん咲かせてくれるかな ('_'?)