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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

そらちフットパスウォーク 2 由仁町 前編

2012-11-02 23:55:21 | フットパスウォーク & トレッキング
 空知支庁10市14町では空知総合振興局の勧め(?)で各市町それぞれ1コースずつのフットパスコースを設定し、それをまとめたルートガイドを発刊した。いずれもが各市町の見どころを満載したルートとなっている。私はこの24のコースを時間をかけて、ゆっくりと完歩したいと思い立った。

風薫る田園の丘コース

   
   
 空知支庁フットパスウォークの第二弾には由仁町を選んだ。第一弾の栗山町とは隣り合った町であるが、町の勢いに違いがあるように私には映った。その違いは何なのだろう?

 
 久しぶりのフットパスウォークである。(記録を見ると、前回は9月14日だった)
 由仁町まで自宅から1時間強、車を飛ばしてスタート地点のJR由仁駅に着いたのは午前10時30分だった。
 由仁町に入り、最初に感じたのは「寂しい!」という感じだ。
 JR由仁駅は由仁町観光案内所「ポッポ館」も兼ねているということで、マップには「観光情報をチェックして…」と記されているので寄ってみたが、それらしきものは2~3種のパンフが置いてあるだけだった。

          
          ※ 古民家風のデザインがすてきなJR由仁駅&観光案内所「ぽっぽ館」です。

 曇天の中、さっそくウォークを開始した。駅前から商店街を直進するのだが、最初に感じたことがますます現実味を帯びてきた。商店街の中にシャッターを下ろしたところが目立ち、店を開けているところにも活気が感じられない。過疎が相当に深刻のようだ…。

          
          ※ これが由仁町のメインストリートです。シャッターが目立ちます。

 直ぐに商店街が終わり、今回のフットパス最大の見どころ「由仁町ゆめっく館」を目ざした。ゆめっく館は、図書館と資料館の複合施設だが、その中にマンモスとオオツノシカの実物大の模型が展示されていると聞いて、ぜひ見てみたいと思ったのだ。
 ところが!? ガーン!! なんと閉館日ではないか! 最大の見どころを見ることができないとは…。事前調査の大切さを思い知らされた。(トホホッ…)

          
          ※ う~ん、残念無念!閉館していた図書館&資料館の「ゆめっく館」です。

 気を取り直し、温泉施設「ゆんにの湯」や「ゆにガーデン」のある丘を目ざした。
 上り坂がしばらく続いた。周りはもうすっかり深秋の風情である。
 やがて「伏見台展望台」に着いた。由仁の街並みを一望できるポイントである。
 
          
          ※ 伏見台展望台から見た由仁の街並みと田園風景です。

 そして展望台と道一つ挟んで「伏見台公園」も目に入った。「こんなところまで町の人たちが遊びに来るのだろうか?」と思ったのだが、マップには表示されていなかったが一帯はテニス場や野球場、散策コースなどがあり、由仁町民の憩いの施設になっているようだった。

          
          ※ 伏見台展望台と道一つ挟んであった伏見台公園です。

 この日の私はいつものウォークや登山の時の服装の上に薄いフリースを羽織っていたのだが、上り坂ではやはり身体から熱が出て暑くなった。展望台のところでフリースを脱いでのウォークとなった。

 展望台からしばらく行くと温泉施設「ゆんにの湯」がある。以前に由仁町を訪れたときにこの温泉に入ったことがあるがなかなか良い温泉だった。

          
          ※ なかなか素晴らしいエントランスの「ゆんにの湯」の建物です。

 温泉の直ぐ近くにはパークゴルフ場があり、プレーを終えた人たちは温泉に浸かって疲れを癒すのだろうか? この日も残り少ないシーズンを楽しむかのようにかなりの人たちがプレーをしていた。たくさんの人を見たのはこの日初めてだった。

          
          ※ 今回のフットパスで最も多くの人を見たのはパークゴルフ場でした。

 さらにその横には由仁町が誇る(?)観光施設「ゆにガーデン」がある。ここも以前に2度ほど訪れていたのでパスした。

          
          ※ 「ゆにガーデン」のエントランスです。さすがにこの季節は寂しいですね。

          
          ※ ゆにガーデンの建物の壁につたったツタが見事に色付いていました。

 マップにはゆにガーデンの横に「体験農園」があると出ていた。なるほど看板が出ていた。「体験農園とはどんな施設? パンフくらいもらえるかな?」と思い、寄ってみることにした。その時、看板の傍に「ジンギスカン」と書いた幟がはためいてのを見てちょっと疑問には思ったのだが…。

          
          ※ 体験農園のセンターハウスです。

 道路から少し入ったところにある農園に近づくとセンターハウスがあった。
 ところがセンターハウス内へ入ってみると、中では団体さんがジンギスカンを頬張っていて、旨そうな匂いを振りまいている。
 時計を見ると12時を回っていた。まったく予定外だったのだが、匂いに勝てずここで「ジンギスカン定食」(980円)を摂ることになってしまった。(長沼ジンギスカンは聞いたことがあるが、由仁ジンギスカンとは聞いたことがないのだが…)

          
          ※ ジンギスカン定食一人前です。
          
 一人ジンギスカンなんて初めてのことだ。ビールを伴わないジンギスカンも初めてだ。七輪に鍋をのっけて食したが、味の方はまあ美味しかったことにしよう。
 ここでハプニング!!
 ジンギスカンも食べ終わる頃、なにやら楽器を抱えた人たちが大勢入ってきた。
 室内を良く見ると、毎週水曜日の昼食時に「三味線コンサート」があるということなのだ。大人・子ども併せて9人くらいの人たちが民謡を数曲披露したが、こんなところで三味線を聴けると思ってもいなかっただけに、少しビックリ…。

          
          ※ 石川一男社中9名の歌付きの三味線演奏会です。

 体験農園の方だが、こちらは年間予約をした方々が野菜作りなどの体験ができる施設とのことだった。(続きは後編で)