田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ダニエル・カールの山形弁

2013-03-14 22:42:18 | 講演・講義・フォーラム等
 アメリカ人と流暢な山形弁。この絶妙な組み合わせがダニエル・カール氏を一躍人気者にした。「東北観光フォーラム in 北海道」のメインキャラクターとして来札した機会に彼の山形弁を楽しんだ。 

               

 日本語を流暢に話してテレビ界で人気者になっている外国人の例はけっこう多いが、方言、しかも難しいとされる東北弁(山形弁)を駆使して人気者になったのはダニエル・カール氏をおいて他にはいないのではないだろうか?
 青い目をして(その昔、西洋人を表す言葉だった)山形弁を流暢に操るダニエル氏の登場は衝撃的だった。あれは今から20年も前だったろうか?
 以来、いろいろな場で活躍しているようだが、彼はタレント活動だけやっているのではない。翻訳家、実業家としても活躍していて、彼が社長を務める会社が株式会社「DOMOSU」というのも面白い。

               

 そのダニエル氏が、東北観光推進機構が主催する「東北観光フォーラム in 北海道」(3月9日、北海道経済センター)という東北観光のPRイベントにいわば客寄せパンダ役として招かれたのであろう。事実、私も人気のダニエル氏の山形弁を直接聞いてみたいという動機から参加したのだった。

 そのダニエル氏だが、さすがに東北には強い!
 東北との付き合いがすでに32年にもなるという彼から東北の良さが次から次へと出てくる、出てくる。
 例えば東北の麺料理を紹介すると、青森の津軽そば、岩手のじゃじゃ麺に冷麺、秋田の稲庭うどん、宮城の温麺、山形の板そば、福島の喜多方ラーメンと立て板に水のごとしである。
 ただ紹介するだけでなく、サービス精神旺盛で山形弁が楽しく、なんだか東北に行ってみたい衝動に駆られるほどだった。

 フォーラム自体はダニエル氏のトークショーばかりでなく、北海道人が観た東北、東北観光推進機構の職員のPR、学生が旅した東北などなど盛り沢山の内容だった。
 その中でも、最後に登場した「奥州・仙台おもてなし隊 伊達武将隊」による演武披露がなかなか見応えがあった。
 以前、熊本県の同様のものを観た記憶があるが、各県・各地でいろいろ工夫を凝らして自分たちのところに客を呼ぼうと努力されているようである。

     

 そうそう、最後に東北各地の名産が当たる抽選会があった。くじ運の悪い私は当然のように当たらなかったのだが、一緒に行ったH氏が盛岡産のお米で作った「純米 ひっつみ」という郷土料理がインスタントになったものが当たった。
 H氏は私が入場券を手配したからと私に譲ると言い出した。遠慮したのだが「是非に」というので有り難くいただいた。
 そうだ明日の昼食は「ひっつみ汁」にしよう!