なんとも味気ないタイトル名であるが、キャッチーなタイトル名が思い浮かばなかった。味気なさも愛嬌と受け取っていただきたい。北海道交響楽団とは1980(昭和55)年発足以来、実に76回の定期演奏会を迎える道内屈指のアマチュアオーケストラである。80名弱の楽団員が奏でる厚みのある演奏を堪能した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/9d/3b5696b094bfe577723a1d0daf0342e0.jpg)
※ 演奏を終えた後に聴衆からの拍手を受けるオーケストラを写しました。
9月13日(土)夕刻、教育文化会館大ホールにて北海道交響楽団の第76回演奏会があり、チケットを譲られたこともあって耳を傾けることができた。
少し歴史を調べてみると、この交響楽団は作曲家であり、この楽団の常任指揮者を務める川越守氏が中心となって1980(昭和55)年に設立されたということだ。
川越氏はそれ以前から北大交響楽団の常任指揮者として有名な方のようだ。北大交響楽団では今年の8月、氏の常任指揮者就任60周年を祝う演奏会を開催したという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/d0/b51927e056fc2a274c2b9680c2aba4f7.jpg)
※ 拍手に応える指揮者の川越守氏と第一バイオリンのコンサートマスターの方です。
さて、演奏の方であるが、当夜のプログラムは次のようになっていた。
◇シベリウス/「カレリア」組曲 作品11
◇ブリテン/歌曲「ピーター・グライムズ」より
4つの海の間奏曲 作品33a
◇メンデルスゾーン/交響曲第4番 イ短調 作品90「イタリア」
最近の私は札響やPMFのオーケストラやアンサンブルを聴く機会も多くなったことから、ついついそれらと比べてしまうところがある。しかし、こちらはレベルもまちまちのアマチュアオーケストラである。比べること自体間違っている。
改めて北海道交響楽団をアマチュアのオーケストラとして聴いたときに、素晴らしいレベルにあることを実感させてくれる。それぞれが学生時代に研鑽したり、楽団に入団してレベルの向上に努めた方ばかりとみえた。
80名にも及ばんとする大オーケストラは十分に厚みのある音を届けてくれた。
私はアンケートに次のように記した。
「シベリウス~フィンランドの雄大な自然が想起されるような演奏だった。 ブリテン~野心的な試みだったのだろうか?決して心地良い音が耳に届いたとは言い難かった。あるいはそれがねらいか? メンデルスゾーン~演奏の最後にもってくるだけ自信に満ちた演奏のように思えた。イタリアの情景を思い浮かべることができた」
アンコールで演奏したシベリウスの代表曲「フィンランディア」もとても良かった。
札幌には北海道交響楽団以外にもたくさんのアマチュアオーケストラがあるようだ。互いが研鑽し、切磋琢磨することでレベルの向上が図られれば、私たちのように聴くしか能のない人間にとっても嬉しいかぎりである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/9d/3b5696b094bfe577723a1d0daf0342e0.jpg)
※ 演奏を終えた後に聴衆からの拍手を受けるオーケストラを写しました。
9月13日(土)夕刻、教育文化会館大ホールにて北海道交響楽団の第76回演奏会があり、チケットを譲られたこともあって耳を傾けることができた。
少し歴史を調べてみると、この交響楽団は作曲家であり、この楽団の常任指揮者を務める川越守氏が中心となって1980(昭和55)年に設立されたということだ。
川越氏はそれ以前から北大交響楽団の常任指揮者として有名な方のようだ。北大交響楽団では今年の8月、氏の常任指揮者就任60周年を祝う演奏会を開催したという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/d0/b51927e056fc2a274c2b9680c2aba4f7.jpg)
※ 拍手に応える指揮者の川越守氏と第一バイオリンのコンサートマスターの方です。
さて、演奏の方であるが、当夜のプログラムは次のようになっていた。
◇シベリウス/「カレリア」組曲 作品11
◇ブリテン/歌曲「ピーター・グライムズ」より
4つの海の間奏曲 作品33a
◇メンデルスゾーン/交響曲第4番 イ短調 作品90「イタリア」
最近の私は札響やPMFのオーケストラやアンサンブルを聴く機会も多くなったことから、ついついそれらと比べてしまうところがある。しかし、こちらはレベルもまちまちのアマチュアオーケストラである。比べること自体間違っている。
改めて北海道交響楽団をアマチュアのオーケストラとして聴いたときに、素晴らしいレベルにあることを実感させてくれる。それぞれが学生時代に研鑽したり、楽団に入団してレベルの向上に努めた方ばかりとみえた。
80名にも及ばんとする大オーケストラは十分に厚みのある音を届けてくれた。
私はアンケートに次のように記した。
「シベリウス~フィンランドの雄大な自然が想起されるような演奏だった。 ブリテン~野心的な試みだったのだろうか?決して心地良い音が耳に届いたとは言い難かった。あるいはそれがねらいか? メンデルスゾーン~演奏の最後にもってくるだけ自信に満ちた演奏のように思えた。イタリアの情景を思い浮かべることができた」
アンコールで演奏したシベリウスの代表曲「フィンランディア」もとても良かった。
札幌には北海道交響楽団以外にもたくさんのアマチュアオーケストラがあるようだ。互いが研鑽し、切磋琢磨することでレベルの向上が図られれば、私たちのように聴くしか能のない人間にとっても嬉しいかぎりである。