田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

二人の熟達の技を聴く

2014-09-16 21:04:20 | ステージ & エンターテイメント
 「オヤジたちのセプテンバーフェス」は、野球観戦、懇親交流会を経て、最終章の二人の技を聴く会になだれ込んだ。場所はお二人とも良く練習会場に使うというカラオケ店でのご披露となった。聴き応えのある二人の技を楽しんだ。 

 12日付の拙ブログで、「『芸術観賞会』と称した第3部が楽しみである」と記したが、以前から伺っていた二人の技をとうとう聴く機会が巡ってきた。
 その二人の技とは、H氏の民謡の「江差追分」の唄を聴くことと、そしてこれまたH氏のウクレレの演奏を聴くことだった。
 二人ともそれぞれ師匠やプロの先生について数年にわたって技を磨いていると聞いていた。

                  

 「江差追分」のH氏は声出しのための一曲を唸った後、本命の「江差追分」を聴かせてくれた。
 いや、それはもう本格的なものである。ふだんの穏やかな顔つきをしているH氏とは別人のような表情で唸りはじめた。
 私には詳しく分からないが、江差追分はその節の抑揚が独特である。H氏はその抑揚を上手に表現しながら謳い切った。
 氏は19日から江差町で行われる第52回の全国大会に出場するという。H氏は「初出場なので経験を積むためです」と語っていたが、健闘を期待したいと思う。

               

 続いてもう一人のH氏がウクレレを大切そうにケースから出したが、かなり高価そうなウクレレだった(?)。
 氏の場合はソロ演奏ではなく、教室で学ぶ受講生たちとのアンサンブルが主だという。したがってパート演奏を聴くことになったのだが、かなり酔いが回っていたにも関わらず数曲をしっかりと演奏してくれた。
 私もかなり酔いが回っていたため記憶が定かではないのだが、演奏してくれた中に確か「第三の男」だったと思うが、主旋律を細やかな指使いでメロディーラインを弾き切ってくれた。
 氏の場合は既に受講生たちと一緒にステージデビューも果たしているという。
 
 私には分かりかねるが、お二人ともまだまだ伸び代があるように思われる。さらに技を磨かれ、高みを目ざして練磨され、再びその技を聴かせていただく機会が来ることを願いたい。
 二人の姿をうかがい、一つのことを追求することの素晴らしさを教えられた思いだった。