日本の北方、特に北海道に関わる文芸作品をNHKのアナウンサーが朗読するという公開録画に立ち会うことができた。さすがにその道のプロフェッショナルである。高名な音楽家の伴奏と共に至福の1時間を過ごした。
2月22日(日)午後、北翔大のサテライト施設「ポルト」(中央区南1西22)において、NHK札幌放送局が制作する「北の文芸館」という番組の公開録画が行われ、入場整理券を入手できたので立ち会うことができた。
渡されたプログラムは次のようになっていた。
〔第一部〕~北の大地と人の心~ 音楽 大平 まゆみ(ヴァイオリン)
◇中島 みゆき 「麦の唄」 朗読 飯島 徹郎
◇宮沢 賢治 「雨ニモマケズ」「氷訣の朝」「噴火湾(ノクターン)」
朗読 佐藤 龍文
◇佐藤 愛子 「うらら町字ウララ」より「ヨシのキツネ」
朗読 市川 泰、小林 孝司、松岡 忠幸、杉嶋 亮作
〔第二部〕~北海道が生んだベストセラー作家をしのぶ~ 音楽 宮下 祥子(ギター)
◇渡辺 淳一 「光と影」 朗読 小林 孝司
◇三浦 綾子 「続 氷点」 朗読 高橋 美鈴
どの朗読も素晴らしかったが、私が特に印象に残ったのは、佐藤龍文アナの宮沢賢治だった。
実は佐藤アナは岩手県出身だそうで、賢治のふるさと岩手弁はお手のもので、岩手弁による佐藤アナの朗読はいっそう賢治の世界に浸ることができたひと時だった。
佐藤アナというと、現在NHKの「ほっとニュース北海道」を担当する、いわば札幌放送局の看板アナである。放送ではきれいな標準語を操る佐藤アナのなまりがたっぷり入った岩手弁を聴かされるという、その違和感もまた良かった。
また、高橋アナの落ち着き払ったしっとりした朗読も年の功が出す味だった。
そして、二人の伴奏者である。札響のコンマスの大平まゆみさんは申すまでもなくつとに有名な奏者である。
もう一人の宮下祥子さんもギターの世界ではかなり高名な方のようだ。二人の演奏が、アナウンサーたちの朗読を一層引き立てていた。
こうした朗読の会などは私にとって初めてと言ってよい経験だった。その道のプロフェッショナルたちの朗読を聴くというのも得難い経験で、至福の思いで耳を傾けた1時間だった。
なお、この様子は来る3月14日(土)、NHK総合テレビで午後3時05分~4時の時間帯で放送されるそうである。
2月22日(日)午後、北翔大のサテライト施設「ポルト」(中央区南1西22)において、NHK札幌放送局が制作する「北の文芸館」という番組の公開録画が行われ、入場整理券を入手できたので立ち会うことができた。
渡されたプログラムは次のようになっていた。
〔第一部〕~北の大地と人の心~ 音楽 大平 まゆみ(ヴァイオリン)
◇中島 みゆき 「麦の唄」 朗読 飯島 徹郎
◇宮沢 賢治 「雨ニモマケズ」「氷訣の朝」「噴火湾(ノクターン)」
朗読 佐藤 龍文
◇佐藤 愛子 「うらら町字ウララ」より「ヨシのキツネ」
朗読 市川 泰、小林 孝司、松岡 忠幸、杉嶋 亮作
〔第二部〕~北海道が生んだベストセラー作家をしのぶ~ 音楽 宮下 祥子(ギター)
◇渡辺 淳一 「光と影」 朗読 小林 孝司
◇三浦 綾子 「続 氷点」 朗読 高橋 美鈴
どの朗読も素晴らしかったが、私が特に印象に残ったのは、佐藤龍文アナの宮沢賢治だった。
実は佐藤アナは岩手県出身だそうで、賢治のふるさと岩手弁はお手のもので、岩手弁による佐藤アナの朗読はいっそう賢治の世界に浸ることができたひと時だった。
佐藤アナというと、現在NHKの「ほっとニュース北海道」を担当する、いわば札幌放送局の看板アナである。放送ではきれいな標準語を操る佐藤アナのなまりがたっぷり入った岩手弁を聴かされるという、その違和感もまた良かった。
また、高橋アナの落ち着き払ったしっとりした朗読も年の功が出す味だった。
そして、二人の伴奏者である。札響のコンマスの大平まゆみさんは申すまでもなくつとに有名な奏者である。
もう一人の宮下祥子さんもギターの世界ではかなり高名な方のようだ。二人の演奏が、アナウンサーたちの朗読を一層引き立てていた。
こうした朗読の会などは私にとって初めてと言ってよい経験だった。その道のプロフェッショナルたちの朗読を聴くというのも得難い経験で、至福の思いで耳を傾けた1時間だった。
なお、この様子は来る3月14日(土)、NHK総合テレビで午後3時05分~4時の時間帯で放送されるそうである。