田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ぐるっと南幌リベンジウォーク 前編

2015-05-27 21:39:16 | フットパスウォーク & トレッキング
 心地良い疲労感に浸っている。寒くもなく、暑くもなく、微風が頬をなでる最高のコンディションの中で25キロを歩いた。5月5日にチャレンジした際に、旧夕張川沿いでコースを見失い完全踏破ができなかったことへのリベンジに挑んだ。 

 完全踏破できなかった原因を探るべく、現地のNPO法人「ふらっと南幌」に問い合わせたところ、「ぜひ、一緒に歩きましょう!」とお誘いを受けていたが、それが今日実現したのだった。

 自宅から1時間強かけて南幌町の中心にある展望台(通称:ビュロー)に着くと、3人の方が待っていた。いずれもNPO法人「ふらっと南幌」(平成21年)を起ち上げたときからメンバーだというベテランの方々だった。リーダーはNPOの副理事長だという近藤氏だった。

          
          ※ 今回ご一緒していただいた3人の方です。河原に付いた階段で一休みです。

 10時30分、NPOの他のメンバーの車でスタート地点まで送ってもらい、スタートとなった。その際、「あれっ?」と思ったのだが、近藤氏が「ここから旧夕張川のコースが始まります」と言われたので、納得してスタートを切った。

          
          ※ 旧夕張川沿いの堤防の道路は写真のような草に覆われた田舎道でした。

 コースは雑草が多く、車の通るところだけが砂利が顔を出しているという典型的な田舎道であまり歩き良い道とはいえなかった。しかし、目に映る景色はどこまでも平坦な田園風景が広がっていて、遠くに山々の連なりが見えるという雄大な光景である。
 リーダーの近藤氏は、地域の歴史に詳しく、川の歴史、南幌の歴史を次々と披露してくれる。さらには、NPO法人「ふらっと南幌」の存在価値についても能弁に語ってくれた。

          
          ※ 堤防上から見える典型的な南幌町の田園風景です。

 近藤氏によると、旧夕張川は川としての働きはすでに他の川に譲り(夕張川、千歳川、空知川など)大きな働きはないということだが、ゆるやかな流れがときどき顔を見せてくれた。
 私がぐるっと回ろうとした、南幌町を囲む夕張川、旧夕張川、千歳川の3河川のうち、旧夕張川の堤防の一部が不通となっている現状を、町としては平成29年までには完成し、文字どおりぐるっと南幌町を巡る43キロのコースが完成する予定になっているということで、NPO法人「ふらっと南幌」の皆さんもその日を心待ちにしているということだった。

          
          ※ 写真の左側には旧夕張川の流れがちょっと顔を覗かせています。

 近藤氏の絶え間ないお話に耳を傾けながらのウォークは疲れも感じさない。
 聞こえてくるのは、ひばりやカッコーの鳴き声が聞こえてくるだけ…。穏やかな中、4人のウォークは続いた…。 (残りは後編に)