春を待ちかねた山野草が一斉に花を咲かせている。木々の若葉は陽の光を浴びて萌木色の世界を創っている。頭上からは小鳥のさえずりが四方から聞こえてくる。春爛漫!心地良い春の光を浴びながら森の観察会を楽しんだ!
※ 森を散策中に、魚眼風に上空を見上げて撮った一枚です。春の森の感じが良く出ています。
5月10日(日)、野幌森林公園 自然ふれあい交流館主催の「春のありがとう観察会」が開催され、参加してきた。
ありがとう観察会とは、冬の間に公園内に溜まったゴミを拾いながら森林公園内の自然を観察しようという趣旨の観察会である。参加者は軍手とゴミ袋が必携となっていたので、私ももちろん持参した。
参加者は意外に少なく5~60人くらいではなかったろうか?参加者が少なかったことが幸いした。この日は「北海道ボランティア・レンジャー協議会」の方が説明員だったのだが、参加者は小グループに分けられ、そこに一人の説明員が付いてくれた。私は4人のグループに振り分けられ、いつも近くで丁寧な説明を伺うことができた。
※ 主催者の説明を聞く参加者たちです。
説明のレンジャーの方は道場優という私と同年配ではと思われる方だった。この方は自然にとても詳しい方であるうえ、たくさんの説明用具を持参してくれて、いたれりつくせりの説明をしてくれた。
説明は白樺の木の枝のことから始まった。ちょうど私たちの肩の高さくらいのところにある白樺の枝先が鋭く切れている部分を指し、「これは冬に野ウサギが食した跡です」と説明してくれた。つまり、公園内の雪がそれくらいの高さまで積もったことを示す証拠でもある、ということだった。
※ 冬の間に野ウサギの食害を蒙った白樺の小枝です。
さらには、触るとヒトの肌がかぶれてしまうツタウルシの見方について、実物を前にして、葉が3枚の小葉からできていること、周りに木がないと地面を這うように伸びるので要注意、というように具体的に注意を与えてくれた。
一事が万事、非常に分かりやすい説明で、時にはオヤジギャグを織り交ぜながら楽しく説明してくれた。
※ 説明員が教えてくれた下方を向いたエンレイソウの花の内側を鏡を用いて写す技です。
時には路傍の花を、時には木の肌や葉を見ながら、そして時には頭上でさえずる小鳥を、懇切丁寧に説明してくれた。特に、小鳥は葉が繁ってきたために、声はすれども姿は見えず状態だったのだが、小鳥の写真をたくさん持参して、その時々に鳴く鳥の姿を見せてくれた。
私はといえば、次から次へと説明される野草や木の種、小鳥の名前を聞いても右から左へ状態で、まったく覚えることができない。この記憶力の悪さにはとうに諦めているのだが…。
そこでここに紹介するのは、私が数少ない同定可能な野山に咲く花々である。
※ ニリンソウは今がちょうど満開の時を迎えていました。
※ オオバナノエンレイソウも森の中のいたるところで見ることができました。
※ 森の中にひっそりと咲くヒトリシズカはこれから見頃になると思われます。
優しく丁寧な説明を伺いながらの4時間は、爽やかな空気の心地良さも手伝った至福のひと時だった…。
あっ、肝心のゴミ拾いの方は、一つのゴミも見当たらず、最近は森林内を散策する人のマナーが向上したとのことで、私の軍手はザックの中に眠ったままだった。
※ 森を散策中に、魚眼風に上空を見上げて撮った一枚です。春の森の感じが良く出ています。
5月10日(日)、野幌森林公園 自然ふれあい交流館主催の「春のありがとう観察会」が開催され、参加してきた。
ありがとう観察会とは、冬の間に公園内に溜まったゴミを拾いながら森林公園内の自然を観察しようという趣旨の観察会である。参加者は軍手とゴミ袋が必携となっていたので、私ももちろん持参した。
参加者は意外に少なく5~60人くらいではなかったろうか?参加者が少なかったことが幸いした。この日は「北海道ボランティア・レンジャー協議会」の方が説明員だったのだが、参加者は小グループに分けられ、そこに一人の説明員が付いてくれた。私は4人のグループに振り分けられ、いつも近くで丁寧な説明を伺うことができた。
※ 主催者の説明を聞く参加者たちです。
説明のレンジャーの方は道場優という私と同年配ではと思われる方だった。この方は自然にとても詳しい方であるうえ、たくさんの説明用具を持参してくれて、いたれりつくせりの説明をしてくれた。
説明は白樺の木の枝のことから始まった。ちょうど私たちの肩の高さくらいのところにある白樺の枝先が鋭く切れている部分を指し、「これは冬に野ウサギが食した跡です」と説明してくれた。つまり、公園内の雪がそれくらいの高さまで積もったことを示す証拠でもある、ということだった。
※ 冬の間に野ウサギの食害を蒙った白樺の小枝です。
さらには、触るとヒトの肌がかぶれてしまうツタウルシの見方について、実物を前にして、葉が3枚の小葉からできていること、周りに木がないと地面を這うように伸びるので要注意、というように具体的に注意を与えてくれた。
一事が万事、非常に分かりやすい説明で、時にはオヤジギャグを織り交ぜながら楽しく説明してくれた。
※ 説明員が教えてくれた下方を向いたエンレイソウの花の内側を鏡を用いて写す技です。
時には路傍の花を、時には木の肌や葉を見ながら、そして時には頭上でさえずる小鳥を、懇切丁寧に説明してくれた。特に、小鳥は葉が繁ってきたために、声はすれども姿は見えず状態だったのだが、小鳥の写真をたくさん持参して、その時々に鳴く鳥の姿を見せてくれた。
私はといえば、次から次へと説明される野草や木の種、小鳥の名前を聞いても右から左へ状態で、まったく覚えることができない。この記憶力の悪さにはとうに諦めているのだが…。
そこでここに紹介するのは、私が数少ない同定可能な野山に咲く花々である。
※ ニリンソウは今がちょうど満開の時を迎えていました。
※ オオバナノエンレイソウも森の中のいたるところで見ることができました。
※ 森の中にひっそりと咲くヒトリシズカはこれから見頃になると思われます。
優しく丁寧な説明を伺いながらの4時間は、爽やかな空気の心地良さも手伝った至福のひと時だった…。
あっ、肝心のゴミ拾いの方は、一つのゴミも見当たらず、最近は森林内を散策する人のマナーが向上したとのことで、私の軍手はザックの中に眠ったままだった。