田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

春を観て、夏を占う  ※

2015-05-31 22:49:06 | スポーツ & スポーツ観戦
 といっても、天候の話ではない。高校野球の話である。今日、今シーズン初めて円山球場に足を運び、春季北海道高校野球の決勝戦を観戦した。結果は意外な大差のついた試合となったが、夏を見据えた戦いが垣間見えて興味深かった。 

          
          ※ 試合開始前の両チームの挨拶のシーンです。

 決勝戦は北海高校 VS 駒大苫小牧という人気校同士の戦いとなった。しかし、試合は意外な展開となり北海高校の楽勝という結果になった。
 試合のランニングスコは次のとおり。

 北 海  050 810 000 |14
 駒大苫 001 002 011 | 5

 この試合、先発メンバーの発表を見て、北海の先発投手がエースナンバーの背番号1の渡辺投手が先発したのに対して、駒大苫の先発投手は背番号11の阿部光投手だったことに「あれっ?」と思った。しかし、最近の高校野球では背番号は一応上級生に譲って、背番号は大きくとも実力は下級生の方が優れている場合、そうした措置を講ずることがままあるので、そうしたケースかな?と思いながら観ていた。

 駒大苫の背番号11の阿部光くんは2年生ということだったが、初回こそ好スタートを切ったものの、2回に北海打線に本塁打を含む6本の長短打を浴びせられ5点を奪われあえなく交代となった。
 代わって登板したのは、またまた2年生で背番号15の阿部陽投手だった。阿部陽くんも北海打線の餌食となった。4回に入り味方エラーも絡み、3連打を喫した後、3連続四球と試合を壊してしまい、6点を献上してしまった。
 さらに3番手として登板した背番号10の松林投手が2点タイムリーを浴び、この回の北海の得点は8点、試合は4回を終了し13対1と、試合の帰趨を決定づけてしまった。

          
          ※ 試合後にスタンドに挨拶した後、スコアボードを振り返る駒大苫の佐々木監督です。

 私はこの試合、ラジオ放送を聞きながら観戦したのだが、駒大苫のエースはやはり背番号1の伊藤投手だと言っている。駒大苫としては、来るべき夏に向けて伊藤君に続く投手の発掘に努めているというようなこと言っていた。
 はてさて(こんな言い方があるのかな?)、そのエース格伊藤投手が遅まきながら6回から登板した。
 この伊藤投手が鬱憤を晴らすかのような素晴らしいピッチングを披露した。それまで相手投手を面白いように打ち込んでいた北海打線をまったく寄せ付けず、6回から4イニングを一人の走者も許すことなく完全に抑え込んだのだ。

 これを目にして、私は「いったい今日の試合は何なんだ?」と思ってしまった。
 実はこれに類することを数年前の春の大会の時にも感じたのだが、高校野球の指導者、それも有力校の指導者にとっては春の大会は、あくまでも夏の予行演習的位置付けであることを強く印象付けるシーンだった。

 確かに駒大苫の伊藤君は力投型の投手なので、夏の大会を一人で投げ切るには無理があるのかもしれない。そのため駒大苫としては伊藤君に続く安定した投手の発掘が急務なのかもしれないが、できれば春の大会の決勝戦である。登板の順を少し考えてもらえれば、と思ったのは私一人だけではあるまい。

 対する北海のエース渡辺君はどうだったかというと、1本塁打を含む10安打を喫し、5点を奪われている。けっして満足できる投球とはいえない内容だった。
 ともかく、今日の試合では相手3投手に対して2本塁打を含む13安打を放った北海打線の強打ばかりが目立った試合だった。

          


 さて、わずか1試合を観戦しただけで「夏を占う」とはおこがましいが、あえてそこに目をつぶり、まったく独断と偏見で来るべき南北海道大会を占ってみることにすると…。
 本大会での戦いぶりと過去の実績から見て、南大会は決勝に進出した北海、駒大苫に、東海四、北照あたりが甲子園を狙うチームとして名が挙がってくると予想する。

 まず北海であるが、例年と比べ打線が非常に活発なように見える。決勝戦だけではなく、本大会では過去の試合でも良く打って勝ち上がってきたようだ。ただし、投手陣がやや不安かな、という印象を受けるがどうだろう。

 駒大苫であるが、相変わらず一気にたたみかける打線は健在である。今日の試合でも迫力は十分に感じさせてくれた。問題の投手陣もエース伊藤君を中心に、続く投手を確立することができれば可能性がぐんと高まってくるのではないか、と思われる。

 東海四については、今春の選抜大会での大活躍で一躍全国区のチームとなった。夏には春のようなことはあるまい。大澤投手を中心として大本命といって良いのでは?

 北照はいつも好チームを作ってくる。今年は長年チームを引っ張ってきた河上監督が辞任したことの影響が出るかと思われたが、東海四を破るなどしっかりとチームを作ってきた感があるので、過去の実績も含めてダークホークス的存在である。

 6月下旬からは各支部において夏の大会の予選が始まる。残り1ヶ月の間で、各チームはどこまでチーム力を上げてくるだろうか。そして、前述した4チームを凌駕したり、脅かしたりするチームが果たして現れるのか、今年も興味は尽きない。

          
          ※ いつ聞いても心躍る音で選手たちを鼓舞する駒大苫とブラスバンド部です。

 それにしても、駒大苫のブラスバンドと控え選手を交えた応援はいつ見ても心躍るものがある。あの全国制覇したときにも甲子園に鳴り響いたが、チャンスとなると耳慣れたメロディーが球場内に響き渡り、選手たちを勇躍鼓舞する応援風景は、駒大苫ファンならずとも心躍るものがある。
 いや~、やっぱり夏は高校野球ですな!!



《ウォーキング覚書》   5月 21日 ~ 5月31日までの記録

〔月 / 日〕  〔 ウォーク歩数 〕        〔 備  考 〕
 5/21   10,819             競馬場コース
 5/22   12,288             藻岩山登山
 5/23   11,994             札幌駅往復
 5/24   11,313 + 3,500     琴似地区巡り
 5/25   14,021 + 3,000     円山動物園、北大講座
 5/26        0             翌日を控えて完全休養
 5/27   37,930             南幌町リベンジウォーク
 5/28   11,593             清掃ボランティア
 5/29    7,879 + 3,000     北大講座  
 5/30   11,739             競馬場コース
 5/31   10,545             円山球場往復

※ +と表示した部分は自転車で走った分を距離に換算したものである。10分=1,000歩に換算した。

◇11日間の総歩数 149,621歩  ◇10日間の一日平均歩数 13,602 歩

 この11日間の中での特記事項は何といっても27日の南幌町リベンジウォークだった。
 完全なリベンジとはならなかったが、長距離ウォークの楽しさを味わった。
 24日、琴似まで遠征して住宅街を歩いたが、これといった物件に出会うことが皆無だった。私自身の目が肥えてきた(?)ためだろうか?それとも?
 29日は、北大の講座を終えて帰宅してからのナイトウォークとなった。照明のある歩道ではあったが、あまり気持ちの良いものではない。明るいうちにノルマを果たさねば…。
 という11日間だったが、平均が1万3千歩を超えて順調である。