GALA…、それは祭典とも、祝典ともいわれるPMFを祝するコンサート。開会を告げるファンファーレに始まり、ウェルカムハーモニー(って言うのかな?)に迎えられ、華やかに始まったコンサートだった。
※ 開演前のガラコンサートのステージの様子です。
8月1日(土)午後、今年のPMFを締め括るガラコンサートがキタラで行われ、拙ブログでもレポした旧AMOEBAの仲間5人と鑑賞した。
ガラコンサートは相当な人気らしく、発売当日に買い求めたにもかかわらず5人が揃って座れる席は私が入手したのが最後だった。もっともその席は最低価格(3,000円)の席で、キタラの最奥部の席ではあったのだが…。
コンサートは前述のとおり、5本のトランペットによる開会のファンファーレに始まり、チケットチェックを終えたホワイエでは弦や管の9人の演奏者が歓迎のハーモニーを演奏して雰囲気を盛り上げてくれた。
※ ホワイエではこうして来場者向けに歓迎のハーモニーを演奏していました。
コンサートは午後3時開演した。
通常のコンサートとは違い、ソプラノ歌手の天羽明恵さんの司会でコンサートは進行した。リンクアップコンサートのときもソプラノ歌手の九嶋香奈枝さんが司会・進行したが、クラシックに疎い者にとってはコンサートをより楽しむことができるので大歓迎である。
当日演奏された曲目も、祝祭らしく多彩なラインナップだった。プログラムを羅列した後、私の感想を述べることにする。
【第1部】
◇デュカス/「ラ・ベリ」のファンファーレ PMFオーケストラ・ブラス・メンバー PMFアメリカ・ブラス・メンバー
◇オッフェンバック/歌劇「ホフマン物語」からオランピアのアリア 天羽明恵(ソプラノ) PMFオーケストラ・メンバー
◇プーランク/六重奏曲 PMFアメリカ PMFピアニスト(南部麻里)
◇ヴォーカル・アカデミーによるオペラアリア PMFヴォーカル・アカデミー・メンバー(ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノール、バリトン、各1人)
◇モーツアルト/ディヴェルティメント 第17番 K.334から「メヌエット」、「アダージョ」、「ロンド」 ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン) PMFオーケストラ・メンバー
◇ホルスト/PMF讃歌~ジュピター~ 天羽明恵 PMFオーケストラ PMF祝祭合唱団(北大混声合唱団、北大合唱団)
【第2部】
◇ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲 PMFオーケストラ
◇ラマニノフ/ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 ドミトリー・マスレエフ(ピアノ) PMFオーケストラ
◇ショスタコーヴィチ/交響曲 第10番 ホ短調 作品93 PMFアメリカ PMFオーケストラ
なお、オーケストラの指揮はPMFの芸術監督を務めたワレリー・ゲルギエフが務めた。
※ 開場前、エントランスホールで高らかに開会を告げるファンファーレが鳴り響きました。
度々言っているが、クラシックに疎い私からみて、今回のガラコンサートを評すると、まずは天羽明恵さんのオランピアのアリアが良かった。さすが日本の第一人者といった感があった。
また、ライナー・キュッヒル率いる弦楽器によるモーツァルトはとても心地良く聞こえた。対して、プーランクの六重奏曲は管楽器による六重奏だったのだが、管楽器だけの重奏は私の耳にあまり心地良く聴こえてこなかった。
第1部の最後、PMF讃歌「ジュピター」はステージと会場が一体となって謳い上げる素晴らしいひと時で、まさに「これぞガラコンサート!」と言えるような瞬間だった。(ジュピターは休憩時間に天羽明恵さんがホワイエにて歌唱指導をして本番を迎えた)
※ 休憩時間に天羽さんが「ジュピター」の歌唱指導をしているところです。
少し残念に思えたのは、第2部のピアノ協奏曲であるが、演奏したマスレエフは今年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝したと司会の天羽さんから紹介があった。
ところが、マスレエフの素晴らしいテクニックがバックのPMFオーケストラの音にかき消されていたように私には聴こえた。専門的には何の問題もないことなのだろうが、私のところからは(座席がステージから遠かった?)ピアノの音が良く聞こえてこなかったのが少し残念に思えた。
と、あれこれ書き連ねたが、ガラコンサートが贅沢なコンサートであることは間違いない!
午後3時から8時過ぎまで、たっぷりとクラシックの世界を堪能することができた。
来年もぜひ楽しみたいコンサートである。
※ 開演前のガラコンサートのステージの様子です。
8月1日(土)午後、今年のPMFを締め括るガラコンサートがキタラで行われ、拙ブログでもレポした旧AMOEBAの仲間5人と鑑賞した。
ガラコンサートは相当な人気らしく、発売当日に買い求めたにもかかわらず5人が揃って座れる席は私が入手したのが最後だった。もっともその席は最低価格(3,000円)の席で、キタラの最奥部の席ではあったのだが…。
コンサートは前述のとおり、5本のトランペットによる開会のファンファーレに始まり、チケットチェックを終えたホワイエでは弦や管の9人の演奏者が歓迎のハーモニーを演奏して雰囲気を盛り上げてくれた。
※ ホワイエではこうして来場者向けに歓迎のハーモニーを演奏していました。
コンサートは午後3時開演した。
通常のコンサートとは違い、ソプラノ歌手の天羽明恵さんの司会でコンサートは進行した。リンクアップコンサートのときもソプラノ歌手の九嶋香奈枝さんが司会・進行したが、クラシックに疎い者にとってはコンサートをより楽しむことができるので大歓迎である。
当日演奏された曲目も、祝祭らしく多彩なラインナップだった。プログラムを羅列した後、私の感想を述べることにする。
【第1部】
◇デュカス/「ラ・ベリ」のファンファーレ PMFオーケストラ・ブラス・メンバー PMFアメリカ・ブラス・メンバー
◇オッフェンバック/歌劇「ホフマン物語」からオランピアのアリア 天羽明恵(ソプラノ) PMFオーケストラ・メンバー
◇プーランク/六重奏曲 PMFアメリカ PMFピアニスト(南部麻里)
◇ヴォーカル・アカデミーによるオペラアリア PMFヴォーカル・アカデミー・メンバー(ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノール、バリトン、各1人)
◇モーツアルト/ディヴェルティメント 第17番 K.334から「メヌエット」、「アダージョ」、「ロンド」 ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン) PMFオーケストラ・メンバー
◇ホルスト/PMF讃歌~ジュピター~ 天羽明恵 PMFオーケストラ PMF祝祭合唱団(北大混声合唱団、北大合唱団)
【第2部】
◇ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲 PMFオーケストラ
◇ラマニノフ/ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 ドミトリー・マスレエフ(ピアノ) PMFオーケストラ
◇ショスタコーヴィチ/交響曲 第10番 ホ短調 作品93 PMFアメリカ PMFオーケストラ
なお、オーケストラの指揮はPMFの芸術監督を務めたワレリー・ゲルギエフが務めた。
※ 開場前、エントランスホールで高らかに開会を告げるファンファーレが鳴り響きました。
度々言っているが、クラシックに疎い私からみて、今回のガラコンサートを評すると、まずは天羽明恵さんのオランピアのアリアが良かった。さすが日本の第一人者といった感があった。
また、ライナー・キュッヒル率いる弦楽器によるモーツァルトはとても心地良く聞こえた。対して、プーランクの六重奏曲は管楽器による六重奏だったのだが、管楽器だけの重奏は私の耳にあまり心地良く聴こえてこなかった。
第1部の最後、PMF讃歌「ジュピター」はステージと会場が一体となって謳い上げる素晴らしいひと時で、まさに「これぞガラコンサート!」と言えるような瞬間だった。(ジュピターは休憩時間に天羽明恵さんがホワイエにて歌唱指導をして本番を迎えた)
※ 休憩時間に天羽さんが「ジュピター」の歌唱指導をしているところです。
少し残念に思えたのは、第2部のピアノ協奏曲であるが、演奏したマスレエフは今年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝したと司会の天羽さんから紹介があった。
ところが、マスレエフの素晴らしいテクニックがバックのPMFオーケストラの音にかき消されていたように私には聴こえた。専門的には何の問題もないことなのだろうが、私のところからは(座席がステージから遠かった?)ピアノの音が良く聞こえてこなかったのが少し残念に思えた。
と、あれこれ書き連ねたが、ガラコンサートが贅沢なコンサートであることは間違いない!
午後3時から8時過ぎまで、たっぷりとクラシックの世界を堪能することができた。
来年もぜひ楽しみたいコンサートである。