札幌圏で最高峰の余市岳だが、ロープウェイを利用しての山行は、やや物足りない感じもした。しかし、今の私のコンディションには無理のない山行だったと言えるのかもしれない。
徐々にコンディションを取り戻している私である。
好天だったこともあり、先週の「迷沢山」に続いて、今日(30日)私にとって未踏の「余市岳」に登ることにした。
余市岳にはキロロスキー場のところから自分の足で登る旧登山道がある。こちらはいまでも本格的な登山愛好家たちが利用しているようだが、私は多くの人が利用するロープウェイを利用して山頂駅から頂上を目指す新登山道を登ることにした。
※ ロープウェイの出発点の様子です。
朝6時、家を出て赤井川に向かった。思っていたより遠かった。車のメーターを見ると55キロを示していた。
ロープウェイ券(往復1,200円)を購入し、ロープウェイに乗り込んだ。
山頂駅でロープウェイを降りると,目の前に余市岳が見える。周りは晴れているのに山頂部分には厚い雲がかかっていた。なんとか登頂時には雲が切れてほしいと願った。
見渡したところ私以外に登山客はいなかったが、山頂駅には観光客の家族が見えた。
※ ロープウェイ山頂駅のところから見た余市岳です。山頂部分が雲に覆われています。
※ 山頂駅の横にあった新登山道の登り口です。
7時40分、山頂駅のすぐ傍にある登山口からいよいよ登山開始である。
登山道は背丈を超えるササが生い茂っているところを切り拓いて造られていた。
コースは僅かに傾斜してはいるが気になるほどの斜度ではない。ササが背丈を超えているため周りを眺めることはできない中、淡々と歩みを進めた。
※ 前半はこのような高いササに視界を遮られた中を登っていきます。
コースは車が通れるほどの幅にササが刈り取られている。(車が通れるような道路として整備されてはいないが)斜度は気にならなかったが、刈り取ったササがコース内に敷き詰められているのが気になった。というのも、ササとはいっても背丈ほどのものになると、中には細い竹状態のものもあり、そこに足を載せると滑ってしまうことが何度もあった。
刈り取ったササを登山道に敷き詰めることは、登山道の保護にも役立つことだからいたし方ないことなので、ここは我慢するしかないのだが…。
※ このように刈り取ったササに覆われた中を登っていきます。(木の柱については後述します)
もう一つ気になったことがあった。
それは、登山道の端(脇)が大きくえぐれてしまっているところが数多く見受けられた。これは、大雨や雪解け水が登山道を鉄砲水のように流れて土を大きく削り取ってしまうのだろう。登山道として整備するため、ササや木を取り除いたことによってこうしてえぐり取られた登山道をこれまでも何度も目にしてきた。山にとっては迷惑な話だろう。
なんとかならないものか、と考えながら登っていたところ対策が講じられていた。それは登山道を斜めに横切るようにして板状の木を寝かせてあるところを3度ほど目にした。
登山道を流れてきた雨水などが、その板状の木に当たると、水は登山道からササ原の方に導かれるようになっているのだ。こうすることで、根がしっかり張っているササ原の中では土をえぐり取られることもなくなるのではないだろうか。
ただ楽しませてもらっている私が言うべきことではないのかもしれないが、こうした対策をさらに拡充することによって土砂の流失を少しは防げるのではないだろうか。
※ 写真のように登山道がえぐられたところも何か所も目にしました。
※ 広い登山道もこうしてえぐられると人一人程度しか通れません。
※ このような対策は有効なのでは?と思うのですが…。3ヶ所ほど目にしました。
そんなことを考えながら、緩い傾斜の登山道を上って行った。時折り、頭上を吹き渡る風は、朝のせいなのか、それとも秋が近づいたせいなのか、肌寒いくらいの風が吹き渡った。
登山道は0.5キロ毎に距離表示が掲示されているのが有り難かった。それによると、新登山道は4キロのコースのようだ。
※ このような標識が整備されていたのは嬉しかったです。
※ 目前に見える余市岳の山頂付近は依然雲に覆われていました。
スタートから私の足で50分、下から自分の足で登る旧登山道との合流点に至った。
ここからは目の前に余市岳もくっきりと見える。相変わらず、山頂付近は雲に覆われていた。コースはいったん下った後、いよいよ本格的な上りに入る。(続きは後編で)
※ こんな出会いも…。すでに役目を終えたのか、弱々しく飛び立てない蝶に出会いました。
徐々にコンディションを取り戻している私である。
好天だったこともあり、先週の「迷沢山」に続いて、今日(30日)私にとって未踏の「余市岳」に登ることにした。
余市岳にはキロロスキー場のところから自分の足で登る旧登山道がある。こちらはいまでも本格的な登山愛好家たちが利用しているようだが、私は多くの人が利用するロープウェイを利用して山頂駅から頂上を目指す新登山道を登ることにした。
※ ロープウェイの出発点の様子です。
朝6時、家を出て赤井川に向かった。思っていたより遠かった。車のメーターを見ると55キロを示していた。
ロープウェイ券(往復1,200円)を購入し、ロープウェイに乗り込んだ。
山頂駅でロープウェイを降りると,目の前に余市岳が見える。周りは晴れているのに山頂部分には厚い雲がかかっていた。なんとか登頂時には雲が切れてほしいと願った。
見渡したところ私以外に登山客はいなかったが、山頂駅には観光客の家族が見えた。
※ ロープウェイ山頂駅のところから見た余市岳です。山頂部分が雲に覆われています。
※ 山頂駅の横にあった新登山道の登り口です。
7時40分、山頂駅のすぐ傍にある登山口からいよいよ登山開始である。
登山道は背丈を超えるササが生い茂っているところを切り拓いて造られていた。
コースは僅かに傾斜してはいるが気になるほどの斜度ではない。ササが背丈を超えているため周りを眺めることはできない中、淡々と歩みを進めた。
※ 前半はこのような高いササに視界を遮られた中を登っていきます。
コースは車が通れるほどの幅にササが刈り取られている。(車が通れるような道路として整備されてはいないが)斜度は気にならなかったが、刈り取ったササがコース内に敷き詰められているのが気になった。というのも、ササとはいっても背丈ほどのものになると、中には細い竹状態のものもあり、そこに足を載せると滑ってしまうことが何度もあった。
刈り取ったササを登山道に敷き詰めることは、登山道の保護にも役立つことだからいたし方ないことなので、ここは我慢するしかないのだが…。
※ このように刈り取ったササに覆われた中を登っていきます。(木の柱については後述します)
もう一つ気になったことがあった。
それは、登山道の端(脇)が大きくえぐれてしまっているところが数多く見受けられた。これは、大雨や雪解け水が登山道を鉄砲水のように流れて土を大きく削り取ってしまうのだろう。登山道として整備するため、ササや木を取り除いたことによってこうしてえぐり取られた登山道をこれまでも何度も目にしてきた。山にとっては迷惑な話だろう。
なんとかならないものか、と考えながら登っていたところ対策が講じられていた。それは登山道を斜めに横切るようにして板状の木を寝かせてあるところを3度ほど目にした。
登山道を流れてきた雨水などが、その板状の木に当たると、水は登山道からササ原の方に導かれるようになっているのだ。こうすることで、根がしっかり張っているササ原の中では土をえぐり取られることもなくなるのではないだろうか。
ただ楽しませてもらっている私が言うべきことではないのかもしれないが、こうした対策をさらに拡充することによって土砂の流失を少しは防げるのではないだろうか。
※ 写真のように登山道がえぐられたところも何か所も目にしました。
※ 広い登山道もこうしてえぐられると人一人程度しか通れません。
※ このような対策は有効なのでは?と思うのですが…。3ヶ所ほど目にしました。
そんなことを考えながら、緩い傾斜の登山道を上って行った。時折り、頭上を吹き渡る風は、朝のせいなのか、それとも秋が近づいたせいなのか、肌寒いくらいの風が吹き渡った。
登山道は0.5キロ毎に距離表示が掲示されているのが有り難かった。それによると、新登山道は4キロのコースのようだ。
※ このような標識が整備されていたのは嬉しかったです。
※ 目前に見える余市岳の山頂付近は依然雲に覆われていました。
スタートから私の足で50分、下から自分の足で登る旧登山道との合流点に至った。
ここからは目の前に余市岳もくっきりと見える。相変わらず、山頂付近は雲に覆われていた。コースはいったん下った後、いよいよ本格的な上りに入る。(続きは後編で)
※ こんな出会いも…。すでに役目を終えたのか、弱々しく飛び立てない蝶に出会いました。