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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

近美のコンサート「音楽のパレット」

2017-02-01 16:19:03 | ステージ & エンターテイメント
 若者ゆえだろうか?素人には選曲が難しすぎたきらいがあったように思えた。もっとも私は「若者なのだから難曲に挑戦することは理解できる」とアンケートには記したのだが…。


               
 
 1月28日(土)午前、道立近代美術館と北海道教育大岩見沢校が共催する「音楽のパレット」と題するコンサートが行われ、鑑賞する機会を得た。
 コンサートは、北海道教育大岩見沢校の音楽コースのフルート、ピアノ、オーボエの奏者(いずれも4年生)が演奏した。さすがに4年生である。その立ち居振る舞いも堂々としていて、いつでもプロの奏者としてデビューできる、といった雰囲気を醸し出していた。

               

 プログラムは次のようになっていた。
 ◇フルート・オーボエ・ピアノのための3重奏曲より 第2楽章/ジャン=ミシェル・ダマーズ作曲
    〔フルート・オーボエ・ピアノによるアンサンブル〕

               

 ◇24の性格的小品 作品36より 第一番 前奏曲、第3番 夜想曲、第4番 小さなバラード/アントン・アレンスキー作曲
    〔ピアノソロ/小板橋 沙里〕

               

 ◇オーボエ・ソナタFP185/フランシス・プーランク作曲
    〔オーボエソロ/渡邊 萌愛〕

                    

 ◇フルートソナタより 第4楽章/セザール・フランク作曲
    〔フルートエソロ/鷲森 由里〕

                    

 ◇フルート・オーボエ・ピアノのための3重奏曲/マデリーン・ドリング作曲
    〔フルート・オーボエ・ピアノによるアンサンブル〕

               

 これらの選曲が難曲であるかどうか、素人の私には判断できないのだが、4年間の研鑽の成果を問う、という彼女らの意気込みのようなものが感じられる選曲だったように感じられた。
 もし彼女らがプロの奏者だったとしたら、聴衆へのサービスとして誰もが聴き慣れたような曲もその中に含めるのではないだろうか?
 そうした曲が皆無だったことにも、彼女たちがこのコンサートに対して4年間の総決算の意味を込めていたように感じられた。
 それだけ私には難しい曲の数々だった、というのが正直な感想である。