馴染みの薄いバイアスロン競技だが、ライブで観戦してみるとなかなか興味深い競技だった。一昨日、予定していながら観戦できずに悔しさが残ったので、本日の予定をキャンセルし、リベンジ観戦に臨んだ。
※ 日本Aチームの第四走者の枋木(こぼのき)選手の立射の様子です。
この機会(アジア大会)を逃したら、バイアスロン競技などなかなか観戦する機会はないのではと思われ、本日の予定をキャンセルして大会会場である「西岡バイアスロン競技場」に向かった。
地下鉄真駒内駅からバスに揺られて15分。会場は人里離れた西岡公園のさらに奥地にあった。
※ 観客は写真のトンネルを通って観客席に、トンネルの上は選手が走るコースです。
私と同じように、珍しい競技なので一度見てみよう、と思う人が少なからずいるようだ。バスは超満員、会場の観客席もかなりの人で埋まっていた。(といっても2~300人程度か?)
※ 観客席に詰めかけた観戦客の様子です。
バイアスロンとは、クロスカントリーとライフル射撃を組み合わせた競技である。つまりクロスカントリースキーの速さと、射撃の正確性を競う競技である。
種目はいろいろあるようだが、本日はミックスリレー(男女混合リレー)が行われた。
大会プログラムによると、ミックスリレーは男子2名、女子2名でチームを構成し、男子は7.5キロ、女子は6キロ走る中で、伏射と立射を2回行いながらリレーで繋ぐ競技である。(2回の射撃を行うために女子は一周2キロを、男子は一周2.5キロのコースを周回する)
※ スタート地点を写した会場全体図です。写真に写る人たちはスタート前の選手たちです。
※ こちらは射撃場です。整然と射場が並んでいました。
※ 試合開始前の的の様子です。的に当たると、的は白く覆われます。
午前10時、出場11チームの第一走者(女子)が一斉にスタートを切った。
※ スタートの合図はピストルなどではなく、審判(?)の旗が合図のようです。
※ 背中に銃を背負った選手が一斉に野山の向かって駆け出します。
競技場周辺の山野を一周して射撃場に還ってきたときには、この競技の強豪国のカザフスタンのAチームが他をぐーっと引き離して射撃に入った。日本のAチームの第一走者も健闘し2位をキープし、続いてカザフスタンB、中国Aが続いた。第一走者のときはこの順は変わらなかった。
ところが第二走者に代わって日本は他から追い上げられ、カザフスタンB、中国Aに追い抜かれて4位に後退した。
カザフスタンA・Bは他を寄せ付けない圧倒的な速さで最後まで突っ走りワンツーフィニッシュを果たした。中国と日本との差もかなりあったのだが、ここで日本の第三走者で日本のエースの立崎選手が抜群の射撃で中国選手を捉えたのだ。この時は会場が大いに沸いた。実は、立崎選手は前日の男子12.5キロで好調の射撃によって強豪のカザフスタン勢を抑えて見事金メダルを獲得していたのだ。
立崎選手が奪ったリードを、続く枋木(こぼのき)選手がしっかり繋ぎ、日本は銅メダルを獲得し、主催国としての面目を保つ結果となった。
※ 日本チームの三位入賞は作戦がズバリ的中したようで、喜びも大きかったようです。
※ 三位入賞の殊勲者・立崎選手は右から2番目の選手です。
バイアスロン競技の場合、観客は選手が走る場面はほとんど目にすることができない。自然に射撃の様子を凝視することになる。
観客席は射撃をするところからやや離れているが、それでも的に当たったかどうかは観ていて分かる。日本選手が的に当てるたびに歓声が起こった。
射撃は競技によってレギュレーションはマチマチのようだが、リレーの場合はライフルに5発の弾が込められていて、それで5つの的を狙う。しかし、予備に3発の弾が与えられている。つまり8発中5発が命中すればペナルティはない。8発撃って的が残った時は1発につき一周150メートルのコースをペナルティとして余分に走らなければならないという規定になっていた。
※ 前半は写真のように何人もの選手が同時に射撃をする場面もありました。
後で知ったことだが、伏射と立射では的の大きさが違うらしい。立射はやはり不安定になるので伏射より的が大きいということだ。
とはいっても距離50メートル先の的(伏射では直径45ミリ、立射では115ミリ)に当てるのだから大変である。しかも雪の野山を駆けまわった後に狙うのだから息も上がっている中での射撃は相当に難しいと思われるが、さすが鍛えられた選手たちである。上位にくるチームの選手がペナルティを喫することはほとんどなかったようだ。
※ 立射の様子です。
※ こちらは伏射です。伏射は被写体として難しくこの一枚だけだと思います。
今日(2月25日)は、太陽も顔を出し、気温も低くなく、観戦日和だった。選手の射撃が的に当たった、当たらないと一喜一憂しながら観戦するのはなかなか楽しい経験だった。
※ リレーの場面です。リレーは選手の手と手のタッチを審判が確認します。
会場の傍では模擬銃(電子銃?)による体験射撃会も行われていて、私も体験させてもらった。距離も短く、銃を安定させての体験だったが、私は5発中4発命中することができた。素質ある? そんなことないかぁ…。
※ 射撃の体験会の様子です。私も貴重な体験をさせてもらいました。
来年の百昌冬季オリンピックのTV中継ではバイアスロンを観ようかなぁ?
※ 日本Aチームの第四走者の枋木(こぼのき)選手の立射の様子です。
この機会(アジア大会)を逃したら、バイアスロン競技などなかなか観戦する機会はないのではと思われ、本日の予定をキャンセルして大会会場である「西岡バイアスロン競技場」に向かった。
地下鉄真駒内駅からバスに揺られて15分。会場は人里離れた西岡公園のさらに奥地にあった。
※ 観客は写真のトンネルを通って観客席に、トンネルの上は選手が走るコースです。
私と同じように、珍しい競技なので一度見てみよう、と思う人が少なからずいるようだ。バスは超満員、会場の観客席もかなりの人で埋まっていた。(といっても2~300人程度か?)
※ 観客席に詰めかけた観戦客の様子です。
バイアスロンとは、クロスカントリーとライフル射撃を組み合わせた競技である。つまりクロスカントリースキーの速さと、射撃の正確性を競う競技である。
種目はいろいろあるようだが、本日はミックスリレー(男女混合リレー)が行われた。
大会プログラムによると、ミックスリレーは男子2名、女子2名でチームを構成し、男子は7.5キロ、女子は6キロ走る中で、伏射と立射を2回行いながらリレーで繋ぐ競技である。(2回の射撃を行うために女子は一周2キロを、男子は一周2.5キロのコースを周回する)
※ スタート地点を写した会場全体図です。写真に写る人たちはスタート前の選手たちです。
※ こちらは射撃場です。整然と射場が並んでいました。
※ 試合開始前の的の様子です。的に当たると、的は白く覆われます。
午前10時、出場11チームの第一走者(女子)が一斉にスタートを切った。
※ スタートの合図はピストルなどではなく、審判(?)の旗が合図のようです。
※ 背中に銃を背負った選手が一斉に野山の向かって駆け出します。
競技場周辺の山野を一周して射撃場に還ってきたときには、この競技の強豪国のカザフスタンのAチームが他をぐーっと引き離して射撃に入った。日本のAチームの第一走者も健闘し2位をキープし、続いてカザフスタンB、中国Aが続いた。第一走者のときはこの順は変わらなかった。
ところが第二走者に代わって日本は他から追い上げられ、カザフスタンB、中国Aに追い抜かれて4位に後退した。
カザフスタンA・Bは他を寄せ付けない圧倒的な速さで最後まで突っ走りワンツーフィニッシュを果たした。中国と日本との差もかなりあったのだが、ここで日本の第三走者で日本のエースの立崎選手が抜群の射撃で中国選手を捉えたのだ。この時は会場が大いに沸いた。実は、立崎選手は前日の男子12.5キロで好調の射撃によって強豪のカザフスタン勢を抑えて見事金メダルを獲得していたのだ。
立崎選手が奪ったリードを、続く枋木(こぼのき)選手がしっかり繋ぎ、日本は銅メダルを獲得し、主催国としての面目を保つ結果となった。
※ 日本チームの三位入賞は作戦がズバリ的中したようで、喜びも大きかったようです。
※ 三位入賞の殊勲者・立崎選手は右から2番目の選手です。
バイアスロン競技の場合、観客は選手が走る場面はほとんど目にすることができない。自然に射撃の様子を凝視することになる。
観客席は射撃をするところからやや離れているが、それでも的に当たったかどうかは観ていて分かる。日本選手が的に当てるたびに歓声が起こった。
射撃は競技によってレギュレーションはマチマチのようだが、リレーの場合はライフルに5発の弾が込められていて、それで5つの的を狙う。しかし、予備に3発の弾が与えられている。つまり8発中5発が命中すればペナルティはない。8発撃って的が残った時は1発につき一周150メートルのコースをペナルティとして余分に走らなければならないという規定になっていた。
※ 前半は写真のように何人もの選手が同時に射撃をする場面もありました。
後で知ったことだが、伏射と立射では的の大きさが違うらしい。立射はやはり不安定になるので伏射より的が大きいということだ。
とはいっても距離50メートル先の的(伏射では直径45ミリ、立射では115ミリ)に当てるのだから大変である。しかも雪の野山を駆けまわった後に狙うのだから息も上がっている中での射撃は相当に難しいと思われるが、さすが鍛えられた選手たちである。上位にくるチームの選手がペナルティを喫することはほとんどなかったようだ。
※ 立射の様子です。
※ こちらは伏射です。伏射は被写体として難しくこの一枚だけだと思います。
今日(2月25日)は、太陽も顔を出し、気温も低くなく、観戦日和だった。選手の射撃が的に当たった、当たらないと一喜一憂しながら観戦するのはなかなか楽しい経験だった。
※ リレーの場面です。リレーは選手の手と手のタッチを審判が確認します。
会場の傍では模擬銃(電子銃?)による体験射撃会も行われていて、私も体験させてもらった。距離も短く、銃を安定させての体験だったが、私は5発中4発命中することができた。素質ある? そんなことないかぁ…。
※ 射撃の体験会の様子です。私も貴重な体験をさせてもらいました。
来年の百昌冬季オリンピックのTV中継ではバイアスロンを観ようかなぁ?