観魚橋 ⇒ 旭橋 トレッキング実施日 ‘17/2/15
この日(2月15日)はスタートして間もなく、対岸の右岸にわたり快適な旭川サイクリングロードの雪上トレッキングとなった。スノーシューは適度に沈むものの快調にトレッキングを続けた。このまま楽勝かと思ったのだが…。
2月14日(水)、ホテルの朝食は7時から、バスは7時30分発。私はそそくさと朝食を摂り、朝一番のバスに飛び乗り、昨日のゴール地点の「観魚橋」バス停に向かった。
※ 「観魚橋」バス停にザックを引っかけて、トレッキングの準備をしました。
バスの車内には朝陽が射し、天気は問題なさそうだった。
8時少し前、「観魚橋」バス停に降り立ち、トレッキングの準備を整え、8時05分この日の行動を開始した。
※ この日初めて目にする石狩川です。
歩くのは、昨日同様に石狩川沿いに造成された国道12号線と並行してさらに河岸を走る旧国道である。
ライブレポでも記したが、前日同様この日もシカの群れに何度も歓迎(?)された。
旧国道上には、シカたちが何度も何度も行き来するために立派な(?)獣道ができていた。
※ まるで人が何度でも歩いた跡のようにくっきりとできたシカたちの足跡です。
※ シカたちは基本的に巣を持たないはず、木の枝の下に固まって夜を過ごした跡ではないかと思われます。
スタートして間もなく「観魚橋」という表示が目に入った。
実は、バス停名の「観魚橋」というのが橋の名前だろう、と思ってはいたのだがマップ上に表記がないため、その存在に半信半疑だったのだが、橋の名を見て胸のつかえがとれた思いだった。
※ 「観魚橋」という表示を見て、胸のつかえがとれた思いでした。
やがて遠くに「伊納大橋」が見えてくると、それまであった旧国道が途切れ、私は現在使われている国道に導かれた。ほんの短い区間ではあったが、国道の歩道を通って「伊納大橋」を渡り、右岸に移動した。
※ 行動開始後30分後くらいに、遠くに「伊納大橋」が目に入ってきました。
※ 左側は石狩川が迫り、右側に走る国道12号線に押し上げられました。
何度も記したが、私はこの「冬の石狩川河岸を遡る」プロジェクトは特別の事情がないかぎり右岸を歩いてきた。今回も事前に旭川市に問い合わせて「伊納大橋」以降は大丈夫とのお墨付きを得て、右岸に移ることにしたのだ。
※ 「伊納大橋」の橋の上から見た石狩川です。まだまだ川幅が十分に広かったです。
※ 渡り終えた右岸から見た「伊納大橋」です。
右岸は、これも何度も触れたがJR旧函館線跡を利用した「旭川サイクリングロード」が走っていた。私はその存在を知ったとき、石狩川沿いを走るこのサイクリングロードをトレッキングしたいと思っていた。
サイクリングロードは期待どおり平坦でとても歩きやすかった。前日とは違い、石狩川を右手に見ながらのトレッキングとなった。
※ 旭川サイクリングロードは写真のとおり平坦で歩きやすいコースが広がっていました。
旭川が近づいたからだろうか?対岸には河岸に住宅が目立つようになってきた。対して私が歩く右岸には住宅などの建物は全くと言ってよいほど目に入らなかった。
※ 旭川が近づき、対岸には民家が並び始めました。
「伊納大橋」から右岸に移って、快適なトレッキングを続けるここ約1時間、この日石狩川に架かる二つ目の橋「江神橋」に到達した。
サイクリングロードは堤防の外側に造られていて、石狩川が目に入らなくなったので堤防を上り、堤防上を往くことになった。
しかしまた、いつの間にかサイクリングロードと合流してトレッキングは続いた。
かなり旭川市街に近付いた証拠だろう。私の前に散策したスノーシューの跡も見えるようになって来た。
※ 石狩川が大きく湾曲している部分でしたが、遠くに「江神橋」が見えます。
※ 「江神橋」の袂のサイクリングロードはJR函館線と並行して橋の下をくぐっていました。
※ サイクリングロードを離れ、堤防に出て「江神橋」をパチリと。
※ 旭川の市街が近づき、他の人が歩いたスノーシューの跡が見えました。左端はシカの足跡かな?
そして「江神橋」から1時間くらい経ったとき、サイクリングロードに通行止めの柵と標識が取り付けられていた。どうやら、台風などで崖が崩壊したためにサイクリストが入り込まないように措置されたもののようだった。
※ 旭川サイクリングロードは現在使用が禁止されている(夏期間)ことがこの表示で再確認できました。
通行止めの標識が少し行くと、ライブレポでもレポートしたが、川中に大きな岩があり、アイヌの伝説では星が落ちてできた岩という言い伝えで「ノチュ(星)」と呼ばれていたそうだ。
※ 川の中にこのような大きな岩があると目立ちますね。
それから間もなく、この日三つ目の橋「近文大橋」に到達した。
※ かなり交通量が多い「近文大橋」です。
「近文大橋」を過ぎたとき、石狩川の川中では大型機械が何台も動いてなにやら工事が行われていた。(後から知ることになるのだが、この河川工事は石狩川と並行するように流れている支流のウッペツ川の水門建設工事ということだった)
そして「サイクリングロードは河川工事のために、この先で中断します」という表示が出ていた。そしてその先、サイクリングロードはぷっつりと途切れていた。
※ 石狩川の川中(と思ったのですが)では大型機械が投入され、大規模な河川工事が行われていました。
この時11時20分、私はここで一息入れ、この日の後半に臨んだのだが、ここまで順調だっただけに、ここから先に大きな試練が待ち受けているとは露ほども思っていなかったのだが、現実は厳しかった…。(続きは後編にて)