田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

EZO音楽祭 えぞオン2017 時計台

2017-02-11 17:06:51 | ステージ & エンターテイメント
 数年ぶりの「えぞオン」だった。懐かしさを感じながらも、私の中に新しさを受け入れたり、オリジナルにじっと耳を傾けたりするといった感性や興味が失われてしまったのだろうか?ちょっと寂しい思いをしながら登場するアーティストたちの音楽を聴いた。 

                    

 さっぽろ雪まつりの期間に合わせるようにして、札幌時計台ホールで開催されてきた「えぞオン」も今年で10回目を迎えるという。このイベントは、札幌を中心に活動を続けるミュージシャンが無償(?)でステージに上がってくれるイベントである。
 今回の「えぞオン」は2月6日・7日と二日間にわたって開催されたが、私は迷いつつも一日目だけ参加した。

 一日目(2月6日)のラインナップは次のとおりだった。
 ◇観月
 ◇長津宏文
 ◇山口亜沙子 & のぶフレンズ
 ◇佐々木幸男

 私がこの日の出演者の中で知っていたのは「浅井のぶ」と「佐々木幸男」の二人だけである。
 最初のステージの「観月」は若い女性だったが、歌う前に独特の語りを入れながら曲に入っていくという唱法で、私には「中島みゆき路線をねらっているのかな?」と思われたが、「ひとりだち」など3曲を披露した。

                              

 「長津宏文」は1956年生まれということだから、60歳になるシンガーである。「雪かき」、「おっぱい」などちょっとコミカルな歌を披露した後、「花咲く街角」という気合の入った歌も披露した。札幌でかなり長期間にわたって活躍している人のようだが、私には初見のシンガーだった。
 
                 

 続いては「山口亜沙子 & のぶフレンズ」だったが、「山口亜沙子」は若いころ音楽活動をしていたが、その後音楽活動からは離れ、昨年35年ぶりに復帰したということだった。歌声に魅力を感じないでもないが、ブランクの影響が声に出ているように思われた。彼らは合計5曲披露したのだが、後半2曲は「浅井のぶ」のステージだった。それまで割合と個性のある歌声が続いたこともあり、浅井のぶの柔らかな歌声が新鮮に聴こえてきた。

               
               ※ 写真は浅井のぶさんです。

 そして真打「佐々木幸男」の登場である。彼は現在66歳であるが、デビュー曲「君は風」のヒット曲で知られるシンガーソングライターである。
 さすがに、それまでの3組のシンガーたちとは格の違いを見せつけるようなステージだった。その歌声も、ギターテクも一枚上手という感じで、聴き応えがあった。彼は「君は風」を含めて8曲も披露してくれた。

               

 登場した4組のシンガー達は、それぞれライブ活動などではそれなりの料金を徴収できるシンガー達である。(佐々木幸男が3月14日に行うコンサートは前売りで5,000円という)
 それがこの「えぞオン」では無料で聴かせてもらえるというお得なステージである。
 なのに、私の中ではどこか冷めてしまっている自分がいた。歳をとりすぎた私の年齢がそうさせるのだろうか?
 翌7日には、やはり同年代の「すずき一平」も登場するということだったが、私が時計台ホールに向かうことはなかった…。