田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ハードルの高いオペラ観劇

2018-01-11 21:14:53 | ステージ & エンターテイメント
 知人からの強い勧めもあり札幌のオペラ集団「LCアルモーニカ」のオペラ公演を観劇する機会に恵まれた。しかし、正直に告白しよう…。恐れていたことだが、私にとってのオペラ観劇は「猫に小判」状態だったのが残念である…。 

               

 1月8日(月祝)午後、札幌市教育文化会館において表記「LCアルモーニカ」のオペラ公演があった。私は知人の方からチケットをプレゼントされるという幸運に恵まれ、観劇することになった。
 上演のプログラムは、林光作曲、若林一郎脚本の「おこんじょうるり」と、同じコンビによる「あまんじゃくとうりこひめ」という、どちらも和の世界を描くオペラであった。

 「LCアルモーニカ」とは、北海道内における声楽家や奏者が集まって発足した社会人オペラの会だという。したがって、それぞれが音楽的な教育を受けた本格的な集団である。その一員として、知人の娘さんも加わっていて、今回も主要な役を演ずることから、「ぜひ観てほしい」と乞われてチケットをプレゼントされたというわけである。

 知人の娘さんは「おこんじゅうるり」の“おこん”の役で出演していた。“おこん”とは、きつねが幼い娘に化けた役である。
 これまで数度にわたって知人の娘さんのステージを聴いたことがあるが、そのときはドレス姿のソプラノ歌手としての姿しか拝見していなかったので、幼い村娘に変身した姿からは俄かに彼女だとは思えなかったくらいの変身ぶりだった。ただ、その確かな歌声を聴いたとき、はじめてそれが知人の娘さんと信じることができた。

               

 さて、オペラであるが、私にはどうしても敷居が高い。
 私の場合、クラシックの声楽の良さを感得することすらなかなか難しいところがある。そこにオペラの場合は歌い手たちの演技が加わり、ストーリーがあるのはご存じのとおりである。その良さを私は感ずることができないのだ。残念ながら私にはオペラを楽しむ素養が欠けているということであろう。
           
 プレゼントしていただいたチケットは、何と4,000円である。オペラの観覧は高額と聞いていたが、私にはその良さを感ずることができないだけに高額に感じてしまう。
 しかし、本格的にオペラを上演する場合には、その規模が大掛かりになるだけにこうした価格になるのも致し方ないのであろう。オーケストラを入れ、本番だけではなく、通しの舞台稽古のためのステージ借用料、さらには出演者の中にはセミプロの方もいると聞く…、等々を勘案するとどうしても高額になってしまうのだろう。

 しかし…。う~ん、私にはどうしてもオペラ観劇は「猫に小判」となってしまう…。