中愛別駅周辺 ⇒ 愛山渓入口 トレッキング期日 ‘18/01/24
この日(1月24日)も気温は低かったものの、太陽が顔を出し、風も吹かず絶好のスノーシュートレッキング日和だった。前日の深雪トレッキングでコツのようなものを会得したこともあり、快適に歩を進めることができた。
朝6時30分、ホテルを出て、この日の駐車スポット「中愛別駅」に向かった。6時50分「中愛別駅」に着き、車載温度計で外気温を見るとマイナス18.5℃だった。
準備を整え7時10分、前日スノーシュー脱いだところまで移動し、7時25分スノーシュートレッキングを開始した。行動を開始したころはまだ日の出前だった。指先が冷たい。
※ 私が行く前方から太陽が昇り始めました。日の出です。
石狩川の河岸に向かっていたころ、ようやく太陽が顔を出し始めた。
河岸まで寄ってみると、今日も川面からは川霧が立ち昇っていた。
少し進むと、「川の渡し」の残骸のようなものが目に入った。残骸のようだが、ワイヤ線が対岸まで繋がっていたところをみると何かの施設なのかもしれないが、私には想像がつかなかった。
※ 川面には前日同様川霧が立ち昇っています。
※ 写真でははっきりしませんが、この設備から対岸にワイヤ線が伸びていました。
※ こちらは人道橋の跡でしょうか?それとも渡しの跡?
河岸(右岸)まで寄ると、相変わらず雪は柔らかく、膝下くらいまですっぽりと埋まる。河岸に近寄る際に堤防を通過したのだが、堤防上は吹きっさらしのためか雪が締まっていることが分かった。私は無理せずに堤防上まで戻ることにした。
この辺りになると、堤防の川の間の距離が短く、堤防上からも石狩川の流れが確認できる。「絶えず石狩川の流れを確認しながら上流を目指す」という私のコンセプトにも反しないので、できるだけ深雪を避けることにした。
※ 堤防上を行く私のスノーシューの跡です。まだ日の出直後のため、私の影が長く伸びています。
スノーシュートレッキングを開始してから25分後の7時50分、第一の橋に到達した。前日「中愛別橋」と思っていたのだが、そうではなく人道橋の「豊愛橋」だった。
対岸は崖の山なのになぜ橋など必要なのかな?と思ったのだが、周囲に建てられた看板を見ると、「見張岩」、「千畳岩」、「棒岩」など柱状節理が造る奇岩が集まっているところのようで一帯は「石垣山」と呼ばれて公園化されているようだった。
※ 対岸の「石垣山」に渡る人道橋の「豊愛橋」です。
「豊愛橋」からは国道が石狩川に接近してきたために堤防がなくなったので、再び深雪の河岸を行かねばならなかった。川面を見ると、ところによっては川全体が雪に覆われて凍っているところもあった。灌木地帯を淡々と進むと8時30分、当初は前日のゴールに設定していた「中愛別橋」にようやく到達した。
※ 石狩川はところによってはこうして全面が凍り、雪に覆われているところもありました。
※ この日もこうして灌木地帯を行く個所が何カ所もありました。
※ 初日のゴールに設定していた「中愛別橋」です。
「中愛別橋」からも検討の結果、右岸を続けて歩くことにした。右岸は崖が迫ってくるところがあったが、その崖と石狩川の間に道路が通っていたため、いざというときは道路に逃げられると判断したからだ。
「中愛別橋」から15分進むと、今度はJRの「第5石狩川橋梁」をくぐった。
※ JRの列車が渡る「第5石狩川橋梁」です。
左手に崖と道路、右手に石狩川、その間の狭いところを進んだ。石狩川は時に雪に埋もれていたり、時に水面が顔を出したり、とさまざまな顔を見せてくれた。
いよいよ崖が迫り、道路と川の間がなくなってしまったために、私は道路上を歩くことになった。とはいっても、道路もある農家のところまでは除雪されていたが、その先は除雪もされていなく、深雪に近い状態のところを行くしかなかった。
※ 左手に道路、右手には石狩川、私はその中間の狭いところを行かねばなりませんでした。
※ この辺りになると、こうした光景が多くなってきました。
そうしているうち、河岸に何やら施設が見えてきた。今まであまり目にしなかった施設だ。傍へ寄ってみると、その施設の傍に「水利使用標識」という看板が立っていた。看板によると、5/10~7/10までの「苗代期」、「代掻期」、「普通期」、「深水期」に石狩川の水を利使用するということが書かれていた。つまり、この辺りの稲作に石狩川の水の利使用を許可するという標識であり、施設のようだった。
※ 周辺の田を潤すための水利使用施設です。
※ この辺りの石狩川は、また水面が顔をのぞかせています。
10時ころ、除雪されていない道路に通行止めの標識が道路を横断していた。
ちょうど空腹を感じていたころだった。天気も良かったので、私は持参インスタントの「コーンポタージュ」を楽しむことにした。
私のスノーシュートレッキングでは、ステンレスボトル2本を携行している。1本は甘くて熱い紅茶を、もう1本には熱湯を入れている。熱湯の方はいわば保険のようなもので、ほとんど使うことはない。この日はその熱湯で「コーンポタージュ」を楽しむことにしたのだ。雪上での熱いコーンポタージュは最高だった!
※ 除雪されていない道路に通行禁止の設備が…。
※ その設備をテーブル代わりに使ってポタージュタイムです。
※ №27を一回で終えようと思っていたが、掲載写真が多くなることと、私の事情もあって前後編に分けてレポすることにした。