知人から「気をつけて帰るように」とメールをいただいていたので、18時45分無事帰宅したことを報告します。
食事をし、ひとっ風呂浴びたところです。
さて、今日の大苦戦の要因は偏に私のコース選定の失敗にあります。
今日は最初は左岸にコースを取ったのですが、「上川大橋」からはどちらを取ろうか迷いました。
その結果、左岸に比べて右岸は入り込む川が二つあったことから、一つしかない左岸を選びました。入り込む川があると、大きく迂回して橋などを渡らねばなりません。
地形などを検討せずに左岸を選定したミスでした。
悪戦苦闘しているとき、対岸を見ると畠など平原が広がっていました。
河岸歩きのベテラン(?)が大きなヘマをしてしまったものです。今後の糧としたいと思います。
ところで、今回の三日も天候には恵まれました。風がないのが何よりでした。
明日から今回の三日間をゆっくり振り返ってみようと思います。
写真は、本日第ゴールの「留辺志部橋」をバックにした我が愛機です。
12時15分、本日の目的地だった上川町の町外れにある「留辺志部橋」に着きました。
そこから約30分かけて、今朝までお世話になったホテルに着き、休ませてもらっています。
さて、大苦戦した事情について説明します。
今季最大というより、石狩川河岸遡行に取り組んで28日目にしておそらく最大のピンチに見舞われました。
上川大橋を通過して、1時間も経っていなかったと思います。
河原に大きな風倒木がいたるところに転がっていて、行く手を阻むのです。
回避しようにも高さ50メートルもあろうかという断崖が立ちはだかっています。風倒木の間には水が流れているところもあり、細心の注意を払って進みました。
ようやく風倒木の間を抜けたと思ったら、さらに困難な状況に遭遇しました。
断崖が河原まで迫ってきて、逃げ場がほとんどない状況になりました。断崖は近づくと柱状節理だと分かりました。柱状節理なんてまだまだずーっと奥になってからと思っていたのですが…。
断崖と河原の僅かな隙間は斜度60度を超えるかのような急斜面です。
仕方がありません。その急斜面を恐る恐る進むしかなかった私でした。
写真では、急斜面の雪しか見えませんが、実際はその斜面にも風倒木が転がっているのです。
悪戦苦闘の1時間で精も根も疲れ果ててしまいました。
今はホテルのロビーで休ませていただき、ホッとしています。
この後、14時05分のバスて、車を置いた「愛山渓入口」まで行き、そこから帰札します。
左手下に石狩川が見えます。右手には柱状節理の断崖が見えると思います。
苦労して、苦労して、11時05分本日第ニの目印の「菊水橋」に到達しました。
あとひとつ先の「留辺志部橋」を目指します。
苦労した理由は、戸外では手が冷たくて説明が難しいので後ほどに。
写真は「菊水橋」です。
本日の最初の目印だった「上川大橋」に8時30分に到達しました。その直ぐ横をJRの「石狩川第6橋梁」も川を跨いでいます。
天気は曇り、細かな雪が降っています。
ここまで6,000歩、約4キロ来ました。
写真は石狩川に架かる手前が「石狩川第6橋梁」奥の橋が「上川大橋」です。
ただ今6時30分、今日のスタート地点の「愛山渓入口」に着きました。まだ、夜は明けきっておりません。
気温はマイナス16.5℃、テレビではマイナス30℃を下回ったところがあると報道されていたのて恐れていましたが、一安心です。
雪は降っておらず、コンデションはまずまずと思われます。
この後、夜が明け切る7時ごろに行動を開始しようと思います。
写真は夜が明け切る前の様子です。