実力派の三人が奏でるアンサンブルは、重厚で落ち着きのある音を歴史ある赤れんが庁舎内に響かせた。私には耳慣れぬ曲が多かったが、文字どおり午後のひと時、確かな音に浸ることができた。

1月21日(日)午後、北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)の一室において、「アートパフォーマンス in 赤れんが」の第3回目(最終回)が開催された。
第3回目のゲストはピアノトリオと称するだけで、特別グループとしての名称は持っていないようだった。
メンバーは、ヴァイオリンの福井岳雄さん、チェロの中川恵美さん、ピアノの辻千絵さんというアラフォー(?)トリオだった。
三人共にすでにヴェテランの域に達している感じの落ち着いた演奏が印象的だった。

演奏された曲は、
◇ブリッジ/「ピアノ三重奏のための小品集」より、メヌエット、ガボット、アレグレット、ロシアのワルツ、軍隊行進曲
◇ブラームス/「ピアノ三重奏曲第一番ロ長調Op.8」より第一楽章
◇ガーシュイン/スワニー、サマータイム
◇ピアソラ/「ブエノスアイレスの四季」より冬
◇ラヴェル(南聡編曲)/ボレロ
そしてアンコールで、アイルランド民謡/ロンドンデリーの歌

前述したように、私にはガーシュインとアイルランド民謡くらいしか聴いたことなく、ほとんどは耳慣れぬ曲だった。
しかし、重厚で落ち着きのある音色は、聴いている私たちの奥底まで届くような曲の数々だった。
ただ、会場が本格的なホールではないために、ピアノを持ち込めないという制約があり、エレクトリックピアノで音がスピーカーを通して聴衆に届くというシステムのため、どうしても若干の違和感を持たせてしまうところが残念だった。そのことはピアノの辻千絵さんが一番感じていることなのかもしれないが…。

会場は立ち見ができるくらいの盛況で、今年度最後の「アートパフォーマンス in 赤れんが」は終わった。
北海道が主催するこの催しをこれからもずーっと続けてほしいと願うばかりである。

1月21日(日)午後、北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)の一室において、「アートパフォーマンス in 赤れんが」の第3回目(最終回)が開催された。
第3回目のゲストはピアノトリオと称するだけで、特別グループとしての名称は持っていないようだった。
メンバーは、ヴァイオリンの福井岳雄さん、チェロの中川恵美さん、ピアノの辻千絵さんというアラフォー(?)トリオだった。
三人共にすでにヴェテランの域に達している感じの落ち着いた演奏が印象的だった。

演奏された曲は、
◇ブリッジ/「ピアノ三重奏のための小品集」より、メヌエット、ガボット、アレグレット、ロシアのワルツ、軍隊行進曲
◇ブラームス/「ピアノ三重奏曲第一番ロ長調Op.8」より第一楽章
◇ガーシュイン/スワニー、サマータイム
◇ピアソラ/「ブエノスアイレスの四季」より冬
◇ラヴェル(南聡編曲)/ボレロ
そしてアンコールで、アイルランド民謡/ロンドンデリーの歌

前述したように、私にはガーシュインとアイルランド民謡くらいしか聴いたことなく、ほとんどは耳慣れぬ曲だった。
しかし、重厚で落ち着きのある音色は、聴いている私たちの奥底まで届くような曲の数々だった。
ただ、会場が本格的なホールではないために、ピアノを持ち込めないという制約があり、エレクトリックピアノで音がスピーカーを通して聴衆に届くというシステムのため、どうしても若干の違和感を持たせてしまうところが残念だった。そのことはピアノの辻千絵さんが一番感じていることなのかもしれないが…。

会場は立ち見ができるくらいの盛況で、今年度最後の「アートパフォーマンス in 赤れんが」は終わった。
北海道が主催するこの催しをこれからもずーっと続けてほしいと願うばかりである。