田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

試写会 映画 205 ジオストーム

2018-01-17 16:14:49 | 映画観賞・感想

 息もつかせぬスペクタクルな展開は、さすがにハリウッド映画の真骨頂と思わせる展開だった。エンターテイメントとして上々の出来と思わせる映画である。しかし、地球の天候を人間の意のままにできるという「気象コントロール衛星」という存在には疑問符を付けざるを得なかった…。 

                    

 久しぶりに試写会の鑑賞券を入手することができた。
 昨夜(1月16日)、STVホールで上映された「ジオストーム」を観ることができた。
 ジオストームとは、地球規模の同時多発災害を指す言葉だそうだ。
 「気象コントロール衛星」が機能し、世界の気象が安定したのもつかの間、その衛星に
にウィルスが侵入したことによって衛星が暴走を始め、世界各地で災害が発生する。そして、ついには地球全体が壊滅的災害の危機(ジオストーム)に瀕する中、なんとかそれを食い止めようと必死に暴走を止めるための闘いに挑む姿を描いた映画である。

       
       ※ 気象衛星を危機から救おうと、ジェイク役のジェラルド・バトラー(左)とウーテ役のアレクサンドラ・マリア・ララが活躍する。

 さすがにハリウッド映画である。災害のシーンの迫力は桁違いである。リオディジャネイロが寒波に見舞われ、香港では地割れが、ドバイは大洪水に、そしてインドのムンバイも、東京も…。その迫力が凄い!そして最後のカーチェスと見どころたくさんである。
 そのようなことを起こし、さらにはジオストームを起こそうとしたのは、実は政治的に暗躍する集団だった…。
 後は、ぜひ映画を実際に観てほしい。間違いなく、その  迫力に圧倒され、映画の面白さを満喫できるはずである。

       
       ※ 国連軍が守るアフガニスタンの村が突然凍り付いた…。

 ところで「気象コントロール衛星」の存在である。地球の気象を人間の思うがままにコントロールするという考えが実際に科学界において真剣に検討されているのだろうか?もし、そうだとしたら私は俄かに賛成しかねることである。
 確かに近年は、異常気象が続いたり、自然災害が頻発する事態となってはいるが、地球全体の気象を人間がコントロールしようとする発想はどうなのだろうか?人間が創造したものは、悪意をもった人間には必ず悪用されるという歴史を人間は繰り返してきたのではないか?

             
             ※ ニューヨーク(?)の摩天楼に巨大な氷の玉が降ってきた!

 異常気象や自然災害から人間を守るということについては、これからもさまざまな分野での創意工夫が求められるだろう。しかし、地球全体の気象をコントロールしようとする考え方は、反対に地球滅亡への道を辿るのではないか、と私は思うのだが、はたしてこの映画を観た人はどう思うのだろうか?