5対2というスコアをだれが予想したろうか?新加入のアンデルソン・ロペスが大爆発してスコアの上では圧勝だったが、失点2がいただけない。「それは贅沢だ!」という声が聞こえてきそうだが、サッカーの試合の場合は無失点で勝利するのが理想的だと思うのだが…。
※ 今年のコンサドーレのポスターはファイティングポーズがなかなか好ましい。
本日、北海道コンサドーレ札幌はJ1リーグ第3節にして初めてホーム札幌ドームで清水エスパルスを迎えてのホーム開幕試合だった。ぜひともスタジアムに駆けつけて応援したいと思っていたのだが、コンサートのチケットを入手していたため止む無く断念して、TV中継を録画して、今見終わったところである。
試合は私が期待する鈴木武蔵が彼の俊足を生かしたプレーが実って見事に先制した。終始押し気味の札幌だったが、緩慢な守備から清水に思い切りのよいシュートを放たれヒヤッとする場面も何度かあった。
※ 今日も見事に先取点!頼れるエースストライカーになりつつある。
そうした中、相手に与えたCKを見事に決められ同点とされた。いやな流れだったが、前半ロスタイムにまたまた武蔵がセンターライン付近から一人でドリブルでPAまで持ち込んだところ、相手はたまらずファールを犯しPKを献上してくれた。当然PKを奪った武蔵が蹴るものと思ったのだが、なんとロペスがボールを持ってPKマークのところに立っている。武蔵は「俺じゃないの?」と言ったように見えたが、ロペスはボールを渡すことはなかった。ロペスにすれば、エースストライカーの一人と目されながらこれまで無得点だったため、何が何でも得点が欲しかったのだろう。武蔵も自分はすでに3得点もしているので「譲ってもいいかな?」と考えたのかもしれない。そこのところはチーム事情もあるだろうから深くは追求しないことにする。ともかく前半はこれで札幌が2対1の1点リードで折り返した。
※ これまで無得点だった不満を大爆発しての4得点は見事!
後半はロペスのワンマンショーだった。後半4分、20分、24分と立て続けに得点を奪った。ロペスにボールが渡ると、強引とも思えるボールさばきで他にパスしようとはせずにゴールに持ち込む姿が目立った。ブラジル出身FWによくみられるタイプだが、それがこの日は見事にはまったゲームだったと言えるようだ。しかし、これからもロペスのようなスタイルが通用するか、あるいはチームの中でうまく機能するか、ちょっと心配な点でもある。
それより今日のゲームで不満な点は2失点である。開幕戦でもそうだったが、札幌は守備にもろいところがある。失点以外にも清水の攻撃陣からかなりの数のシュートを放たれていた。スタッツを見るとシュート数が札幌の22に対して、清水も17本放っている。たとえ相手にゴール前まで運ばれてもシュートを打たれない守備を心掛けるようにしてもらいたいと素人の私は思うのだ。勝てば良いではないか!と言われそうだが、サポーター(ファン)はどうしても心配性で欲張りなので、ついつい辛口となってしまう傾向があるのだ。でもこれで順位は暫定で2位ということだ。(まだ始まったばかりだが…)悪い気はしない。
※ 攻撃に、守備に大活躍の頼れるキャップテン宮澤裕樹選手
札幌の攻撃はこの後相手から相当に警戒されるようになるだろう。そのような状況をいかに打ち破り、首位戦線に留まることができるか今後のカギとなっていくように思われる。
次戦(3月17日)もホームの札幌ドームに鹿島アントラーズを迎えての一戦である。今度はスタジアムに駆けつけることができると思っているのだが…。