毒毒毒…、と毒の字が九つも重なるネーミングのインパクトに毒されて足は自然に展覧会に導かれてしまった。展示されている毒々しい虫や動物、魚、はては植物など、近寄ることも恐ろしい猛毒たちの数々だった。
※ ポスターに今回の呼び物「スローロリス」が不気味な大きな目でこちらを見ています。
恥も外聞もかなぐり捨ててどこにでも出没する田舎オヤジである。昨日(3月22日)から5月7日までの日程で札幌パルコにおいて「毒毒毒……もうどく展」が開催されるという告知を知った。ベタなネーミングと思われる方もいるかと思われるが、インパクト抜群のネーミングに惹かれてしまった。私は特別に特異な生き物のマニアでもなく、毒に対する興味もない。ただ、ただそのネーミングに惹かれただけなのだ。
※ 札幌パルコ7階に設けられた「もうどく展」の会場の外側です。
今日(3月23日)午前、札幌都心の「札幌パルコ」に赴いた。7階の会場には土曜日とあって親子連れがたくさん詰めかけていたが、入場料800円を払っていざ会場の中へ。
最初に登場したのは「ドクウツボ」だった。表示にはそれぞれ毒を含む割合が5段階評価で表示されていたが、ドクウツボは確かレベル3だったと記憶している。
※ 最初に登場した「ドクウツボ」です。
ちなみに最高ランクのレベル5(死亡する危険性が高い)の評価を受けていたのは、「ハナミノカサゴ」、「ニシキミナシ」、「スベスベマンジュウガニ」、「スイセン」(他にもありましたよ!)などだった。
※ ハナミノカサゴ
※ ニシキミナシ
※ スベスベマンジュウガニ
※ スイセン(一番左側の植物)
展示されていた生き物は合計で30点くらいあった。カメラでの撮影はOK(フラッシュはNG)だったので、私は全てを撮ったつもりだったが、飼育や展示の関係から室内は暗くしたあったため、掲載に耐えない写真もあるため、一部のみを掲載することにする。
※ ミズクラゲ
※ ヤッコエイ
※ オオブタハナスベヘビ
※ アメリカンドクトカゲ
※ サンゴソリハナベビ
※ ファイアサラマンダー
※ ゴライアスバードイーター
※ オオムカデ
※ ダイオウサソリ
残念だったのは、ポスターにも写されている「スローロリス」を写そうとかなり粘ったのだが、後ろ姿しか見せてくれないために残念ながら断念した。
※ 最も大きな展示物のスローロリスですが、ご覧のように良く写っていません。ポスターで勘弁を!
私にとって、怖いもの見たさにちょっとだけ覗いてみようと思った「もうどく展」だったが、関心のある方にとっては垂涎の展示会なのかもしれない。興味のある方はぜひ会場に足を運んで楽しんでみる価値があるようにも思うのだが…。