田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北区・安春川探訪(?)

2020-01-28 20:26:25 | 「めだかの学校」関連

 探訪とはちとおこがましい。そこで最後に(?)を付けさせてもらった。講座開設のための事前踏査をどうしてもしておかねばならなかった。そこで半分雪に埋もれてしまっていた北区・新琴似の「安春川」を訪れた。

   

   ※ 「安春川」と書かれた銘石も雪をほろってなんとか判読できる程度でした。

 本日(1月28日)午前、講座開設のためにチームを組んでいるS氏と安春川を実際に訪れることにした。そのわけは、「めだかの学校」の新年度企画の一つとして野外講座「さっぽろの古を訪ねて」を企画中であることは以前にも拙ブログで紹介した。その講座の一コマとして「新琴似屯田兵中隊本部」を訪ねることにしていたが、そこから少し離れたところに「安春川」がある。安春川は新琴似屯田兵が入植した地が湿地帯だったところを農地にするために、1890(明治23)年に屯田兵の手によって開削した(4.7Km)という歴史があった。そこで中隊本部の見学と同時に安春川も見学できないものかどうか、実際に現地を歩いて無理ない行程であるかどうかを検証する必要があったため、本日現地に赴いたというわけなのだ。

   

   ※ 始発点のところから雪に覆われた安春川を望んだところです。

 安春川は新琴似地区の都市化に伴って川の流れが枯れてしまったそうだが、現在は川の周辺を整備するとともに、創成川処理場の高度処理水を導水してせせらぎを回復させることによって、住宅地の間を流れる親水公園的性格を帯びた住民の憩いのプロムナードとなっていて、案内によると川の両岸には屯田兵の偉業をたたえるタイル画が展示されているという。

   

   ※ 安春川の中間地点まで来て撮った様子です。

 さて、実際に歩いてみたところ「新琴似屯田兵中隊本部」の建物が遺されている新琴似神社から「安春川」の始発点まで12分ほどかかった。よってここでは15分はみる必要がありそうだ。しかし、ここまででは安春川の素晴らしさも、タイル画も見ることができない。私たちはプロムナードを受講者に歩いてもらうことが必要ではないかと考えた。しかし、4.7Km全てを歩くことはシニアの足ではとうてい無理である。私たちは中間付近までだとどうだろうかと考えて実際に歩いてみた。約20分かけて歩くと中間付近まで到達した。そしてそこで初めて屯田兵に関するタイル画も見ることができた。

    

   ※ 明治時代の人々の様子を描いたタイル画の一つです。  

 問題は帰るため時間にも20分を要する。トータルするとかなりの時間にもなり、距離も相当である。シニアの体力のことも考えると難しい判断が迫られる。

   

   ※ この画は、倉庫を警備している屯田兵の図でしょうか?

 S氏との間では、受講者の全体像がまだつかめていないので、受講者全体が決定した時点で顔ぶれを見ながら最終決定にしましょう!ということになった。

 私たちが取り組んでいる野外講座「さっぽろの古を訪ねて」第3弾「北の守りと開拓を担った屯田兵の史跡を辿る」の企画案も近日中に最終決定することになっている。その時にはまた拙ブログでも報告したいと思っている。

      

      ※ 夏の安春川の様子の写真をウェブ上から拝借しました。