田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

初スノーシュー in 盤渓市民の森

2020-01-06 17:06:24 | スノーシュートレック & スノーハイク

 初スノーシューにしてはかなりワイルドなスノーシューとなってしまった。どうやら正規のルートからは外れてしまったようで、微かな踏み跡を辿って事なきを得たが、途中「迷ってしまったかも?」と心細い思いもした初スノーシューだった。

     

   ※ 私はこの日案内板の①から順に⑩まで外周を辿り、その後⑩から⑫、そして⑬、⑭、⑮、①と辿る予定を立てた。

 雪の少ない今期の札幌だが、それでも何度かの降雪で「スノーシューの出番かも?」との思いから、スノーシューを取り出し「盤渓市民の森」に出かけた。「盤渓市民の森」はここ数シーズンのシーズンインには必ず訪れているいわばホームグランドである。

      

      ※ コース上の分岐店にはこうした案内板が立っていて、迷うことなく散策路を楽しめるはずなのだが…。

 ホームグランドといいながら、昨シーズンは「盤渓市民の森」の外周を一周しようとて試みたのだが途中からルートが分からなくなり引き返してしまったという苦い記憶があった。

 そこで今日はなんとしても外周を一周したいと思って「盤渓市民の森」に出かけたのだ。「盤渓市民の森」の概略図にもあるとおり案内板の①~⑩までのルートは何度もコースを踏んでいるし、市民の多くも歩いているところなので何の問題もない。問題といえば、フォトジェニック的な個所がなく、白樺の木と針葉樹の森が続く単調な光景なところがブログ的には面白くない。

     

     ※ 市民の森内はこうした代り映えのない風景が続きます。(フォトジェニックじゃない)

     

    ※ 写真上じゃ大して高度差が無いように見えますが、本格的な登山のような傾斜があったところです。

 コース上の問題は案内板の⑩から⑫のルート(この間1,646m)である。概略図でも想像されると思うが、大きく膨らんだこのルートはあまり市民が訪れないコースのようなのだ。その上、ルート自体も他のルートと違って市民の散策路的にしっかり整備されていないようなのだ。私も昨年このルートに挑み、途中でルートが判然としなく危険と判断し引き返したのだ。

 今日も恐る恐る案内板⑩から先へ進んだのだが、途中から明らかにルートは細くなり不安になった。しかし、幸いなことに昨日か一昨日にスキーで通った方がいたようでシュプールが残っていたので、その後を辿って進んだ。昨年私は沢に向かって降りて行ったのだが、沢に下りるのではなく沢を巻くように進むのが正解のようだった。沢を巻いた後、スキーのシュプールは尾根に向かって登り始めた。私の理解では沢を巻いた後は下らねばならないと考えていた。そこにシュプールとは別のスノーシューの跡が谷の下に向かって伸びていた。「きっとこちらだ!」と判断し、そこからスノーシューの跡を辿ることにした。

     

     ※ ルートは狭まっていますが、私の判断ではまだルート上ではないかと思っています。

 ところがこのスノーシューも正式のルートを歩いていたのではなく、森の中を自由に散策していた踏み跡だったようだ。おおよそ市民の森として整備されたルートを歩いているとは思えない夏なら藪漕ぎ状態のところを進んでいた。それでも確実に高度を下げているのでスノーシューの踏み跡を辿った。このあたりでは少々心細さも感じた。

 藪を超え、小さな流れを超え、斜面を少し上ったかな?と思われたところで市民の森の散策路らしい整備された道に合流することができた。ホッとした瞬間である。そこから少し行くと案内板⑬に出合った。案内板⑫のところあたりでは私は山中を彷徨っていたことになる。

     

     ※ これはもう完全にルートから外れたところだと思われます。

 ちょっとワイルドな初スノーシューとなってしまった。結局この日は山野を上り下りすること4,735m+αの距離を2時間30分も彷徨ったことになった。

 ところで昨年の一月は「冬の石狩川河岸を遡る」のプロジェクトのために盛んにその準備のためにスノーシューを駆って市内各所でトレーニングしていた。ところが今年はそうした目的が特にない。さ~て、どうしようか?と思案中の私である。

 とりあえずは、今日も正規のルートを見つけることができなかったので、次回は今回とは反対に案内板⑫から⑩を目ざして正規のルートを見つけ出したいと思う。