子どもが学習に躓いているところにそっと寄り添い的確(?)なアドバイスを送ることができた。一方で、どうも集中できていない子に「おい!頑張れよ!」と助け舟を入れながら今期も児童会館の学習支援活動に携わった。
2016年の冬から続けている長期休業中の児童会館における学習支援活動だが、今季も継続して実施された。
私たちの退職組織は、自分たちのキャリアを少しでも地域のために役立てさせてもらおうと、地域の児童会館の二つの館に出向いて長期休業期間の学習支援活動を行っている。
今季の冬季休業中も1月7日から15日までの平日の7日間、会員が手分けして学習支援活動を行った。
私はそのうち、1月8日、10日、14日の三日間の活動に参加した。
私たちは中央区にある○○児童会館と△△児童会館の二つの児童会館の学習活動を支援している。これまでは○○児童会館と△△児童会館の学習時間がうまい具合に30分の時差があり、○○児童会館の学習支援が終わってから、○○児童会館の学習支援の時間に駆け付けるのにちょうど良い時間帯だったのだが、今季はその間に1時間以上の間が空き、そこの時間調整が大変だった。
今期感じたことの一つが、二つの児童会館における児童の学習に向かう姿勢の違いだった。○○児童会館は館長さんの指導も徹底され、児童の学習に向かう姿勢がしっかりとできているな、というように見て取れた。一方、△△児童会館の方は会館の規模に対して児童数が多いこともあり指導が徹底されていないきらいがあり、児童の学習に向かう姿勢にも問題を感じた。
問題を感じたとは言っても、私たちはあくまで子どもたちが学習していて、躓いた点をアドバイスするというのが趣旨であるから、学習態度に問題がある児童に対して積極的に指導をする立場ではない。(そこのところが難しい点である)
しかし、そこのところを何とかしたいとも思う。見ていると、館長さんの指導の仕方にも違いが見えてきた。どうも△△児童会館の場合は、多人数ということもあり大声で頭ごなしに指示している場面が多く見られた。ここはもっと理性的な対応ができないものだろうか?例えば、指示一つにしても「静かにして、こちらを見なさい!」という指示ではなく「先生のおへそのところを見なさい」というような具体的な指示を出すことで子どもたちの集中力は確実に違ってくる。
こうした私たちが長年の間で培ってきた指導力をもう少し発揮できる場があってもいいのではないか、と最近思うようになってきた。
来る29日(水)には学習支援活動に携わった方々が集まる「児童館学習支援活動お疲れ様会」が予定されている。その中でそうした話題も皆さんに投げかけてみたいと思う。