トロンボーンにトランペット、そしてピアノという珍しい組み合わせによるコンサートである。特にクラシックにおいて、トランペットの女性のソロはかなり珍しいのでは?私にとっても初めての体験だった…。
本日(1月11日)昼、北海道銀行文化財団が主催するコンサートが道立近代美術館で開催されたのを聴くことができた。北海道銀行文化財団では道内で活躍する若手音楽家を積極的に支援していると聞いている。今回もその支援の一環のようだった。
コンサートは「心に響く、二管一弦の調べ」と題して、トロンボーンの代田将也さん、トランペットの山本千尋さん、ピアノの三春茉奈さんというトリオでの演奏だった。いずれも若手音楽家でコンサート活動を始めてからまだ日が浅いようだった。
近代美術館でのコンサートも広く知られるようになったためだろうか、これまでより多くの椅子が用意され、最終的には100人くらいの方々が耳を傾けていたのではないだろうか?
演奏された曲目はパンフが配布されたこともあり、全曲紹介することにする。
◇ Cousins/クラーク作曲
◇ Love One Another/エワイゼン作曲
◇ トランペット吹きの子守唄/アンダーソン作曲
◇ 亡き王女のためのパヴァーヌ/ラヴェル作曲
◇ ニューシネマパラダイス/モリコーネ作曲
◇ リベルタンゴ/ピアソラ作曲
◇サウンド オブ ミュージック メドレー/ロジャース作曲
〈アンコールとして〉虹の彼方に(Over the rainbow)/アーレン作曲
クラシックのアンサンブルの場合は弦楽器の場合が主流であるが、今回のように管楽器がメインのアンサンブルは新鮮な感じがした。また勢いのある若々しい演奏も好ましかった。
演奏の技量について云々する力量を私は持ち合わせてはいないが、きっと彼らは若いだけにまだまだ伸びしろがあると思われる。さらに研鑽を重ねられ、北海道内のクラシックファンの期待に応えてもらいたいと思う。
また北海道銀行文化財団には、これからのできるかぎりこうした機会を提供していただきたいとお願いしたい。