快晴!無風!絶好のコンディションの中、岩見沢市まで遠征してスノーシューを楽しんだ。少雪の今冬とはいえ、さすが雪どころ(?)岩見沢である。それなりに雪も積もっていてスノーシューを楽しめた。しかし…。
※ 利根別自然休養林の全図です。私はこの図のBコースを歩きました。
本日(1月26日)、天気予報もまあまあだったのでスノーシューに行くことを決めていた。目的地はブログを通して交流のある「ピンネの風に揺られて」(https://blog.goo.ne.jp/norono3)のブログ主であるつうぅさんのホームゲレンデ(?)「利根別自然休養林」と決めていた。つうぅさんのブログでは度々鳥などの生き物のレポがあるので、それを期待したのだ。
※ 利根別自然休養林のウォーキングコース(夏バージョン)の入口です。
自宅から約1時間半かけて「利根別自然休養林」の入口に着いた。休養林は岩見沢の住宅地の後背地に広がる自然休養林である。マップによると距離順にA、B、Cと三コースあるが、Cコースは台風などによってコースが寸断されているらしく、立入禁止のマークがあるため、Bコースを歩くことにした。(約5Km)
※ このような案内板がたくさん設置されていて安心して歩けます。
私はマップでいう上側(北側?)から歩き始めた。営林署が整備した休養林らしく良く整備されたコースが用意されていて、歩くスキーの跡がくっきりと付いていた。コースはあまりアップダウンもなく淡々と続いている感じだった。つまりコースはスノーシュー向けというよりは、歩くスキー向けに設定されたコースのようだった。だからだろうか?行き交ったのはスキーを付けた人だけだった。
※ 歩き始めて間もないコースの様子です。整備され、歩きやすいコースです。
※ コースの分岐点にはこのような案内標が立っていました。
肝心の生き物にはまったく出会えない。聞こえてくるのはカラスの鳴き声だけ…。きっと子細に見れば、生き物の姿が見えてくるのかもしれないが、見る目が節穴の私には見えないということなのかもしれない。途中でスキーのシュプールの跡にあきらかにエゾシカの足跡だと思われる跡を見かけたが…。
※ 明らかにスキーのシュプールの跡をエゾシカが歩いた跡が残っています。
※ ここはAコースとBコースの分岐点です。右へ行くとBコース。下へ向かうとAコースです。
スタートから1時間半かかってコースの真ん中辺にあたる「中央園地」に着いた。大きく立派な東屋があったので一息つくことにした。腰を下ろして妻に電話をしていた時、目の前の木でガラ類の鳥が木を突いているのを目撃した。写真に撮るにはコンデジの望遠では遠すぎる。静かに近づいてみたのだが、気付かれてしまい残念ながら写真に収めることはできなかった。遠目ではっきりしなかったが、その大きさからヤマゲラではないかと思われた。
※ 「中央園地」にあった大きな東屋です。かなりの人数が休めます。ここでヤマゲラを目撃したのだが…。
中央園地付近は休養林の中でも高い位置にあると思われるが、さらにその前方に「展望園地」があり、高さを増していった。するとスキーのシュプールの跡が消え、スノーシューの跡になった。どうやらスノーシューを楽しむ方は別のルートを歩いてこの地に来るのかもしれない。
※ 私が歩いた後のスノーシューの跡です。
しばらく行くと「展望園地」を前にして壁のように立ちはだかる登りがあった。案内板ではそこから100mとあった。その壁のような上りにも細い跡があったのだが、太くてしっかりした踏み跡は右側に伸びていた。私は何の疑いも持たずにそのしっかりとした踏み跡の方へ進んだ。ところがいくら前進しても「展望園地」らしいところに着かないのだ。その辺りになると踏み跡もあちらこちらと散らばっていた。その一つの踏み跡を頼りに前進するとT字路のようにして太い踏み跡に戻ることができた。「おかしい?」と思った私は、その太い踏み跡を戻ってみた。するとやはり私が思った通り、戻った先に「展望園地」があった。展望園地は確かに休養林内ではピークに位置していたが、木に遮られてそれほど展望が効く場所ではなかった。
※ 「展望園地」でパノラマ仕様で撮った展望です。
そうなった理由を考えてみた。つまり、地元の人にとって大して展望も効かない「展望園地」は魅力を感じないのだろう。そのため急坂を伴う「展望園地」を避けたために踏み跡があちこちにできたということではないだろうか?
「展望園地」からはひたすら下りが続いた。しかし、その踏み跡がそれまで通ってきたコースの様子とは違うように思われた。どうも整備されたルートとは言い難い様子なのだ。いやそれは、先の「展望園地」に至るルートがまちまちだったことで、私の中に不信感が生まれたせいだったのかもしれない。
※ 「展望園地」からの帰路ですが、あきらかに前半のコースとは様相が違います。(上下2枚とも)
スタート地点に近くに「大正池」がある。そのときスノーシューが活きた!踏み跡があるところから「大正池」までは少し距離があり、写真を撮るのに適していなかった。私は池に近づくために踏み跡のない深雪の中を進んで「大正池」を写すことができた。スノーシューが活きるのはやはり道なき道を進むときである。かといって、初めて踏み込む地では不案内のために迷ってしまっては大変である。そのあたりのさじ加減が課題である。
※ 踏み跡がないところをスノーシューで進むと、ご覧の通りです。
※ 苦労して(?)撮った「大正池」です。
スタートしてから3時間半を擁してBコースを一周することができた。
目的だった生き物の観察は、ゲラ類をチラット見ただけだったが、静かな雪に埋もれた森林の中を一人往くのは何とも心地良いものである。これからもいろいろなところに出没し、スノーシューを楽しみたい。
※ 最後の1ショットです。何の足跡でしょう?教えて!つうぅさん。