田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

大学連携コンサート 札幌大谷大学

2024-10-31 11:39:41 | ステージ & エンターテイメント
 やはり大学生ともなると、高校生と比べてそのレベルが1段も2段も向上するんだなぁ、ということを実感させられた。ステージに登場した3人の奏者のレベルはかなりのものと私はみた。
       
 昨夜、市民交流プラザSCARTSにおいて、札幌市芸術文化財団と芸術系大学(教育大岩見沢校と札幌大谷大学)が連携して開催する「大学連携コンサート」の札幌大谷大学の学生のコンサート「色づく旋律」と題するコンサートが開催され参加した。
 登場した奏者は、大学内のオーディションを通ったというソプラノの芦野結菜さん、フルートの佐藤由渚さん、ピアノの三上慎太郎さんの3人だった。
 演奏した曲目は、
 ◆ソプラノ独唱 芦野結菜さん(ピアノ伴奏 村松萌乃さん)
  ◇トレッリ/あなたは知っている
  ◇ロッシーニ/フィレンツェの花売り娘
  ◇プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」より 私が街を歩けば
     

 ◆フルート独奏 佐藤由渚さん(ピアノ伴奏 中村 結さん)
  ◇ファンタジー・ソナタ Op.17 第一、第三楽章
    

 ◆ピアノ独奏 三上慎太郎さん
  ◇バルトーク/舞踏組曲 BB 86b Sz77
    

 ソプラノのロッシーニやプッチーニの曲は多少聴いたことのある曲目だったが、他の曲はまったく初耳といってよく、難解な曲といった印象だった。
 前述したように演奏した3人はいずれもが相当に実力のある方、といった印象だった。その中、最初の芦野さんのソプラノを聴いたとき「あゝ、高校生とはかなりレベルが違うなぁ…」といった印象を抱いた。というのも、先に市内の音楽科高校生のソプラノを何人か聴いていたが、明らかにそのレベルの違いを感じさせられた。それは研鑽の長さの違いもあるのだろうが、声を発する肉体的な成長も影響しているものと思われた。特に芦野さんの高音の響きには将来性を感じさせるものだった。
   
   ※ ウェブ上で見つけた三上慎太郎さんのステージの写真だと思われます。

 佐藤さんのフルート、三上さんのピアノは、二人共に私には難解な曲で、私には評することもできないようなレベルの曲に聴こえた。特に三上さんのバルトークの舞踏組曲は私には不協和音のように聴こえる部分が多く、曲の良さを感ずることはできなかったが、新進気鋭のプレイヤーはこうした曲目に積極的に挑むことで新たな境地を見出そうとしているのかもしれない…。
 才能のある芸術家たちの若々しい演奏を聴くことができる「大学連携コンサート」をこれからも追いかけてみたい。