西沢コース(約10Km + 4Km)
この[西沢(にしのさわ)コース]は歌才自然の家がスタートで、そこから10Km先の黒松内町特産物手づくり加工センター「トワ・ヴェール」がゴール地点のワンウェイコースである。ゴール地点から黒松内町役場まで戻らねばならないがその距離が4Kmくらいある。
※ コースの最初は写真のような自然いっぱいの中を往く。
ここからスタートする際もまた歌才自然の家の職員に伺い、場所を確かめてからスタートした。
スタートした直後は森林公園内の散策路なので気持ち良いウォーキングができる。すると間もなくブナ北限の里くろまつないを紹介する「ブナセンター」にいたる。ちょっと覗かせてもらったが、ブナの展示だけでは限りがあるらしく、木工や陶芸、食品加工などの工房を兼ねた施設のようだった。
※ 森林公園内に建っていた「ブナセンター」の建物です。
※ 「ブナセンター」の前にブナの盆栽が展示されていました。
ブナセンターからは舗装路となり、しばらく行くと農道に出る。ここからは一部を除いてコースは砕石砂利を敷いた農道だった。実はこの砕石砂利の道は人が歩くには最も適していない道だと私は思う。なにせ足元がゴロゴロとして気をつけないと足を挫きかねない。て大して変化のない退屈な、そして辛いウォークとなった。
※ コースはJR函館本線を跨いで続きます。
興味深い看板が立てられていた。
それは北海道が設置した河川名の表示板にフットパスコースのことが触れられていたのだ。おそらく黒松内町からの働き掛けがあったものと想像されるが、非常に珍しい看板ではないだろうか。(私はこの後、この種の看板を黒松町内で何度も目にすることになる)
※ 河川の名前を示す看板に「フットパス西沢コース」という表示が見えます。
砕石砂利のコースが淡々と続く。周りは畑地や牧草地であるが、あまり手入れが行き届いているとは言い難く、牧歌的な風景を楽しむという気にはなれなかった…。また、時にはコースの両側にイダドリやササが高く生い茂っていて視界を遮られてしまうところも多かった。
※ このような砂利道の農道が延々と続きます。
※ その農道のかなりの部分がこのように高いイタドリやササが沿道を覆っていました。
途中で農家に人と出会った。その方は私を見て「フットパスですか?」と声をかけてきた。この一例だけで判断するのは早計だが、黒松内では「フットパス」がかなり町民の方々に浸透しているのではないかと思わされた。
※ コースもかなり後半です。遠くにゴールのトワ・ヴェールの塔ががかすかに見えます。
歩き続けること2時間余り、遠くにゴールになるトワ・ヴェールの三角屋根が見えてきた。見え始めてから遠かったが、スタートしてから2時間20分後、ゴールの黒松内町特産物手づくり加工センター「トワ・ヴェール」に着いた。
そこのレストランで少し遅い昼食を摂ったのだった。
※ ゴールのトワ・ヴェール(緑の屋根の意)が牧草畑の中に建っていました。
そして、その後次のコースのスタート地点になる黒松内町役場まで約4Kmを引き返さねばならなかった。(№4のレポートは後日に)
《フットパスウォーク実施日 ’13/06/22 距離約10㎞ + 4㎞》