田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ワンコインランチ紀行 54 じき 南2条店

2019-04-26 16:14:57 | ワンコインランチ紀行 

 このお店の「親子丼」は大当たりだと思った。何せランチパスポートを持ったサラリーマン風の人たちが引きも切らない盛況ぶりなのも分かる気がした。超お勧めの「親子丼」だった。

         

        ※ どこにも店名らしきものが見当たりません。これでは一見さんは探しにくいですね。

          よく見ると、写真中央付近に小さなレンガ色のプレートに「じき」と描かれていました。

 少し時間が経ってしまったが、このお店の「親子丼」は忘れることができない。お店は中央区役所の近くに位置していたのだが、ガイドブックを頼りに近くまで行ったのだがなかなかお店を見つけることができなかった。困った私は混雑時だとは承知しつつもお店に電話をかけて尋ねた末になんとか見つけることができた。それも道理で、近くまで行ってもそこが食事の店だとは気づかないほど目立たない店名しか書かれていなかった。

 店内に入って驚いた。席がほとんど埋まっていたのだ。私はなんとかカウンター席に空きを見つけて座ることができた。

        

        ※ 私が座ったカウンター席からテーブル席を見たところです。

 「じき 南2条店」のランパスメニューは「親子丼 スープ、サラダ付」(通常価格1,000円)である。周りを見ると、ほとんどのお客さんが「親子丼」を頬張っているようだった。

        

        ※ 親子丼ばかりでなく、ランチメニューはいろいろとありそうです。塩ラーメンもありますよ。

 やがて私の前にもスープ、サラダと共に「親子丼」が出された。

 スープ、サラダには特に印象はなかったが、「親子丼」は絶品だった。半生状態のトロトロの卵がかけられた中に、「近江軍鶏」の柔らかな肉が甘辛い割り下とともに隠れていた。たくさんのサラリーマンたちから支持されるのも分かる気がした。

        

        ※ これが「じき」一押しの「近江軍鶏」を用いた「親子丼」です。

 私の横に一人の婦人が座った。彼女はランパス利用者ではなかったが、「親子丼」を注文した。そして出てきた「親子丼」をそっと横目で覗かせてもらうと、私に提供されたものと寸分違わなかった。これで彼女は私の倍の料金なのだ。

        

        ※ 最近多いオープンキッチンをこの店も採用していました。

 味にも満足し、お得感も十分な「じき 南2条店」の「親子丼」だった。 

【じき 南2条店 データー】 

札幌市中央区南2条西9丁目1-27 Riche reve1F

電  話  011-200-9396

営業時間  ランチ  11:30~14:00

      ディナー 18:00~24:00

      (ランチパスポート可能時間13:00~15:00)

定休日   日・月・祝日のランチ 

座席数   40席(カウンター席・テーブル席)

駐車場   無

入店日  ‘19/04/16

 


変形性膝関節症

2019-04-25 16:41:59 | その他

 ふだんの歩行には何の支障もない。しかし、自転車に乗ると左膝に重たいような痛痒い症状がずーっと続いていた。(昨年秋くらいから?)思い余って整形外科の門を叩いた私だったが…。

  春、来るアウトドアシーズンを前にして思い悩んでいることがあった。それは日常の歩行には何の支障もないのに、自転車に乗ると必ずと言ってよいほど左膝に痛みを感じていた。こうした状態ではたして登山や長距離ウォークが可能なのだろうか?不安が募った。

 3月の末、膝の診療では定評のある(?)桑園整形外科病院を訪れた。この病院の院長先生は膝に関する市民公開講演会を定期的に開催し、講演されている方である。そうしたこともあってだろうか?患者が多い病院である。

 患者が多いためか院長は大変忙しそうだった。私は症状を一生懸命説明するのだが(自転車に乗ったときだけ痛みを感ずると)、院長は「レントゲン写真を撮りましょう」と言い、レントゲン写真を見て即断で「変形性膝関節症です」と診断され、「手術の必要はありません。リハビリの方法を聞いて家で実践してください」というお話をいただき、診察終了だった。う~ん。私は診察事例が多い院長から、何故自転車に乗ったときだけ痛みが出るのかを聞きたかったのだが…。忙しそうに立ち回る院長にそれ以上聞くこともできなかった。

 それから私はリハビリテーション室へ行き、理学療法師からリハビリの方法を教わって帰宅した。その後、私には珍しく真面目に朝夕2回、ほぼ毎日リハビリに努めているのだが、今のところまだその効用は感じられず、相変わらず自転車に乗ると症状が出てきている現状である。

               

 私は今のところ、私の症状を次のように解釈して、アウトドアを楽しみながら改善を図っていきたいと考えている。

 歩くことに関しては特に不都合はない。ただ、自転車に乗ったときにだけ痛みを感ずる現状である。このことは、自転車に乗った際の膝の動きが歩く時とは違った動きになることから、その際に膝関節同士が接触して痛みを生ずるのではないかと思っている。したがって対策としてはできるだけ自転車には乗らず、リハビリを根気強く続けることで膝関節周辺の筋肉を増強させることに努めて、回復を待ちたいと思っている。一方、歩く方は支障がないので、歩く、登る運動については特に制限なく実施していきたい、というのが現時点での判断なのだが…。


札幌ぶらり散歩 83 藻岩山散歩

2019-04-24 18:53:27 | 札幌ぶらり散歩 & Other

 アウトドアシーズンを迎えて左膝が不安である。ふだんの歩行には何の不安も感じないのだが、自転車に乗ると左膝が痛み出すのだ。いったいどういうこと?との思いもあり、藻岩山に繰り出してみた…。 

 札幌は今日(4月24日)桜の開花日を迎え、穏やかな天気だった。他の予定もあったのだが、上記のようなこともあり急遽予定を変え、藻岩山散策に切り替えた。散策とはいっても実際は登山なのであるが…。

 9時過ぎ、登山口(慈啓会口)にはたくさんの車が駐車していた。陽気に誘われて多くの人たちが登山を楽しんでいるようだった。

        

     ※ 登山口の駐車場にはまだ雪が残っているところがあったが、登山道の下の部分はほんどん乾いていました。

 リハビリトレーニングを兼ねての登山だったので、ゆっくりゆっくり登ることにした。

 登山口から登り始めていきなり目に飛び込んできたのは青色のエゾエンゴサクだった。青い色や紫色の可愛い花を付けたエゾエンゴサクは今が満開のようだ。登山道の両端をまるで回廊のようにして私たち登山者を出迎えてくれた。(少しオーバーな表現かな?)中に一輪だけ白いエゾエンゴサクを見つけることができた。

        

        ※ このようにエゾエンゴサクの群落がいたるところで見られました。

        

        ※ エゾエンゴサクの三態です。それぞれ涼しい色が特徴のようです。

        

        

         

 さらにエゾエンゴサクの群落の中に、小さな花なのだが存在感十分の黄色い花が目立った。調べてみるとキバノアマナという種だということが分かった。

        

        ※ 色の濃い黄色が存在感を強めているキバノアマナです。

        

        

 キバノアマナほど存在感を発揮してはいなかったが、白いエゾイチゲも可憐な花を付けて登山者たちを歓迎(?)してくれた。こちらはまだ数は少なく、最盛期はもう少し先のようである。

        

         ※ 数は多くありませんでしたが、白い花が可憐なエゾイチゲです。

 花たちを愛でながらゆっくりと登山を継続したが、膝の方は特に異常はない。登山道の方は下の方は乾いていたが、高度が上がり馬の背近くになると日陰になっているようなところにはまだ雪が残っていて、注意しながら登り続けた。

        

        ※ 藻岩山も上部へ行くと、ところどころにこのように雪渓がまだ残っていました。

        

 天気は穏やか、多少汗ばみながらも心地良い登山である。山の木々はまだ葉を付ける前で、登山道も明るかった。

        

        ※ 登山道沿いにはコブシの花はなく、望遠でとらえたコブシの花です。

 陽気に誘われてだろうか?エゾリスが目の前に姿を現しエサを啄んでいた。警戒心の強いエゾリスが登山者の前に現れるのは、あるいは人慣れしたエゾリスなのかもしれない。シャッターチャンスにも十分(?)応えてくれた。

        

        

        ※ 幸運にもエゾリスが逃げずにカメラに収まってくれました。

        

        

         ※ 冬の間に動物たちが生き永らえた食痕ですね。

 いつもは休まない、腰を下ろすところがある「スキーリフト跡地」のところも、「馬の背」に至ったところでも、しっかり休養を取りながら登り続けた。

        

        ※ 慈啓会口から登ると、最初の休憩ポイントでもあるスキーリフト跡地です。

 結局いつものペースの1.5倍の時間をかけて登頂した。膝の方はまったく異常を感じなかった。下山の方は少しスイッチが入ったこともあり、一度も休憩を取らず息が上がるくらいペースアップしたのだが、それでも膝に異常は現れなかった。いったいどうしたというのだろう?

        

        ※ 頂上直下にある「水かけ地蔵」ですが、まだ水はおいてありませんでした。

        

        ※ 山頂からの札幌市内です。うっすらと靄がかかった感じですね。

 明日の投稿でそのあたりのことについてもう少し言及してみたいと思っているが、とりあえずはアウトドアに向かうことには問題ないと素人判断し、今後いろいろとスケジュールを組んでみたいと思っている。


新しい知見を得た札幌管区気象台見学

2019-04-23 16:06:27 | 「めだかの学校」関連

 気象のことについてはそれなりに知っていたつもりでいた。しかし、それは自惚れだったようだ。今回の見学で新しい知見を数多く仕入れることができた有益な気象台見学だった。

       

       ※ 札幌管区気象台の庁舎の全貌です。耐震補強が施された壁面が厳めしいですね。

 4月22日(月)午後、私が学ぶ「めだかの学校」「大人の社会見学」と銘打って「札幌管区気象台」を訪ねた。

 今年度前半期の「めだかの学校」は、私たちのグループが企画運営する「さっぽろの古を訪ねて」と、もう一つのグループが企画運営する「大人の社会見学」が同時並行して実施することになった。そのもう一方のグループが企画した「大人の社会見学」の第一弾が4月22日(月)に行われたのだ。

        

        ※ 各種気象観測機器が並ぶ「露場」は整地作業の真っ最中でした。

        

        ※ 各種の樹木などが育成されている「標本園」(?)です。桜の標本木もあります。

 気象台で案内されたところは、各種の気象計測機器が置かれている「露場(ろじょう)と桜の標本木をはじめとして各種の植物を生育している「標本園」(という名称かどうかは不明)、そして屋内入ってまずはレクチャー室で気象台の役割について説明を受けた後、「気象情報収集室」「気象予報室」「火山観測室」などを巡って歩いた。

 拙ブログをお読みいただいている方には既知のこともあろうかと思われるが、私自身が今回の見学で得た新しい知識をここに羅列して、記録として残しておくことにする。

         

        ※ 広報係の職員(女性)から説明を受ける参加者たちです。

 ◆大気に国境はなく、各種の気象情報は地球規模で収集され、それらの情報をスーパーコンピュータで処理して予報を作成するそうだ。しかし、最後は人間の手によって最終的な予報が作成されるということだった。

 ◆札幌管区気象台が発表する気象予報は最小で「石狩・空知・胆振地方」についての予報であって、それより細かな地域の予報(例えば札幌地方、あるいはさらに細分化された予報)は各気象会社がそれぞれ独自に予報を出していることだという。(民間会社が独自に予報を出すことは認められている)

        

        ※ モニターがずらりと並ぶ「気象予報室」です。

 ◆一方、注意報や警報、特別警報などは気象台以外が出すことは禁じられているそうだ。

 ◆気象台では毎日、朝8時30分と夕方8時30分にラジオゾンデ(観測機器を付けた大きな風船)を上空に放っているが、この時間は世界的に共通で世界中の気象観測所が一斉に空に放ち、その情報を共有し合っているということだ。

        

        ※ ラジオゾンデの前で説明を受けました。

 ◆気象台では2010(平成22)年から「桜の開花予報」は民間の気象会社に任せ、開花状況だけを情報として流すようになったそうだ。

 ◆最後に一つ、札幌管区気象台の庁舎横に聳えている高い塔は「旧レーダー塔」は周りの建物の高層化によって使われなくなり、より高い鉄塔の上に風速計や風向計などを取り付けて観測しているという。ただし全ての機器を撤去したわけではないので、一部観測機器は残していて役割は終えていないそうだ。

             

            ※ 気象台庁舎の横に聳える「旧レーダー塔」です。

 そのほか、まだまだたくさんのことを伺ったが、私のメモには残っていない。

 見学を終えて、気象台の庁舎内はさまざまな観測機器から送られてくる情報を収集・処理するための機器に溢れかえっている印象を受けた。それだけに機器の保全や情報の管理には万全の体制を取っているんだろうな、と思わせられた。

 ひと昔まえから比べると、気象予報の精度は格段に向上したように感じていたが、その陰には観測体制の整備、観測機器の精度、観測情報の処理などが格段に向上してきたことを実感させられた気象台見学だった。

        

        ※ 「火山観測室」では道内の主な活火山を一括してモニターしていました。


札幌ぶらり散歩 82 星置界隈をぶらりと散歩

2019-04-22 16:51:31 | 札幌ぶらり散歩 & Other

 これというテーマは設けなかった。「ミズバショウ観察会」に参加した後、春らしい陽気に誘われてなかなか訪れる機会のない星置界隈をぶらりと散歩してみた。 

 4月14日(日)午前に星置緑地を会場に開催された「ミズバショウ観察会」に参加し、そのまま帰宅するのも芸がないと考え、なかなか訪れる機会のない星置界隈をぶらりと散歩することにした。 

 車を郊外型店舗が集中しているショッピングモールの駐車場に停車して、星置地区から海岸の小樽ドリームビーチを目ざし、その後は海岸線を横切り、方形に歩いて帰ってくるコースを自分の中で設定してスタートした。

       

      ※ 数えなかったけれど、相当多くの郊外型店が集まり、広大なショッピングモールを形成していました。

 星置の住宅街から海岸を目ざして歩き始めたが、住宅街をちょっと離れるとそこはもう畑地だった。このあたりは砂地のためかスイカなどの生産が盛んと聞いている。

        

       ※ 住宅街からほんの少し離れると写真のような畑が広がっていました。 

 さらに海岸を目指すと小さな橋を渡った。すると橋には「山口運河」と銘板が貼ってあった。「山口運河」とは、明治27年、道庁により銭函-花畔間に掘削された「銭函運河」延長6.5キロの排水兼輸送用水路だが、そのうちの手稲村山口地区の部分を指すという。海岸に近い砂の多い湿地のため土手の崩壊などで水路は浅くなりやすく、また海岸に沿っているため高低差も少なく効果は薄かったため短命に終わったという。しかし、地域の人たちはその歴史を消すまいと整備、維持管理に努め、学校の児童生徒とともに「手稲山口運河まつり」を毎年開催し、歴史を語り継いでいるという。

       

       ※ きれいに整備された「山口運河」です。往時とは違い河岸も整備されています。

 さらに行くと辺りに住宅はほとんど見えない中に目に入ったのが小学校だった。校名を確認すると「手稲北小学校」と判明したが、校舎の屋上に「開校127周年」と書かれていてちょっと意外な思いがした。というのも、周辺は新興住宅街でそんなに古くから拓けていたとは思われなかったからだ。帰宅して調べてみると1892(明治25)年に「山口村立山口尋常小学校」として開校したとあった。つまり始まりは小さな農村の学校が始まりだったようだ。なお、学校の紹介では札幌市で海に最も近い学校(海岸から1.5km、標高5m)としても紹介されている。

        

       ※ 意外と歴史のある「札幌市立手稲北小学校」の校舎です。

 海岸へは星置地区から真っすぐ伸びているが、道々337号線の広い道路を横切ると建物はほとんど見えなくなる。唯一(唯二?)あったのが造園業者とその向かいに何かの会社の建物があった。

       

       ※ 道々337号線を越えると、写真の造園業者と道路向かいの会社の建物しかありませんでした。

そこから少し行くと、私立学校(高校?大学?)が取得したのではないかと思われるグランドが目に入った。しかし、今は使われていないのだろうサッカー用のゴールが見えたが、グランドには雑草が生い茂っていた。

        

       ※ 今はもう使われなくなったグランドです。

 さらに海岸への道は真っすぐ伸びていた。周りは海岸が近づいたことを示すように防風用の灌木が生い茂っていたが、その隙間から「小樽カントリー倶楽部」のグーリーンが垣間見えた。海岸に近く、砂地の多い土地では他の利用価値があまりないと思われるが、ゴルフコースには最適なのかもしれない。

       

       ※ 道路は海岸に向かって真っすぐ伸びていました。

       

       ※ 海からの風を防ぐための防風林でしょうか?灌木が生い茂っていました。

        

       ※ そんな灌木の林の中からぽっかり顔を出した「小樽カントリー倶楽部」のグーリーンです

       

       ※ こちらも同じくゴルフ場ですが、前の写真とは反対側からプレー中の人が写る写真が撮れました。

 そうするうちに周りが開け海岸に出た。小樽ドリームビーチの一角である。(ちょうどドリームビーチの真ん中付近と思われた)好天も手伝って海岸には釣り人や海を眺めに来た人たちが何人かいたが、まだまだ静寂そのものだった。遠くには海に浮かぶ船も何艘か見えた。私は海を右手に見ながら小樽方面(南西方向)に向かって歩いた。ドリームビーチは最近浸食が激しいと聞く。海岸段丘が海の近くまで迫ってきているところもあった。

       

       ※ 小樽ドリームビーチの海岸段丘の上の砂浜です。

       

       ※ こちらは海辺まで降りたところの写真ですね。

       

       ※ かなり望遠を使って遠くの船を写しました。釣り船でしょうか?

       

       ※ ご覧のように海岸段丘が海辺まで迫っています。砂浜が削られているのでしょう。

       

       ※ 中にはこのように土留めをして崩壊を防ごうとしているところもありました。

 カラスが海岸に流れ着いた(?)カレイの死骸を啄んでいた。また、釣り人がちょうどカレイを釣り上げているところにも遭遇した。好天の中、波の音を聞きながら波打ち際を歩くのは心地好かった。

       

       ※ カレイの死骸を啄むカラスくんです

       

       ※ このように釣りを楽しむ人に3人ほど出合いました。

       

       ※ 釣った魚はカレイ2匹ですね。ちょっと小ぶりのようですが…。

 やがて星置川が日本海に注ぐ河口のところに至った。

       

       ※ 星置川が日本海に注ぐ河口です。

 私はそこから海に別れを告げ、星置川沿いを星置の街に向かって舵を切った。川沿いはまだ春が浅く、雑草も茂っておらず、遠くには手稲山の山並みも望めてこの辺りの散歩もまた気持ちの良かった。

       

       ※ 星置川沿いは写真のようなのどかな散歩道が続いていました。

       

       ※ 手稲山が良く見えました。スキーコースにはまだ雪が残っているようです。

 やがて星置川沿いに広がる「星観緑地」の端に到達すると、左折して車を駐車したショッピングモールまで一路真っすぐである。一か所だけマップに気になるところがあった。星置川沿いに大きく水色に塗られた沼地状の図があった。そこを確かめるため横道にそれて確認したのだが、そこに沼地はなかった。あったのは低地に広がる広場のようなものだった。近くにお住まいの方がいたので聞いてみると、どうも沼地ではないらしい。冬には雪捨て場になるということで特に利用されてはいないようだ。

       

       ※ 「星観緑地」に到達です。川向うでは少年たちがサッカーを楽しんでいます。

       

       ※ この低地はいったい何に使われているのか?舗装されているようですが、その用途は謎です?

 元の道に戻り、車の往来は激しいが、人の通りは少ない道をショッピングモール目ざして歩を進めた。途中、星置中学校、星置養護学校の校舎が見えたが、写真は撮らなかった。距離にして約9.5キロ、やや物足りない思いもしたが「ぶらり散歩」を終えることにした。

 新しい住宅街はどこも同じ表情の建物が並んでいて、私が期待するような興味ある物件には遭遇しない。それでも新しいところは、私自身の経験値を広げるうえで無駄ではない。これからも時間と心身に余裕があるかぎり、あちこちと出没してみたい。


ミズバショウ観察会 in 星置緑地

2019-04-21 17:00:22 | 環境 & 自然 & 観察会

 春を告げる使者ミズバショウがところ狭しと咲き誇っていた。札幌においてはミズバショウの群生地として知られている星置緑地で、手稲区土木部主催の「ミズバショウ観察会」が行われたので参加してきた。

       

      ※ ミズバショウが群生する星置緑地を魚眼風レンズでカバーしてみました。まだ木々は葉を付けていません。

 妻からは「何でも見たいんですね」と揶揄されるが、そうなのだ。何でも見て、観て、視てみたいのだ。ということで今日(4月14日)は星置緑地で開催された「ミズバショウ観察会」に参加してきた。星置緑地は小樽市との境界に位置していて、我が家からは車で約40分もかかる遠いところにあった。

 観察会は二人の専門家の解説をいただきながら緑地全体を巡るものだったが、シニア層を中心に大人気で100名くらいの参加があったのではないだろうか。私は北大特任教授の近藤哲也氏の解説を聴きながら緑地を巡った。

 

       ※ 今が盛りと咲き誇るミズバショウのいろいろな姿を堪能ください。

        

       

       

       

 近藤氏にお聴きした話の中で、ミズバショウに関して記憶に残っていることを記すと、ミズバショウは尾瀬のミズバショウが有名だが、本州ではむしろ生育しているところは稀であるが、北海道ではいたるところで見られるそうだ。また、ミズバショウはところによって大きさに違いがあるが、その違いは栄養状態にあるのではないか、ということだった。星置緑地のそれはやや小ぶりかな?と思われた。

               

               ※ 説明役をされた近藤北大特任教授です。

 また、ご承知のようにミズバショウの白い花のような部分は花ではなく仏炎包(ぶつえんほう)と呼ばれる葉の変形したものであり、花は仏炎包の中央にある円柱状の部分が小さな花が多数集まった花であることもしっかり説明してくれた。

 その他、緑地の中で現在花を付けているキクザキイチゲの白と紫、エゾノリュウキンカエンレイソウ、花は付けていなかったがバイケイソウオオウバユリマイヅルソウなどについて紹介していただいた。

       

       ※ キクザキイチゲ(白)です。キクザキイチゲはこちらの白色が多いそうです。

       

       ※ キクザキイチゲ(紫)です。この紫色のキクサキイチゲは札幌近郊では珍しいとのことです。

       

       ※ こちらも春の花エゾノリュウキンカの黄色い花です。

       

       ※ 小さな紫色の花が特徴のエンレイソウです。

       

       ※ こちらは花とともに花弁が付いたコジマエンレイソウですが、札幌では珍しいとのことです。

       

       ※ 毒草として有名なバイケイソウです。

       

       ※ 大きく育つオオウバユリの幼根です。

       

       ※ 鶴が舞う羽の姿に似ていることからマイヅルソウの名が付いています。

 初夏を思わせる陽気の中、気持ちの良い観察会となった。気持ちの良かった私は、そのまま帰宅するのが惜しくなり、予定にはなかったのだがその後、星置地区をぶらりと散歩したのだった。(そのレポは後日)

       

       ※ 湿地の中に産み付けられたエゾノサンシヨウウオの卵です。


コンサ連勝!再び波が来るかな!?

2019-04-20 19:10:09 | スポーツ & スポーツ観戦

 今日(4月20日)、北海道コンサドーレ札幌はホームに横浜Fマリノスを迎えJ1第8節を戦ったが、3対0と見事に快勝し、前節に続いての勝利となった。三連敗を喫したときには「重症かも?」と心配したが、どうやら立ち直ってきたようだ…。

         

 今シーズン3試合目のスタジアム観戦となった対マリノス戦だが、スタジアム観戦した前2試合はいずれも敗戦となり、重たい足を引きずりながら帰路となってしまった。今日こそはそれから逃れたいと思いながら札幌ドームに向かった。

         

        ※ 対戦前、メインスタンドに向かって整列した両チームイレブンです。

 試合はいきなり動いた。試合開始後4分、新加入のAロペスがボールを持つといつもは強引にシュートまでもっていくのだが、この時は冷静に空いていたチャナテップへのパスを選択し、それをチャナテップが冷静に決めて幸先良いスタートを切った。(チャナテップは今シーズン初得点)

        

        ※ 最初の得点を叩き出したチャナテップ選手です。

 さらに続いて前半9分、敵陣中央付近で得たFKをキックの名手福森が芸術的にフリーキックを決めて、早くも2対0と有利な情勢をつくった。

        

        ※ 見事なフリーキックを決めた福森選手です。

 試合はけっして一方的ではなく、むしろ横浜の方がボールを良く保持して札幌ゴールに迫る場面が多かったように思えたが決定力が今一つだった。

 試合は、さらにさらに前半29分、Lフェルナンデスが俊敏なドリブルで駆け上がりゴール前にふわりと浮いたクロスボールを上げると、これに反応したAロペスがヘッドで見事にゴールに叩き込み、なんと前半で3対0と引き離してしまった。

        

        ※ 豪快にヘッドで3点目を決めたAロペス選手です。

 後半は一進一退の試合展開が続き、両チームともに得点することがなく、結局コンサが3対0で見事勝利を決めた試合だった。

 しかし、試合の方は得点ほどの開きはなく、いやむしろ横浜が終始押していたようにも見えた試合だった。事実、試合後にボール保持率を見てみると、横浜64%に対して、札幌はわずか36%である。戦術的に相手にボールを持たせていたという言い方もできるが、ボールの扱いについては明らかに横浜の方が上のように私からは見えた。

        

        ※ スーツではなく、珍しくジャージに身を包んだミシャ監督です。

 サッカーはそこが難しい。いくら試合を有利に進めても、チャンスに得点できなければ(あるいは敗戦ということになれば)試合としては無に等しいことになる。今日の試合は少ないチャンスを確実に得点に結びつけたコンサの快勝ということである。よくスポーツの場合、「結果がすべて」という言い方をする場合が多いが、プロサッカーの場合はそのことが顕著のように思える。

        

      ※ 唯一、試合中の映像です。コンサのコーナーキックのチャンスに進藤選手(?)が頭で合わせたところです。

 さてタイトルを「再び波が来るか?」としたが、2連勝したこの2試合はどちらも相手を零封した点を私は評価したいと思う。以前記したがコンサの場合はあまりにもあっさりと相手に得点を許してしまうところが弱点だと思っている。その点ここ2試合は評価できるのではないだろうか?私は観戦中なかなか守備陣にまで目が向かないのだが、キムミンテ選手がセンターバックに入ったことで守備陣が安定してきたと言われている。彼の今後のさらなる活躍を期待したい。

        

        ※ 魚眼風のバージョンで会場全体を写した一枚です。後半戦の開始前の様子です。

 攻撃陣ではMFのLフェルナンデスが面白い。時折見せる切り先鋭いドリブルは相手にとっては相当の脅威なのではないか?一方、前半戦でブレークした鈴木武蔵がちょっと元気がないように見えるのが心配だが、早く立ち直ってゴールを量産してもらいたいものだ。

             

          ※ 会場の横断幕で気になったものを写してみました。「SAPPORP try to GLORIOUS」

            とは、「栄光に挑め!札幌」といったような意味でしょうか?

 さあ、ここからコンサがどんな戦いぶりを見せてくれるのか、楽しみだが再びコンサに波が来てくれることを願うばかりである。


在札幌ロシア連邦総領事館拝見!

2019-04-19 18:09:41 | 札幌(圏)探訪

 粗忽者の面目躍如である。私は総領事館が主催したものと思い込んで参加したところ、実際は極東ロシアのツアーを勧める旅行会社の主催だった…。それでも普段は立ち入ることのできない総領事館の内部の一部を拝見することができた。

           

          ※ 在札幌ロシア連邦総領事館の全貌です。5階建ての立派な建物です。

 本日、4月18日(金)午後、「在札幌ロシア連邦総領事館の集い」なるものが開催されることを知って、参加を申し込んだ。実は今から10年近く前にもロシア総領事館を訪れる機会があり、そのときにはロシア音楽を聴いたり、ロシアの簡単なランチをいただいたりと、ロシアの文化を学ぶ催しだったので、今回も同様にロシアのことについて学べる機会かな?と思い参加したのだった。

          

          ※ 玄関から入ったレセプションルームに通ずる廊下です。床は大理石?

 ところが参加してみて、主催が(株)ワールド航空サービスという旅行会社だということが判明したが、時すでに遅しである。私はそのまま集いに参加する羽目となってしまった。それでも総領事の挨拶があったり、領事館スタッフが簡単な「ロシアの魅力」と題するレクチャーがあったりと、主催者もそれなりに気をきかした内容となっていた。とはいっても主な時間はワールド航空サービスが主催する極東ロシアのツアーの紹介だった。曰く「樺太を旅するサハリンの夏の旅」、曰く「夏のウラジオストック探訪の旅 4日間」といったように参加者にツアーを勧める内容だった。

          

          ※ 開会前のレセプションルームです。開会時には満席でした。

          

          ※ 「ロシアの魅力」についてレクチャーしてくれたナターリア嬢です。

 私はツアーにはほとんど興味が持てないので退屈な時間を過ごすだけだった。

 ところがそれが終わると、前回とは違い領事館内で差し障りのないところを案内するプログラムが組まれていた。そこは来館者が寛いだり、ロシアの文化を紹介する部屋だった。そして、そこに続く中庭も開放してくれた。ロシアの国の意外に開放的なところに多少驚きも感じた。(それは案内してくれた領事館スタッフのフレンドリーなところもあってのことだが)

          

          ※ レセプションルームの隣の部屋の装飾品について説明を受けているところです。

          

          ※ 総領事館の中庭です。総領事館員たちが寛ぐ空間のようです。

 最後にロシアのお菓子とドリンク(これは日本のもの)で接待していただき、最初はちょっとがっかりしたものの、「参加してよかったなぁ」という思いを残しながら総領事館を後にした。

          

          ※ 集いの最後に提供されたロシアのお菓子です。箱に入った小さな菓子がロシア風でした。

 なお、アンドレイ総領事によると昨年5月から今年の5月まで「日ロ交流年」として各種催しが開催されているとのことだった。そのキャッチフレーズは「あなたが知らない日本があります。あなたが知らないロシアがあります」ということだ。

 ここで思い出した。昨年末、ちえりあホールでロシアのジャズ界の大御所のライブを聴く機会があったが、それはまさに「日ロ交流年」事業の一環だったのだと思い返した私だった…。


ワンコインランチ紀行 53 天下一品 すすきの店

2019-04-18 16:29:54 | ワンコインランチ紀行 

 このお店の一押しは「こってり」ラーメンのようである。私の好みではなかったが、ここは一押しの「こってり」をチョイスしたのだが、やはり私の口には少々合わなかったようだ…。

           

       ※ お店の前に「こってり」と真っ赤な文字が躍る幟を目にすると、「こってり」を選択してしまいます。

 ランチパスポートを土日(あるいは祝日)に利用しようとする場合、お店によっては利用不可となっている店もあるので注意が必要である。今回訪れた「天下一品」は幸い土日も利用が可能だったので訪れることにした。

 ススキノの中心部からはやや外れたところにある「天下一品」だが、私は長距離ウォークのトレーニングを兼ねて歩いて向かった。お店に着くまでは「こっさり」をチョイスしようと思って向かったのだが、店先に立てられた「こってり」という派手な幟を見て「これは店一押しの味を試さねば」と思い直して入店した。

 店内は48席とラーメン店としては広い造りだったが半数程度の席が埋まっていたようだ。私は独りだったので当然のようにカウンター席に案内された。

          

       ※ 店は混んでいたのに、なぜか私の側のボックス席は空席でした。グループを案内するんでしようね。

 このお店のランパスメニューは「ラーメン並」(通常価格790円)なのだが、スープを3種の中から選ぶシステムになっている。その3種とは一番人気の「こってり」、屋台の味「こっさり」、そして「あっさり」の3種である。スタッフに一応確認したうえで私は「こってり」をお願いした。

       

       ※ カウンター席の前には、各種のタレや調味料の使用方法が掲示されていました。

 この店のサービスとして各種総菜をセルフで食することができるシステムとなっていた。その総菜とは「塩キャベツ」、「ネギ」、「辛子高菜」、「辛子もやし」、「大根サラダ」、「牛乳プリン」などだった。私は「辛子もやし」と「大根サラダ」をチョイスした。

          

          ※ お惣菜(?)コーナーです。これは面白いサービスですね。

 注文した「こってり味」の味噌ラーメンが出てきた。すると、こってりとはスープの味が濃いというよりは、スープにとろみがついたように粘度の高いスープだった。だから他店のように味が濃すぎてギブアップというようなことはなかった。しかし、ガイドブックでポタージュのようなとろみと表現されていたが、正直に言って私の好みとは言い難かった。ただラーメンそのものは嫌いではないので、もちろん完食し、ある意味満足してお店を後にした。

          

      ※ 私が食した「味噌ラーメン並」の「こってり」味です。横にあるのは総菜です。(大根サラダと辛子もやし) 

【天下一品 すすきの店 データー】 

札幌市中央区南7条西3丁目7-12 さいとうビル1F

電  話  011-200-0978

営業時間  11:00~翌日2:00

      (ランチパスポート可能時間11:00~17:00)

定休日   無 

座席数   48席(カウンター席・テーブル席)

駐車場   有(提携P 食事利用で1時間無料)

入店日  ‘19/04/14

 


林家とんでん平の話芸を楽しむ

2019-04-17 18:02:17 | 講演・講義・フォーラム等

 北海道生涯学習協会が主催する「ほっかいどう学」かでる講座の今年度版がスタートした。その第1回目の講師が落語家の林家とんでん平氏だった。多くの受講生(聴衆)を前にして、多年にわたって磨いた話芸を披露し、楽しませていただいた。

           

          ※ 熱演する林家とんでん平氏です。

 「ほっかいどう学」かでる講座は年間10回開講しているが、今日(4月17日)その第1回講座が行われたのだった。講師は前述したとおり落語家の林家とんでん平氏「古典落語の世界」と題して、自らの修業時代の話を織り交ぜながら、落語のほうも聴かせていただいた。

 林家氏の話はまず「笑い」の勧めだった。笑うことでナチョラルキラー細胞(NK細胞)が活性化されるので、生活の中に大いに「笑い」を取り入れよう!ということだった。

          

          ※ 師匠である故林家三平の真似をして聴衆を沸かせました。

 その後、数々の小噺を披露されて私たちを大いに笑わせてくれた。とんでん平氏は故林家三平師匠の最後の弟子として知られている。その修業時代の話も面白可笑しく披露してくれた。

 また、とんでん平氏は手話落語についても取り組まれているということで、手話落語も披露してくれた。

          

          ※ 手話落語を披露する林家とんでん平氏です。

そうしているうちに本格的な落語に移っていった。聴いているうちに「あれっ?どこかで聴いたことがあるぞ!」と思っていたら「初天神」の噺だった。 

 林家とんでん平氏は子息の病気のこともあり、現在札幌に居を移して道内を中心に活動されているようだが、同時に札幌市内において落語教室も開催し、落語の裾野を広げようとしているようだ。

          

          ※ 写真のように会場はいっぱいの受講者であふれるほどでした。

 テーマが落語という肩の凝らないテーマだったからだろうか、広い会場いっぱいに受講生が集まり、今年度の「ほっかいどう学」かでる講座がスタートした。各月毎に開催される講座に今年度もできるだけ参加したいと思っている。

 私は受講生であると同時に、開講の際のお手伝いをするボランティアも務めている。今回はその当番でもあったのだが、会場に即席の高座を作り雰囲気づくりを演出したり、演題を表示したり、参加者にパンフレット配布したり、とお手伝いさせてもらった。この体験も大切にしたいと思っている。