いやあそれにしても国連防災世界会議が開催されたためか、自然も仙台市に味方してくれたようで、本当にいい天気が続きます。
風は少しあるのですが、まだ爽やかとは言えないですがそれでも春を感じさせる風となっています。
川内方面(国際センターや東北大学の萩ホール付近)に行くと、つまり澱橋を渡って行くと雰囲気がガラッと変わってしまいます。 大袈裟に言えば異空間に来たかのように感じます。
それはとりもなおざす、外国の人たちがとっても多くなっているということ、そこで飛び交う言語は英語ばかりでなく、アジア系の言語が多く感じます。 そして彼らは寒さに強いようには見えないのですが、みな私から見れば薄着です。 コートやマフラー姿の外国の人が少ないということです。
そしてこれ、この姿というか風景はもう二度と見ることはないのではないでしょうか。
この2枚の写真を見て何か感じることはありませんか。場所は国際センター展示棟前です、 最初は風がなく旗はたなびきませんでした。 待つこと数十秒、少し風が出てきて旗にも動きが出てきました。
左から、日本国旗、国連旗、仙台市旗です。
違いに気がついた人はすごいと思います。 答えは旗のたなびく方向です。2枚は同じ方向、1枚だけが天邪鬼のように違う方向になびいています。 同じ方向になびいている旗は国連と仙台市です。 2枚の写真の向きは逆となっていますが、逆となっても国連と仙台市は一緒です。
だからなんだと言われれば ”別に” と言わざるをえませんが。 まあ、今の自民党独裁政治には付いていけない、反逆しつつ地方の底力を見せつけるのだという意思表示であれば、・・・・なんて考えたりして。
東日本大震災総合フォーラムの会場である東北大学の萩ホールの正面です。
14日に参加したプログラムです。
5つの事例を6人が発表しました。 南三陸町役場の佐々木由貴さん、南相馬市消防団の長澤初男さん、岩手県立大学総合政策学部一年の菊池のどかさん、長野県白馬村の鎌倉さんと太田さん、東京都大島町の羽根さんです。
その中で気になったというか、その通りだと思ったことがあります。 菊池さんの発表は「いのちてんでんこ~釜石東中学校の活動~」というものですが、その中で小学校と中学校では日頃から津波を想定した訓練を行っていました。
でも高校になると津波訓練等は3年間なかったというのです。3年間はブランクとなってしまった。しかしこれはもったいない、高校生は地域の力になれるのに。それで高校生としてではなく、地域の一人として防災活動をしていたようなのです。
大学に入ればサークル活動等で地域とのつながり等が出てきますが、自分の住む仙台市内では高校の3年間は意外と地域とのつながり、連携等がありません。あっても少ないです。それはとくに公立高校ではほとんどないように感じます。地域を大切にしているのは私立の高校です。
税金で建設され運営されている高校、そこに通学する高校生、設備と若いマンパワーが地域に還元されていません。というか学校自体に地域と向かい合おうという意識が全く感じられないのはどういうことでしょう。
私の近くにも県内で一、二位を争うような県立の進学校が二つありますが、勉強だけではなく、学校を開放して地域と共に更なる可能性を求めるという姿勢が見られません。これは悲しいことですし、もったいない話です。
ここ数年前にようやく地域避難所という看板を掲げるようになりましたが、それでも実際にその必要が生じたときにきちんと対応できるのかどうか、学校を体育館を解放してくれるのかどうか分かりません。 周囲の町内会の役員たちはみながっかりしている、言っても聞いてくれないからなあと残念がているのが実情です。
まあこれは一つの高校の問題ではなく、県立高校として県教育委員会の問題かもしれませんが、今回の大地震のときだって市民のために汗水たらして奮闘してくれたのは市立の小中学校です。
地域としては地域にある高校、高校生の力があればどんなに力強いのに、頼りになるのにと町内会関係者はみな思っています。 ただ気仙沼等では高校及び高校生は避難所として必死に対応していたようです、対応せざるを得なかったのでしょうが、やる気になればできるはずです。
きょう15日は午前中メディアテークと市民広場に行ってみました。 メディアテークの1階ではABUニュースフォーラムとガイドブックではなっていますが、巨大な津波被害の写真を壁にして東北地方を中心に各県別と仙台市で映像を流していました。
その中でこういうユニークなものがありました。 段ボール製の頑丈な椅子です。
午後からはまた川内の萩ホールへ行きました。総合フォーラムの二日目です。
12人が事例発表等を行いました。
プログラムの中を見て驚くと同時に良かったと思いました。 竹下大臣の次に「若者メッセージ①」としてこのブログでも取り上げた、あの石巻出身の菅原彩加さんが登壇することになっていましたから。
彼女は「私たち若者が、東北・日本の未来を創る」とだいしてスピーチするはずだったのですが、館内放送で彼女は都合が悪くなりどうしても来れなくなったといったのです。残念でした。 と同時にどうしたのだろうと心配になってしまいました。 無理をしなければいいがという心配がありましたから。
でも最後の「若者メッセージ②」をアピールした高校を卒業したばかりの佐藤 陸さんのスピーチがよかった。 というか彼のしゃべり方や態度、度胸満点な振る舞い、これが18歳の青年か?!とおどろくばかり。何と頼もしい若者かと思った次第です。
かれが言いたかったのは、””東北の中高校生の役割とは何か””ということですが、みなさんは何だと思いますか? それは 『行動してみる』 ということです。 まず一歩を踏み出すことです。そうすればまわりの大人は応援したくなるから、巻き込まれたくなるからといいます。
確かに大人としては放っておけなくなりそうです。 いいところに目を付けました。さすが100人の中高校生のリーダーをして、パリでイベントを開催しただけのことはあります。
長くなってしまいました。まとまりのない書き方でしが、何か得るものがあったでしょうか?
もう眠くなってきました、それでなくても花粉症で両目がショボショボして開けているのが辛いです。