何とか持ちこたえて、田植えを終わる事ができ
早い時間に終わったので田植え機やトラクターまで洗い終える事が出来た。
昔で言えば、まぐあらい『馬具洗い』というところだろう。
昔は馬や牛に鋤をつけて水田の中を代かきをしたと言う。
田植えが終わって馬につけた道具などを洗った事からのようで
ご馳走とされていた。
私が小さかった頃の田植えは
すべて手作業だったので、日数と人手が必要とされ
『ゆい』と言って、お互い手伝いに行ったり来たりしていた。
苗も田んぼに直に蒔いて、育ってから少しずつの束にまとめ
私たち子供も、束ねた苗を田んぼのあちこちに投げる役目があったものだった。
代かきの終わった田んぼに、デカイ歯の抜けた櫛に取っ手をつけたようなもので
田んぼに苗を植える為の線を引き、一列にならんで苗を植えていく。
その仕事は早朝から夕方遅くまで行われていて
田植え時期はほとんど同じ時期なので、そういうキツイ作業は連日続いていた。
今は田植え機が植えてくれるので、昔のように日数はかからなくなり
二人ででも田植は一日半もあれば終わってしまうようになった。
楽になった分、機械にお金がかかるが
致し方ない…時代の流れと言うものなのだろう。
昔は『馬具洗い』と言えば
会津特有のニシンの山椒漬だとかタケノコの煮物だとか
郷土色豊かなご馳走と決まっていたが
食生活も豊かになり、ご馳走と言っても特別な事もないようになり
さずづめ、夫の好きな『目に青葉 山ほととぎす 初鰹』ってなもんで
鰹の刺身を買ったくらいだった…。
鰹の刺身が苦手な私のご馳走は
明日も晴れるであろう燃える様な夕焼けってとこだろうか。
だけど、今日は思ったより天気は良くなかった…騙されちゃった気分!