あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

プチドライブ【タイムリミット2時間】

2006-05-05 23:00:05 | プチドライブ・地域の事
今日も朝から五月晴れで、風も少しはあったが気持ちの良い日だった。
そして、夫と息子はツーリングと洒落込む…。



私はと言えば、二人が出掛けた後にヒメ様の散歩と苗に散水。

時間は11時半。
3時にばぁ~ちゃんが帰ってくるまでタイムリミット3時間半。
帰ってくるまで、お粥を炊いたりベッドメイキングをしたり
夕食の買い物もある…。

すると やっぱり2時間が限度かなぁ。

どっこも行かずしまいなのは、ちょっと癪なので
背炙山(せあぶりやま)へ行ってみる事にした。
自宅より30分なとこで、時間&場所的には良い場所にある。

因みに背炙山とは会津若松市の東に連なる山で現在では山頂を車道が通じている。
山名の由来は、猪苗代から会津若松を往復する時、行きは背中に朝日を受け
帰りは夕日を背中に受ける事からついた名前のようだ。

高校の頃は舗装もされていなくて、それでも授業の一環として
2時間余りかけて、背炙山まで登ったものだ。
我が家の子供たちが高校の時もあった…今も続いているのだろうか。


山には不思議な力がある。

大きさと偉大さと包み込むような優しさと…だから人は山を訪れるのだろうか。
ちょっと疲れ気味だった心が洗い流されたような気持ちになって
小さな事で思い悩んでいた事が嘘の様に思える時がある。

曲りくねった、それでも舗装されていた道を車で走り
時々スピードを落として、下の方に見える市街地や
鬱蒼と生い茂る花木を眺めて、山からの精気を吸い込んだ。



それにしても、重い雪に押し潰されそうになりながら
耐え続けた冬を越して、枯れてしまったような枝にさえ小さな若芽が出ていた。
どうやら春の恵みは公平に命の息吹を宿らせてくれているようだ。

頂上付近には、まだいくらかの雪が残っていて行き交う車も少ない。
そんな中で、ハッキリと澄んだ美しい鶯の鳴き声を聞いた。




いつも家から眺めている磐梯山も今日は違った角度からで
いつもより身近に感じながらシャッターを切った。



こうして見ると、本当に会津は盆地で山に囲まれているのが分かる。





山間から見る自分が生活をしていた町並みが、あんなに小さく見えるではないか。
山また山の、あの向こう側には何があるのだろう…。
フッと自分が無くなってしまった様に思え、山の向こうに行ってみたい衝動に駆られる。


3時、定刻にばぁちゃんが帰って来た。
またいつもと同じ毎日が待っている。
だけど山の精気に当たって来た私は、エネルギー満タンで
まだまだ頑張れる力をもらって来たようだ。

今日で私のゴールデンウィークは終わった…。



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異空次元 【停留所】

2006-05-04 23:43:29 | ひとりごと
昨日、苗を買いに行く途中で、古びたバス停留所があった。
何十年前に立てられたのだろうか、定かではないほどの古さで
国道沿いにあるバス停留所とは思えないくらいだった。





 



たぶん…このバス停留所が立てられた時には
国道も舗装などされていなくて
砂利道に一日に数えるくらいのバスが…。
しかも 田舎のバスはおんぼろ車、とか歌にあったような気がする。

バスが過ぎると、砂埃が舞い上がっていたのだろう…。

こういうバス停留所を見ていると
時は夏、日傘を差した着物の女の人や
開襟シャツにボストンバッグを提げた一見紳士
ハンチングを被った行商人だとか…。
そんな姿の人が、こんな停留所でバスを待っていたのだろうか。
遠い昔に思いを馳せる。

中を覗くと、腰をかけたら一発で壊れてしまうような作り付けのベンチは
誰も座った形跡もなく埃で真っ白だった。
辛うじて目新しいものと言えば
手前にある干からびた土が入っただけのプランターがひとつ
そこには雑草が枯れ切っていた。

波トタンの屋根は錆びて、柱も何年か風雨にさらされて来た様な
ちょっと寄りかかったら倒れてしまうようなバス停留所。

そういえば…バスに乗らなくなってしまってから
どのくらい経つのか…昔の交通手段はバスだったのに。
今もこのバス停留所から、バスに乗る人はいるのだろうな…。

まわりの景色とかけ離れてしまったこの場所だけが
なんだか取り残されたような、異空次元に迷い込んだような錯覚に囚われた。


コメント (28)
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野菜の苗ゲッツ!!

2006-05-03 23:21:41 | pochiko農園

今日は朝から素晴らしい天気で
まさに行楽日和とはこんな日を言うのではないかと思った。

そんな良い日ではあったのだが、それを横目にハウスを開けたり
苗に水を散布したり…が、私の仕事で
夫は水田にする田んぼに、肥料を撒きに行った。


朝、ヒメとの散歩の時に、広い田んぼで肥料を撒いている老人。
若い人は行楽なのだろうか? などと思いながら
今朝は遠くの磐梯山には雲がかかって頂上付近は見えなかったのが心残りだ。


昨日は天気が良くなかったので
今日にばぁ~ちゃんのシーツやバスタオルを洗ったり
布団や毛布を干したり…でも、とっても気分は最高!って天気だ。

遅い朝食を終え、後片付けが終わる頃はもう昼近く。
家事が終わってから車で約30分
野菜の苗を専門に売っている農園へ行って野菜の苗を買って来た。





 
そこは野菜の苗ばかりではなく、花の苗や観葉植物まであり
特にこの時期には、苗を求める人がたくさん訪れるところだ。


毎年、今頃買ってきて、遅霜の様子を見ながら植え付けしていた。
その間は、我が家のハウスの苗と同居してもらっている。

ハウスの中なので寒さは心配なく外気温にも馴染むのではないだろうか?
農園のハウスの中でヌクヌク育って来た苗を
急に家に持って来て畑に植えることはしない。
やっぱり 苗にも心の準備ってヤツが必要だと思うのだが…?

それでも今年は、極力少なめに苗を買った。

トマト(桃太郎)14本。
トマトは食べきれなくなったら、ジュースに出来る(*^^)v

キュウリは10本にした。
盛りの頃は、とんでもなくぶっとくなって
しまいには半分にカットして鶏に食べていただく…(^^ゞ

ナス、今年は娘のたってのお願いで米ナスを5本追加!
後は水ナス10本…また食べ切れなくなってしまいそうなのだが。

必ず忘れてはいけないのが『スイカー!!
もちろん 小玉スイカだが、これは忘れてはいけない。
大のスイカ好きな私…小玉くらいが冷蔵庫サイズでちょうど良い。

今年は接木のを購入~♪
むふふ。。。今年のスイカは特別に美味しいに違いない(^^)b 』

他には明日葉!! これは、ゆきじーさんのブログで
天ぷらにしてあったのが美味しそうだったから…(笑)
だが種を撒いてまで多くは要らない。

あとはピーマンやかぼちゃ…。 見ていると、いろんな苗が欲しくなる。
そんなに買っても、植える場所もないし食べきれるものでもない。
少し食べて満足なものは、スーパーの畑にお任せしよう。

後は帰ってきてから、ゆ~~っくりと昼寝をしてしまった。
こんな時、ばぁ~ちゃんがいると出来ない事で
今日もささやかではあるが、思いっきり贅沢したような気分だった。


コメント (18)
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たこ飯 【東北限定】

2006-05-02 22:52:38 | 日々雑事
八十八夜の今日は、昨夜からの雨が午前中まで降り続き肌寒い一日で
朝から仕事らしい仕事も出来ずに、午後からは雨はあがったが
ただのんべんだらりと、会社が休みだった娘と過ごした。


八十八夜は、立春から数えて88日目を言い
字を組み合わせると『』という字になる。
この事から農業に従事する人にとっては重要な日とされてきた。
あと3日ほどで立夏だが
八十八夜の別れ霜』や『八十八夜の泣き霜』などと言われ
遅霜が発生する時期で、農家に対して注意を促す為にこの暦日が作られたと言う。
日本文化いろは辞典参照

昨日から、ばぁ~ちゃんはショートステイの別荘へ行っている。
夫は会社の飲み会で…息子はデートと
娘と二人きりだったので、夕食は思いっきり手抜きをして
コンビニディナーと洒落込んだ(*^^)v


今夜は東北限定たこ飯。

柔らかく甘辛く煮込んだタコが
煮込んだ時のスープで炊いたと思われるご飯の上にたっぷりと上がっている。
端っこには紅しょうが…これがまたタコの味を引き立たせている。
今度 家でも作ってみようと思う。
こういうふうに思えるのが、外食の醍醐味ではないのだろうか?(笑)

そこにコーヒーゼリーのデザート付き!

食事を作る側の私にとってはどんな物でも、作ってもらったものはご馳走であり
しかも後片付けなしときている…安上がりではあったが
思いっきり贅沢した気分だった。

夜にはしっかりと生活用品と米を持って、自分のアパートへと帰って行った娘だ。


特に関連はないのだが、ジャガイモの芽が出ていた。



雨のせいで蓋のようになってしまった土を払いのけて、植物の力強さを感じた。
コメント (12)
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てんこ盛りゆで卵

2006-05-01 23:23:18 | 食べ物 レシピなど
去年の5月に飼った鶏は、すでの卵を産むようになって何ヶ月にもなるが
それが毎日、2個3個と生むので食べきれずに、つい溜まってしまう。
卵料理と言っても、毎日では行き詰ってしまい
しかも、お弁当も息子は社食だし、夫は交代勤務のため
一ヶ月に一週間分くらいなものだ。

そういう時はゆで卵にすると非常に消費が早いので
溜まってしまうとゆで卵にしていた。


茹でたてほやほやの卵

どうせ ゆで卵を作るのであれば、やっぱり半熟のゆで卵で
今まで私が作っていたゆで卵は、殻が白身にくっついて剥がれにくく
せっかくのゆで卵がボロボロ状態になっていた。

新鮮だからか…とあきらめ半分であったが
ちょっと調べてみたら、『達人のゆで卵』の作り方を発見!!

ご存知とは思うが…。

まずお湯を沸騰させて、そこにおもむろに卵を入れ6分間茹でる。
そうしたら火を止めて1分間そのままにして3分間水につける。
水の中でも余熱で調理が続いているからだ。

熱湯では卵が割れてしまうのではないかと思われるだろうが割れても中身は出ない。
要は静かに入れる事で、冷蔵庫から出してすぐの卵でもOKだ。
黄味がオレンジ色した半熟ゆで卵のできあがり。


このゆで卵は切るより、割った方がおいしそうに見える(笑)


あの『達人のゆで卵』塩だけではなく(塩はやっぱり味塩かなぁ…。
マヨネーズやしょう油をたらしたりしても美味しい。


ちょっと思い出したが、子供の頃遠足の時に持っていったゆで卵は
しっかり黄身まで火が通っていて
白身は好きだったが黄身だけを残していた事を思い出した。
あの頃、友達の誰もが咽るような黄身のゆで卵を食べていたような気がするのだが
私だけだったのだろうか…?



☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆☆.。.:*・°☆


今日の一枚【ようやく我家にも梨の花が咲いた。】


ミツバチが止まった瞬間にパチリ!


コメント (21)
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