北光線を北に向かい、学園都市線に掛かっている跨線橋を渡ってちょっと行くと、右手に「赤いビル」がみえてくる。そこに「らーめん処あべ乃家」がある。
昨年初めに「塩ラーメン専門店」として開業したこの店。私もずっと気になっており、訪れようと思っていた矢先、訳あってこの店はいったん閉店してしまう。だが、メニューを一新し、昨年4月に再オープンしたとのこと。
最近塩ラーメンをメインに食べ歩いている私は、ここでもやはり「しおらーめん」(580円)をオーダー。ツルツル感とコシのある森住製麺の麺に、地鶏と種々の野菜の旨みがたっぷり詰まったスープがマッチ。具材は、チャーシュー・昔風な「ふ」・半熟の煮タマゴ・ノリ。それに加え、揚げネギとたっぷりのメンマが嬉しい。時間にかかわらず、小ライスとお新香がサービスで付いてくるのも、見逃せないチャームポイントだ。
内臓に負担をかけないタイプのまろやかで優しい味だが、決してモノ足りなさを感じることはない。しっかりとした美味しさがココのラーメンにはある。いやあ、この値段でこの味と、このパフォーマンスは素晴らしい!580円という価格を上回ってあまりある満足を胸に、私は帰路についたのだった。今はまだマイナーなこの店だが、そのうち大ブレイクしそうな予感がする。