暑くなってくると、無性にラーメンを喰いたくなるものだ。今回私が俎上に上げたのは、天ば屋のラーメンだ。
天ば屋といえば、「カレーラーメン」でその名を馳せた店である。今日の陽気では「カレーラーメン」の方がより似つかわしいかとも思ったのだが、最近私は塩ラーメンばかり食べ歩いており、誰に頼まれたわけでもないが、他店との比較検討のために塩を注文しなければならないような義務感と責任感にかられ、今日も塩を注文してしまった。
久しぶりにココの塩らーめん(680円)を食べて驚いた。店内にも表示されているのだが、この店のラーメンはホントに「スープが濃いめ」で、「麺がかため」である。こないだ食べたのが「拓味の地鶏ラーメン」だったから、余計にそう感じたのかもしれない。とんこつベースの白濁したスープには、そこはかとなくごま油の香りが漂い、黄色味の強い麺が食欲を増長させる。私の好みとしては、もう少し麺を茹でてもいいような気もするのだが、ま、コレはコレで可としよう。ただ、加齢のせいか胃腸の弱りつつある私にとっては、このスープはちょっとヘビイであった(もちろん、完食はしたが)。つい最近まではこんなことはまったく感じなかったのだが、寄る年波には勝てませんなあ。