我らが日本ハムファイターズは、梨田監督が退団を表明して以来、完全に失速してしまった。なんとかクライマックスシリーズ出場は決めたものの、首位ホークスとのゲーム差は、昨日現在でなんと16・・・
それに対し、やはり今季退任が決まった落合監督率いる中日ドラゴンズは、ヤクルトスワローズに追いつき、追い越した。昨日現在で2.5ゲーム差をつけて首位にいる。
実は私は、高校生の頃から、落合博満という人が好きである。
だから、日本ハムの次期監督には、ゼヒ落合氏に就任してほしいと思っている。
だが、そんな話をすると、妻を筆頭に、みんなイヤな顔をするのだ。
私の人生において、落合氏のことを話題にした際に、氏のことが好きだということを言ってくれた人の数は、それこそ「片手にさえ余る」ほどだ。
だから、今。「なぜ日本人は落合博満が嫌いか?」という本を著したテリー伊藤氏のことを、私は好きになってしまった。
テリー氏もこの本の中で触れておられるが、9回一死までノーヒットノーランピッチングだった斎藤雅樹投手から放ったサヨナラ3ランには、私は度肝を抜かれた。
バイト先の酒屋でこの試合を観ていたのだが、まさに「こんな試合は見たことナイ!」状態。まるで水島新司の漫画みたいな、衝撃的な試合だった。
東尾投手から死球を受け、その後の打席での報復ピッチャー返しも、凄い。
いや、ホント。落合の凄さを、日本人は過小評価していると思う。
日ハムの次期監督が誰になるのかは、今のところ謎である。落合氏に日本ハムの監督をやってほしいと思っているのは、私を含め、少数派だろう。だが、氏が日ハムに来てくれれば、中田翔は、きっと大化けするハズだ。ああ、札幌に来てほしい。私は両手を拡げて、氏を迎え入れたい。