獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

「ラーメン道」の「黒いラーメン」

2013年06月11日 | 麺’s倶楽部

    
 サンデイ・アフタヌーン。妻との協議が調い、夫妻でラーメンランチ。
 妻のリクエストは「さがみ屋の麺が食べたい!」との1点。
 そこで、私がチョイスしたお店が、この「ラーメン道」であった。
 11時30分、開店と同時に入店。

    
 メニューは、非常に多彩である。正油ベースが、なんと9品

    
 加えて、味噌ベースが、5品

    
    
 さらには、塩&とんこつベース・・・

    
    
    
 「冷しラーメン」や、「かけラーメン」等々、充実のラインナップである。

 大いに逡巡しつつ、我々夫妻がオーダーしたのは、「金・土・日曜日のみ限定3食」の「黒いラーメン」(750円)であった。
 この日、開店と同時に、限定3食のうち2食が、我々夫妻の胃袋に収まることと相成ったのである。ご、御免。

    
 11時35分、それはスピーディに目前に。まるでイカスミのようなその黒さに、私は武者震いした。
 油膜が熱を封じ込め、まったく湯気が立たないその姿が、これまた緊張感をそそる。

    
 しっかりと熱く、ぴっちぴちの元気の良さの、その麺!
 シコシコ感とツルツル感がハイレベルで調和し、ベリーナイスの私好みである。

    
 その黒いスープは、そこはかとなく焙煎テイストの「たまり醤油」味であった。
 これは、「チャーシューの焼き汁」がベースになっているとのこと。
 いわゆるブラックペパーを効かせた「富山ブラック」や「あいの里ブラック」とは趣きを異にするものである。

    
 辛さよりもむしろ甘さを感じる、シャキシャキ感に富んだ、白髪ねぎ。

    
 しなやかな噛みごたえの、メンマ。

    
 道産豚の肩ロースを使用したという、そのチャーシューが、これまた上質だ。
 そのお肉は、割としっかりとした歯応えを残すモノで、そこはかとなくスモーキー。
 チャーシューのタレは、開店以来「継ぎ足し・継ぎ足し」で使っている、秘伝のモノだという。

    
 11時45分。完食&完飲いたしました。

 ここのラーメンは、化学調味料を一切使っていないという、いわゆる「無化調」である。
 無化調のラーメンというと、個人的体験では「気の抜けたビールのような」物足りなさを感じることが多かった。
 だが、ココのラーメンは違う。様々なテイストが練り込められており、むしろ濃厚さを感じるくらいだ。
 多種多様なメニューを用意しながらも、「基本的に価格が750円一本」というところも、これまた見逃せないチャームポイント。
 実に感銘した。ココは、通わなければいけないであろう。次回は「道みそラーメン」を食してみたい。

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