2007年日本導入の2代目から、7年。
早いもので、BMWミニも、3代目となった。
横幅が1725mmのため、いまや、3ナンバー。
「MINI」が3ナンバーとは・・・世の中、変遷したものだ。
試乗させていただいたクルマは、「COOPER」(6AT:税込車両本体価格280万円)だった。
そのシューズは、ハンコック製。
家電のみならず、タイヤにおいても、韓国勢はシェア拡大中なのだ。
ホント、世の中変遷したものだ。
ちなみに、BMW車が通常履いている「ランフラット」ではない。
「MINI」であるがゆえ、ラゲッジスペースは限られている。
なので、スペアタイヤは積まず、パンク修理キット搭載・・・
スペアタイヤ信者の私は、この点に、まず落涙しそうになった。
BMWミニ伝統の、スイッチの多い煩雑なインパネ。
まあ、この点については、個性というか記号として、認めてしまおう。
人間の方が、慣れてしまえばいいのだ。
現在のMINIは、スペシャリティーカー的な立ち位置なのだから・・・
さて、走らせてみる。
このMINIというクルマ、スペースユーティリティーでは、日本の軽自動車にはかなわないであろう。
だが、ステアリングは重めで、ダイレクト感に溢れており、そのタイトな空間は、人車一体感の演出に大きく貢献している。
野太く響く、1.5リッター3気筒ターボエンジンのエキゾーストノートは、「自分がクルマを操っている」という皮膚感覚を昂ぶらせ、このクルマが3ナンバーだったことなんか、スッキリと忘れさせる。
かつて「ユーノス・ロードスター」に乗っていた私だが、このMINIの操縦感覚は、それと、非常に近い。
3代目BMWミニ。いわゆるNVHはハードで、実用上も色々と使いづらい部分がありそうだが、素晴らしいドライバーズ・カーであった。
もし私が今20代で独身だったなら、このクルマを選んだことだろう。
ボディカラー・ルーフカラー・ホイール・・・その多彩な組み合わせから、自分好みの仕様を探すこと自体が、実に悩ましくも愉しいひとときになりそうだ。
問題は、その場合。ローンの審査に通ったのかどうか・・・。その一点が、懸念材料かもネ。