昨年11月のことだが、ホクレンショップで「馬鹿ヤローカレー」なるものが、半額処分されていた。
半額でも、税込324円と、レトルトカレーとしてはかなりのハイプライス。
とはいえ、私は「エゾ鹿を食材として活用すべきこと」をかねてから提言している。
なので、義務として、買わないワケにはいかなかったのである。
それは、(株)北都という、「道産食材をレトルトカレーにするのを得意分野とする企業」が製造している。
原材料のポイントは、やはり「馬肉」と「エゾ鹿肉」。
ちなみに、似たようなコンセプトの「馬鹿カルパス」なるモノを食したのは、一昨年1月のことだった。
さて、いよいよ実食の日がやってきた。
大きめの肉片は、おそらくは、エゾ鹿。
しっかりとした噛みごたえがあり、咀嚼すると、その繊維がおおざっぱにほぐれる感じである。
コマ肉が、おそらくは、馬であろう。
どちらのお肉も、原材料由来なのかレトルト由来なのかは謎だが、甘みのあるテイスト。
ルー自体は、しっかりと辛く、それでいてまろやか。
肉の甘みとハイブリッドして、なかなかイイ感じである。
税込324円であれば、自分を納得させることのできる、ハイプライスレトルトランチであった。