土曜日。
妻の企画により、夫婦で「定山渓 鶴雅リゾートスパ 森の謌」に行ってきた。
狙いは「ランチビュッフェ&日帰り入浴プラン」(大人おひとり様税込3,240円)である。
このプランは、事前予約が必要となる。
だが、なんといっても魅力的なのは、地下鉄真駒内駅前発の「無料送迎バス」があることだ。
基本的に呑兵衛の我々夫妻が、これを利用しない手は無い。
「帰りにどちらが飲むのを我慢して、クルマを運転して帰宅するか」で揉めたり、じゃんけんしたり等の、無用な抗争を、避けることができるのだから。
10時05分に地下鉄真駒内駅に到着。
送迎バスは、所定の位置に、すでに佇んでいた。
10時30分すぎ。
おおむね定刻通り、バスは出発。
車内は、ほぼ満席状態で、客層としては女性が9割ほど。
年齢層的には、みなさんアラフィフかアラシックスの方々のように見受けられた。
11時08分、「森の謌」に到着。
「うさぎの足跡のある森の小路」の様な絨毯の通路を抜け、11時19分に、ビュッフェ会場に到着。
そこは柔らかい日差しの入る、落ち着いた空間である。
ビュッフェ≒喰い放題に、食いしん坊の私の、ココロは躍る。
11時26分に、1巡目のディッシュにありついた。
内容は、「空豆の冷製スープ」「海鮮パエリア」「鶏肉のグリルハニーレモンソース」「キタアカリとタブナードのグラタン」「長芋のカルパッチョ」「ジェノバクリームショートパスタ」「砂肝のサラダ」「森の謌風 ポテトサラダ」「白菜のシーザーサラダ」の、豪華9点盛り!
2巡目をいただいたのは、11時27分。
中華系をメインにチョイスした5品は、「温泉玉子」「春巻」「ねぎ塩豆腐」「中華麺+胡麻ダレ」「蒸し鶏とメンマ和え」である。
11時46分。
3巡目は、和の風情で、攻める。
「茶そば+なめこ」「北寄とアスパラガスのかき揚げ+紅梅塩」「高菜の混ぜご飯」「平目の薄造り」の、4点盛り(^^)
11時55分。
個人的メインディッシュとして、「豚肉と男爵芋の鉄板焼」を、つつましくいただく。
同時にデザートとしてチョイスしたのは、「ポテトのヴィシソワーズ」「フルーツサラダ」「紅芯大根とポロ葱のエチュベ」「青野菜とくるみのピザ」。
12時33分。
胃袋にまだ若干の隙間があったため、それを埋めるべく、最後の仕上げ。
「季節の野菜カレー+サフランライス」「エスプレッソ」で、この豪華ビュッフェを、完結させたのである。
12時45分。
満腹後の、シガータイム。
このシガールームが、これまた素晴らしい!
「クリアフォレスト」を使用したというこの場所は、タバコの煙くささとは無縁の、なんともアロマティックで、爽快な空間なのだ。
灰皿の意匠が、これまたエクセレント。
こんなにコストの掛かった喫煙室を見たのは、私の生涯で、初めてのことである。
12時50分。
五臓六腑に栄養とニコチンを行き渡らせた後は、湯ったりと入浴タイム。
もちろん、バスタオル・シャンプー・リンス等の温浴アイテムは、デフォルトで用意されている。
妻曰く、湯温がやや熱めに感じたとのことだった。
だが、私にとっては実にイイあんばいであった。
爽快な汗とともに体中の老廃物を一掃したような気分で、至極満足。
13時50分。
風呂上りの「サッポロクラシック」で、水分補給し、妻が上がってくるのを、犬のように待つ。
そして14時31分。
上がってきた妻とともにテラスに出て、森林浴タイム。
売店で購入の「アサヒスーパードライ」を飲みながら、ゆるやかな時間の流れに、身をゆだねる。
15時過ぎ。
パラグアイ出身の「カンテロ デュアーテ セシリア」さんの透き通るハープの調べを堪能。
それは、まるで三半規管を浄化するかのように、岩に染み入る蝉の声の如く、響く。
そして我々夫妻は、15時30分発のバスで、真駒内へと向かい、帰路に着いたのである。
来る前までは、時間的にタイトかと思っていたが、全然そんなことはなく、この「定山渓 鶴雅リゾートスパ 森の謌」を、ゆったりと満喫できた。
満足度120%の、素晴らしいビューティフルサタデーであった。