日曜日の「第5回ハチマルカーミーティング」には、D氏のVWポロで出掛けた。
氏は数年前に、エルグランドから、このクルマに乗り替えていたのだ。
「シーブルー」という名の、ソリッドの青が、美しい。
そのグレードは、「TSIコンフォートライン ブルーモーション テクノロジー」。
1.2リッター4気筒SOHCエンジンを、ターボで加給。
いわゆるひとつの「ダウンサイジングエコエンジン」を、積んでいる。
履くシューズは、ダンロップの「SP SPORT 01」。
噂によると、「ハンドリング性能を際立たせる左右非対称パターンを採用。ドライ路面のみならず、排水機能を計算しつくしたパターンでウェット路面でも性能を発揮するタイヤ」なのだという。
だがしかし、悲しいことに、私がマストと信じて疑わない「スペアタイヤ」は、未装着・・・(涙)
フルトリムされていない後席ドア内側も、気にすれば、気になる点である。
助手席の尾車氏が好みのポジションで腰かけた際のレッグルームは、このように、ややミニマム。
このあたりは、スペースユーティリティを徹底して追求した国産コンパクトや軽自動車には、及ばない点である。
だが、VWは、この部分については割り切っているのだろう。
コストを費やすところについての考え方が、日本車とは違うのである。
緻密なデザインの2連メーターに、シボの使い方が巧みなインストルメントパネル。
ロータリー式スイッチで、左右のスポットランプ兼用となる、後席ルームランプ。
そして、なによりも素晴らしいのが、その走りである。
ロードノイズ遮断などの静粛性はそこそこながらも、コンパクトカーでありながらも、堅牢な安心感がある。
固めのシートも、ロングドライブでは心地良く、疲れをまったく感じさせない。
アスリートの筋肉のように、芯を残しながらもしなやかに凹凸を受け止める、その脚。
やはり、出自が違うというか、目指すところが違うというか、漢であるとしか言いようが無い。
ちなみに、今回の札幌~夕張間のグランドツーリングにて。写真を撮り忘れてしまったが、メーターパネル内の燃費計は、なんと22km/Lを示していた!
このクルマが新車で200万円そこそこで買えるとは・・・
あらためて、VWの底力を感じ、ココロが震えた、そんなホリデイであった。