その日は、日清の「THE NOODLE TOKYO AFURI 限定 柚子辣湯麺」で、孤独なランチ。
本年2月20日に、ローソンで税込216円で購入したモノだ。
原材料のキーポイントとなるのは、やはり「ゆず皮」の存在でありましょう。
基本的に、「具・スープ・麺が一体の、オール・イン・ワン」。
だが、お召し上がりの直前に入れる「紅い香油」だけが別袋となっている。
待ち時間は4分と、若干長め。
そして、いざ実食である。
「紅い香油」を注ぎ込むと、それは色鮮やかで、熱き血潮のように、胸を焦がす。
細くしなやかで優しげな、小麦がかほるその丸麺。
麺を啜るとまず感じるのが、柑橘系の爽やかな酸味!
そこに組み合わされる真っ赤なスープは、その色彩から想像した通りの、しっかりとした辛さ!
しかしながら、飲み進むうちに、だんだん舌が慣れてくる。
その領域にたどりついてしまえば、もう、こっちのものだ。
味噌系のまろやかさとハンド・イン・ハンドした柑橘系の酸味が、その辛さをオブラートするかのように感じられ、野生の嵐が吹くかのごとくだ。
完食後。鼻の頭から吹き出した汗が、カップの中に、ポトリと落ちた。
だが、それとと同時に、なにか「やり遂げた感」が、私をベルベッドのように包む。
後味に残る柑橘系の酸味は、あくまでも爽やか。
きわめてスポーティな、ランチタイムであった。